ひと言かけるだけで乗降が変わる?
交通手段の一つとして使われる電車。特に大きな都市であればあるほど、その需要は計り知れない。だがそれゆえに乗れて当たり前、降りられて当たり前になっていないだろうか。
地方出身の私が上京して初めて感じたのは、電車の路線の多さだ。私からすれば電車はどちらかと言えば遠くに出掛ける際に使うものという印象だった。だから近い場所でも電車を利用するというのが新鮮に感じた。今ではさまざまな路線を扱うことにも慣れたが、いまだに慣れないのは無言での乗り降りである。
乗客が多くないときはいいが乗客が多いとき、人を掻き分けて降りなければいけなかった経験が電車を利用するうえで誰しもあるはずだ。そのとき、ほとんどの人が無言で掻き分けて降りていく。それがごく当たり前のように。
その際、スムーズに動けなかったり、立ち退いてくれない人もいるから無理に掻き分ける。その掻き分けが原因で掻き分けられた人が別の人にぶつかったりする。自分のせいではないのにぶつかった人に非難の目を向けられる。
けれども降りるときにひと声あると、上記のようなことが少しは緩和されるのではと思う。私自身ひと言かけるようにしているが、スムーズまでとはいかないものの、ほとんどの人が出られる道を作ってくれるので出やすいと感じている。
電車内で声を出すのは恥ずかしい部分もあるが、誰がどこで降りるかなんて分からないのだから、恥ずかしがらずに声をかけてほしい。座席同様に乗降する際も譲り合いの精神が大切だと思う。
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