次世代交通ハイパーループ、米ノースカロライナ州でも導入検討

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時速1000キロでの走行が可能となる次世代輸送システム「ハイパーループ」の開発を行うヴァージングループ傘下のHyperloop Oneは、米国ノースカロライナ州でハイパーループ導入に向けた本格的検討を開始したと発表した。

リサーチ・トライアングルという広域都市圏とローリー・ダーラム国際空港を結ぶルートが対象となる。同社にとって、米国でのハイパーループ導入検討州は9州目。

・駅間を10分で

7月12日にノースカロライナ州交通当局やHyperloop Oneなどが会合を開き、そこでハイパーループを導入する場合のルート案が示された。案は、ローリー、ダーラム、チャペルヒル、そしてローリー・ダーラム国際空港を結ぶというものだ。

事前に行われた実現可能性調査によると、ローリーからダーラム、またはチャペルヒルまでの所要時間はわずか10分以下となることが予想され、実現すれば移動時間を大幅に短縮できる“足”を市民に提供することになる。

・地下に専用トンネル

ハイパーループは地下に専用のトンネルを掘り、そこを客を乗せた専用のポッドが高速で走る。地上と違って交通渋滞などの影響を受けず、また電気で走行するので環境にも優しいとされている。

ハイパーループの開発はHTT(Hyperloop Transportation Technologies)も展開していて、両社ともに米国内外で地元当局とともにプロジェクトを進めている。

Hyperloop Oneは米国内ではミズーリ州、テキサス州、オハイオ州、米国外ではアラブ首長国連邦・ドバイ、インドなどでプロジェクトを抱え、その一方でラスベガス郊外にあるテストトラックで試験を行なっている。

Hyperloop One

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