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我儘ラキア:【インタビュー】「StartingOver」リリースインタビュー「面白くないなと思うことも多いから、”アイドル”というジャンルの中では常に尖っていたい。”今”を大事にしているから”衝動”を感じたい人は我儘ラキアに来て欲しい」

我儘ラキア:【インタビュー】「StartingOver」リリースインタビュー「面白くないなと思うことも多いから、”アイドル”というジャンルの中では常に尖っていたい。”今”を大事にしているから”衝動”を感じたい人は我儘ラキアに来て欲しい」

「われがままに。自分らしく歌う。」  星熊 南巫、海羽凜、川﨑怜奈の3人組、エモ× ロック×エレクトロを軸にしたサウンドとアイドルの枠に収まらないアグレッシブなライブパフォーマンスが話題のユニット、「我儘ラキア」が7/9に、2016年の結成以来およそ3年間で発表してきた全20曲を収録したフルアルバム「StartingOver」をリリースした。「我儘ラキア」は一度ライブを見ると虜になってしまうほど、力強く、心を揺さぶられるライブを展開している。ライブの本数は3年間で500回以上。その力量の高さに、多くの人々から注目を集めている。そんな「我儘ラキア」にインタビュー取材を敢行。我儘ラキアとは一体どんなグループなのか、どんな思いを抱いているのか、そして魅力的なライブではどんなことを意識しているのかを訊いてみた。彼女たちの口からよく出た言葉は『過去』でもなければ『未来』でもない、『今』。この『今』ということがどういうことなのか。このインタビューを通して、我儘ラキアの凄さを理解して頂きたい。彼女たちが話す言葉には感銘を受けると共に、その素晴らしいライブを展開している理由が分かるはずだ。それだけではなく、フルアルバム「StartingOver」からメンバーの好きな曲を選んでもらっている。このインタビューを通して、2019年夏の「我儘ラキアの今」を映し出せたら良いと思っている。

取材・文:石山喜将(@rayiris_yi)

▼我儘ラキア インタビュー目次

我儘ラキアとはどんなグループ?
我儘ラキアのライブに懸ける思い
アルバム「StartingOver」での好きな楽曲、解説
我儘ラキアの今後について

星熊南巫

川﨑怜奈

海羽凜

「我儘ラキア」とは、”今”というリアルタイムを映し出し、現在の衝動・感情をすごく大事にしているグループです

ーー今回、初インタビューです。「我儘ラキア」というグループがどのようなグループなのかを簡単に教えて頂けますか?
星熊南巫(ほしくま みなみ 以下、星熊):過去に思ったこと、起こったことやずっと変わらないものなどがこの世の中には沢山あると思うのですが、それよりも『今』起こっていることや『今』思っている感情などをすごく大事にしているグループです。実際に私たちの一年前のライブと今のライブでは全然違うものになっていると思います。そんな『今』の全てを大切にしている、グループ名通り『我儘』に自由度の高いグループです。
川﨑怜奈(かわさき れいな 以下、川﨑):『我儘ラキア』だからね。我儘に活動しています。
ーーただ”我儘”というのも『自分勝手』という意味ではないんですよね。自分の表現したいことをそのままに表現しているという意味での『我儘』。
星熊:そうです。ライブを中心に、自由に表現して活動しています。
ーー今のアイドルシーンにとっても貴重な存在だと思います。好きなことやっている時こそ輝くと思っているので、我儘ラキアさんは以前から輝いていると思っていました。また『エモ』と言われることが多いと思います。
星熊:我儘ラキアの音楽は感情的なものもあれば、結構可愛い曲もあります。ジャンルはバラバラではありますが、やっている本人達が感情的にライブ、パフォーマンスをする時が多いので、”エモ”と言われることが多いのだと思いますね。実際、音楽的にはそこまでエモくはないと思っているので。
ーーそうなんですかね。アイドル界ではここまでエモーショナルな音楽をやっているグループは少ないんじゃないかなと思います。
星熊:本当ですか? ただ我儘ラキア単体だけだとそこまで”エモい”という訳ではなくて。お客さんとの関わりがあるからこそ、結果的にエモくなっていった曲が沢山あります。それは救われたポンチだよね。
川﨑:救われポンチ?(笑)。まぁそうだね。
ーー我儘ラキア立ち上げから紆余曲折あり、そこに付いてきてくれたファンと共に成長していった、そしてそこにライブや楽曲が付いて来たというイメージなんですね。
星熊:そうですね。一緒に大きくなったと感じることはよくありますね。

「我儘ラキアは一本一本のライブを全く同じにせず、毎回100%の力で行なっています。良し悪しはあるけど、それが『今日の私たち』だと思っています」

ーーここまでお話頂いた部分に被ってしまうところがありますが、魅力の一つである、我儘ラキアさんのライブはどのようなものですか?
星熊:心掛けていることとして、一本一本のライブが同じようにならないよう注意しています。新曲がある時など、セットリストが変わる時はあるんですけど、ほとんどのライブではセットリストなど大きく変わることはないし、自分たちは現状、ライブを月に平均20本ほど行なっているので、見ている人たちをいかに飽きさせないか常々考えていますね。例えば曲中に喋るパートがある曲があるんですけど、その内容は前と全く同じにならないようにとか。ライブをしっかり”生物”として扱いながら大事にしている所は魅力ですし、一本一本のライブを100%の力でやっているところもまた魅力です。それは『今』というのを重視しているからです。
川﨑:その日の感情、その時のライブの雰囲気などによって、みんなでどのようなライブにしようか話し合っています。
星熊:なるべく「こういうものはこう」のような固定観念を捨てて、”生感”を大事にしています。『今日のライブ』を、『今日の自分たち』でパフォーマンスすることは最近の売りですね。
川﨑:それは自分たちがステージに立つためへの意気込みでもあります。
ーーなるほど。そのライブの中で「言ってくれるメッセージが良いよね」というのをよくお話に聞きます。「心に響くよね」という意見ですね。楽曲だけじゃないそのような部分も相まって、我儘ラキアさんのライブの良さに繋がっているのだと思います。
星熊:「My life is only once」という曲があって、この曲中に喋る時間が30秒あるんですけど、30秒という時間は言いたいことがある時は短いし、まとまらない時は長く感じるんですね。30秒というのは難しい時間なんです。大変ですけど、ここのパートで『今』の想いを伝えていますし、伝えなきゃいけないと思っています。
自分たちのライブではなるべくMCをせず、1曲でも多くやりたいという気持ちがあるんです。楽曲を止めてまでわざわざMCをやりたくないな、と。だから「My life is only once」にある30秒間でしっかりと『今日のライブ』について語れるように考えています。でもダメなときは全然うまくいかないですよ。いつも100発100中ではないので。だからそうやって褒めて頂けるとすごく嬉しいですけど・・・。
川﨑:それこそこのパートで、「今日のライブはこうだったんだな」という手応えみたいなものを実感しますね。やっている(星熊以外のメンバー)2人も聞いていて「今日はめっちゃイキってるな」とか「今日はちょっと悔しいこと言ってんな」とか分かります(笑)。ここが『今日のライブ』の全てなんじゃないかと思います。
星熊:この曲、今まで300本くらいのライブでやっています。1日2本ライブがある時、どちらにも入れていますからね。・・・ここで言うことが悔しくて嫌になることもあるんですよ。そんな自分が嫌というか。簡単に言えば病んでくるんですけど、ただその後のライブの日程は迫ってくるし、次のライブでも言葉はお客さんに渡し続けないといけないし。だからすごい落ちる時もあるんです。ただそうやって病んでしまうこともあるけど、お客さんから「その言葉、良い」 「心に響いた」 「すごく元気がもらえる』とか言ってもらえると、やってて良かったなと思いますね。
ーーそのような波があるからこそ、リアル感が出るというか、ライブ1本1本を全力でやっているんだなと思いますね。60、70%でこなすという訳ではなく、100%でやっているからこそその日の良し悪しは出てしまいますよね。これも似た話になりますが、ライブで皆さんが心掛けていることは何かありますか?
川﨑:先ほどもお話させて頂きましたが、同じライブ内容にしたくないですし、ただ歌って踊っているだけには見られたくないんです。あとは曲によって表現をしっかりと変えています。この曲ではおちゃらけていこうとか、この曲は真剣にやろうとか。曲によって気持ちを変えるということを私は心掛けています。
星熊:ライブ中には必ず嘘は付かないように心掛けています。MCでも絶対嘘は吐かない。それはここ何年、ずっと心掛けていますね。どれだけ頭の中で考えていた文章があったとしても、状況が違う場合はそれを使うのを止めて、本音で話しています。例えば、楽しくなかったら『楽しかった』とは言わないですね。
ーー先ほどのお話にもあった、感情のそのままを大事にしていることですね。
星熊:そうですね。だから嘘は付かないです。
ーーそれでは海羽さん。
川﨑:やっと出番回ってきた!(笑)。
星熊:頷く担当だからね(笑)。
海羽凜(かいね りん 以下、海羽):我儘ラキアとラキアのファンってライブをしている時など、他のグループよりも距離感が近いんですよね。心の距離。それはラキアが結成してから色んなことがあって、それでもここまで付いてきてくれたファンがずっと応援してくれた。心の距離の近さは重要だと思います。だから一つ一つの曲で、常に心が近い状態で居たいなと思いますね。アイドルとお客さん、じゃなく。私はそれを常に感じることができるようにパフォーマンスすることを心掛けています。
ーー 一緒にライブを作っている側というか。
海羽:そうですね。一体感ですね。その一体感を作ることをすごく心掛けています。
ーーなるほど。まだライブに行ったことのない方に向けて、こうして欲しいとか、このようにしたらすごく楽しめるみたいなコツのようなものはありますか?
川﨑:手を上げてくれるだけでもめちゃくちゃ嬉しいですね。一緒に手を上げてくれたり、拳上げてくれたりするだけですごく嬉しい。会場のその姿を見ると、ライブをしっかり見てくれているんだなとか楽しんでくれているんだなと実感します。現場によってモッシュやサーフなど激しい時もありますが、それを絶対やって欲しいという訳ではないです。衝動的に、その時の気持ちに合わせて楽しんでくれたら一番良いかなと思います。その人の一番合う、見たい見方をして欲しいです。
ーーなるほど。自分の楽しみ方で「我儘ラキア」を楽しめれば良いのですね。

フルアルバム「StartingOver」の中からメンバーの好きな曲、オススメな曲の紹介、解説

ーー7/9に3年間で製作した20曲の楽曲の入ったフルアルバム「StartingOver」がリリースされました。このアルバムの中で好きな曲、オススメの曲を一人一人教えて頂けますか?
海羽:アルバムでいう14曲目「Trash?」という曲です。この曲はすごく汚い世の中に対して歌っている曲なんですけど、サビに『壊す』という歌詞が入っていて、『弱い自分を壊す』という曲なんです。
星熊:本当に『壊す』という意味合いは強いです。”闇”と思われることは簡単だし、逆に自分たちがそういう”闇”というか、その力を使って人を引き込んで落とすことは簡単。ただ落とすことはできても、そこから掬い上げることはすごく難しいと思うんですよね。だから「Trash?」の歌詞の『世界は暗い でも光を持っているんだ』というワードはすごく好きです。私個人としてはダークな曲やバンドが大好きなんですけど、我儘ラキアはそっち側よりもみんなを引っ張るような、引き上げるような存在になりたいなと思うことがよくあります。「Trash?」は一見、攻撃的な歌ですけど、実はみんなを引っ張り上げている曲なんだと思います。「そんなしょーもない自分壊しちゃえ!」のようなメッセージ性はすごく良い。
海羽:そうなんです。この曲はお客さんに対しての曲なんですよね。色んなこと言われてた時にリリースした曲なので。
ーーなるほど。想いの詰まった曲ですね。海羽さんは「Trash?」がおすすめ。川﨑さんはいかがですか?
川﨑:前提として、全部好きなんですけど、アルバムの5曲目「Sing with you」は意外に思われるかもしれないですけどすごく好きです。思われている我儘ラキアのイメージとは全然違う曲だと思うんですよね。可愛い感じの振り付けだし、可愛い口調で、ポップに歌っている。「Sing with you」をやる時は観客みんなで輪を作るので、さっき話で出ていた『一体感』を特に感じることができる曲なんです。みんなが一つになって円を作っているのを見ると、心にグッと来るんです。だから「Sing with you」は楽しい気持ちになれますね。私は性格的には暗い感じではなく、楽しいのが好きなので。盛り上がっていこう!と思っているような性格です(笑)。楽しい曲はめっちゃ好きですね〜。我儘ラキアとして、この曲ようなジャンルの曲を初めてリリースしたタイミングで私が加入したんですね。プロデューサーさんは私が入ってから我儘ラキアが一番変わったと言ってくれました。「楽しい」という感情が我儘ラキアに加わったと言って下さったんです。すごく嬉しかったですね。
だから「Sing with you」ではめっちゃ笑顔にできるというのが私にとってすごく気持ち良いんです。そして一体感も感じることができる。すごく好きな曲ですね。まぁたまにしかやらない曲なんですけどね(笑)。ただ「Sing with you」がおすすめと言いましたが、我儘ラキアの曲はもちろん全曲良いですよ!例えば12曲目「Days」とかも一体感は出ますが、また違う気持ちになれる曲ですね。
星熊:私も「Trash?」が好きなんですけど、今回のアルバムを作る時にもう一度楽曲を聴き直してみたら、改めて2曲目の「ゼッタイカクメイ」はめっちゃかっこいいなと思いました。
ーー 一番初期の曲ですよね。
星熊:そうですね。内容として言い訳しちゃダメだと歌っています。言い訳しそうになる弱い自分に対して心にすごく刺さるんですよね、特に歌っている時に。この曲、結構きついこと言っているんですよね(笑)。歌詞を文章として改めて読んでみると改めて考えさせられるので、すごく良い曲だなと思いますね。「ゼッタイカクメイ」は結構アッパーな曲だし、結構笑っているけど、意外と我儘ラキアの本質を表している曲だと思います。
ーー 初期の頃に作った曲だからこそ、改めてその思いや気持ちを考えさせられるんですね。アルバムについて何か追加で伝えたいことがあればお願いします。
星熊:アルバムを制作する時、改めて全曲RECし直し、音源のバンド演奏なども変わりました。リズムパターンなどまたすごくアレンジされていて、より一層、実際にバンドが演奏しているような”生感”が出ており、迫力があります。前の音源とはその違いがすごく出ていますので、ぜひ聴いて体感して頂きたいです。

「まだまだ視野が狭いと思うことが多々あります。もっと視野を広げていきたい。そして今をもっと更新続ける」

ーーありがとうございます。今後の目標教えて下さい。
海羽:7/14 福岡からスタートするツアーがあるので、まずはそこに注力したいです。
星熊:ツアーでは今まで行ったことのない場所でライブをします。思い出作りではなく、「やばい奴らきた!」のようにインパクトを残していきたいですね。
川﨑:伝説残す、みたいなね(笑)。
星熊:そうだね。我儘ラキアが伝説のような、何か爪痕を1箇所1箇所残していけたら良いなと思います。
ーーありがとうございます。我儘ラキアが各地で話題になって欲しいなと強く思いますね。長期的な目標はありますか?
星熊:自分たちは様々な活動をしていますが、自分たちが見ている世界はまだまだ狭いなと思っています。大きいフェスに出た時に「視野狭かったな」と思うことが多々あるので、このような活動している以上、もっと視野を広げたいですね、生きている限り、更に多くの人に知ってもらいたいですし、自分たちが経験したことないことをもっと味わいたい。・・・昔は良かったよねと言われることもあるんですよ。「昔はすげぇエモかった」みたいな。でも”今”を生きているから。昔で生きている訳じゃない。今をもっと更新し続ける。そしてもっともっと大きい世界にファンを連れていくのが目標です。
ーー最後に記事を読んでいる方に向けてメッセージ頂けますか?
星熊:今のアイドルの業界では色んなジャンルのグループ、音楽があるし、なんでもアリになっている中で、逆に”なんでもアリ”が”なんでもなくなっている”と感じるんですよ。面白くないなと思うことも多いから、自分たちはその”アイドル”というジャンルの中で、常に尖っていたいです。私たちは”今”というものをすごく大事にしているから、”衝動”を感じたい人などはぜひ我儘ラキアのライブに来て頂きたいです。自分たちでもそれが合っているかどうかは分からないんですけど、分からない中で自分たちの信じた道を進み、パフォーマンスをしていくので、「勇気が欲しい」とか「元気もらいたいな」という人がいましたら、我儘ラキアが絶対元気にするので、絶対ライブに必ず来て下さい。
【我儘ラキア OFFICIAL】
◆我儘ラキア公式ホームページ
◆我儘ラキア 公式Twitter @wagamamarakia
◆星熊南巫 @rakia_minami
◆海羽 凜 @rakia_rin
◆川﨑怜奈 @rakia_layna
◆MIRI @rakia_miri_rbs


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