ブライアン・イーノ傑作AL『アポロ』製作ドキュメンタリーがYouTubeで公開
1983年にブライアン・イーノが、彼の兄弟であるロジャー・イーノ、そしてプロデューサーのダニエル・ラノワと共に製作・発表した傑作『アポロ』。
今回、オリジナル・アルバム以来、36年ぶりの実現となったブライアン・イーノ、ロジャー・イーノ、ダニエル・ラノワのコラボレーションを追ったドキュメンタリーが、NASA所有の記録映像と共にYouTubeで公開されている。
アポロの月面着陸50周年である2019年。リアルタイムでその瞬間を体感したイーノのインタビューで始まる本映像では、オリジナル・アルバム、そして今回のリイシューを製作する上でどのような過程があったのか、それぞれの言葉で裏付けされることによりさらに深く本作の真髄を感じられる内容となっている。
もともと月面開拓のドキュメンタリー映画『宇宙へのフロンティア』のサウンドトラックとして制作され、その後も映画『トレインスポッティング』やロンドンオリンピックの開会式でも使用されるなど、時代を超えた名盤として愛され続けている本作が、オリジナル・アルバムの最新リマスター・ヴァージョンに、11曲の新曲で構成されたボーナス・ディスク(『宇宙へのフロンティア』のサウンドトラックを再構築したもの)を加えられたエクステンデッド・ヴァージョンで装いを新たに登場。
宇宙空間を漂い続け、生まれ育った地球を懐かしんで見るような幽玄的かつ美しいサウンドスケープを体験してみよう。(三)
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1969年の7月、ちょうどアートスクールに通うためにロンドンに移り住んだ時だった。私は教授の隣の部屋に住んでいて、ある日その教授が「彼らが月に着いたよ」って言ったんだ。それから一緒に小さくてぼやけた白黒のテレビの映像を見た。何が素晴らしかったかって…その映像を見て、窓から見える満月を見て思ったんだ。ー「なんてこった、これはまさに今、あそこで起こっていることなんだ」って。世界が変わったって思えた瞬間だったよ。
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