福岡在住バンド、図鑑と桜美林大学学生のコラボMVが完成

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桜美林大学(東京都町田市)芸術文化学群ビジュアル・アーツ専修の杉森順子教授の授業の取り組みで、福岡を拠点として活動するポップビートバンド“図鑑”の楽曲で、新・銭湯ドラマ『のの湯』の主題歌である「ゆら、ゆら、ゆら」のMVを制作した。
図鑑、桜美林大学学生 (okmusic UP's)

今回のMV制作は、同大芸術文化学群の新たな取り組みとなる、産学連携によるProject Based Learning事業。同学群杉森順子教授監修のもと、ビジュアル・アーツ専修で芸術文化特講(デジタル映像制作)の授業を履修する14人の学生により、4月の授業開始からMVの企画提案、構成、撮影ロケーションの選定、エキストラの出演交渉、小道具制作、演出、撮影、編集まで、全てが初めての挑戦ながらも学生主導で行なわれた。

2カ月半の準備を経て行なわれた撮影は2日間にわたり、福岡在住の図鑑のVo平山カンタロウと緊張感と温かい雰囲気に囲まれながら桜美林大学町田キャンパス内で実施。

杉森教授は、今回初めて実施した本取り組みについて、“学生たちに、社会人として必要なスキルを実践的に学び、やり遂げる経験を得て欲しいという思いからこのプロジェクトを開始しました。1人1案の企画出しやプレゼンテーション、撮影、編集を経て、クライアントに納品、評価を受ける映像制作の工程は、他の職種の業務内容にもあてはまります。特に今回はプロアーティストの作品づくりに関わることで、学生たちは責任感を持って取り組むことができました。学生たちがディスカッションを重ねて作り上げた作品は、彼らの生き生きと活躍する姿が映像からあふれるような内容に仕上がっています。今後も実践に基づいたプロジェクトを提供することで、学生たちには社会で役立つ経験を積んでもらいたい”とゼロから創り上げた学生を労うと共に今後の芸術文化学群の新たな取り組みへの期待を寄せました。

桜美林大学芸術文化学群では、演劇・ダンス、音楽、ビジュアル・アーツという三つの視点から芸術をとらえ、社会における芸術の役割を理論と実践から追究している。今回、MV制作を行ったビジュアル・アーツ専修では、「ファインアート」「デザイン」「映画・映像・アニメーション」の3つの領域を中心に、理論と実践を横断的、複合的に学ぶことで新たな価値を創造する力を養成。また、2020年4月には、同学群専用の「東京ひなたやまキャンパス」(東京都町田市本町田)が新規開校予定となっており、カリキュラムや教育施設を充実させ、更なる専門的な学修環境を整える。
【コメント】

■MV制作監督 澁谷琴音さん(2年)

「原案制作者として監督に抜擢されたものの、絵コンテ作成や撮影など、すべてが初めての経験。とまどうことばかりでしたが、杉森先生や制作担当の齋藤さん、みんなの手を借りながら良いものができたと思います。作品制作の工程やそれに関わる人の動きなどを学ぶことができました。曲のほっこりした雰囲気を表現した手作り人形に注目して欲しいです」

■MV制作担当 齋藤洋佑さん(2年)

「プロジェクト全体のスケジュール管理や撮影場所の申請などを担当。作品を俯瞰的な立場から見る“裏方”の仕事です。各担当の良い作品を作りたい気持ちと迫る期日の折り合いに悩みながら、調整する能力が身についたと思います。桜美林学生に親しみのあるスクールバスでの撮影など、ロケーションが醸し出す雰囲気を感じてもらいたいです」

■平山カンタロウ(図鑑Vo&G)

「福岡在住ミュージシャンのMVを東京の若い大学生達が撮影するという、距離と世代を超えた一つの作品作りは、想像を遥かに超えてエネルギッシュで、爽やかで、何よりも真っ直ぐでした。図鑑と桜美林大学の素敵な学生達。最高のメンバーで作り上げた作品です。図鑑だけでは思いつかない面白いアイデアもたくさん詰まっています。たくさんの人に届きますよう!」
デジタルシングル「ゆら、ゆら、ゆら」
配信中
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