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世帯年収900万円,出産祝い170万円,保育所に楽々入所のシンガポールは、日本より出生率が低い(今日もシンガポールまみれ)

(日本)年427万円
「所得の分布状況」『厚生労働省』
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa09/2-2.html

(シンガポール)年約900万円
https://twitter.com/uniunichan/status/1096228536543784960

(シンガポール)(新興住宅地以外は)すんなり入れる
「NTUC First Campus to add 4,000 pre-school places by 2021, bringing total to 24,000」『The Straits Times』
https://www.straitstimes.com/singapore/education/ntuc-first-campus-to-add-4000-pre-school-places-by-2021-making-it-24000-in-total

シンガポールに駐在となった家庭で、子育てをしている日本人の母親は、育児への理解でシンガポールが圧倒的と口をそろえます。最近、ツイッターでバズった動画です。オジサンが電車(MRT)で子どもにトムアンドジェリーの動画を見せていて、キュートです。

My father befriended a tiny human in the train today. They’re watching Tom & Jerry. 😂😂

ポイントは、通りすがりで、異民族間であっても、子どもには寛容ということです。バズるぐらいなので、そこまで他人の子どもをあやすことは普通はないのですが、妊婦に席を譲る、ベビーカーを運ぶのを手伝うのはよく見かけます。日本での過酷な仕打ちをうけた母親には、天国です。

日本で所得が最も低い沖縄が、出生率が最も高い

日本で最も出生率が高い県は、沖縄です (2016年)。最も低いのは東京です。合計特殊出生率は、沖縄が1.95もありますが、東京は1.24しかなく、全国では1.44です。

内閣府: 6 地域比較 都道府県別合計特殊出生率の動向
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2018/30pdfhonpen/pdf/s1-6.pdf

その沖縄は、一人あたり県民所得は全国最低で216.6万円。一方、東京は全国最高で537.8万円。全国平均は319万円です。(2016年)
ネット世論の「カネがないから子どもを産めない」とは真逆の結果です。

内閣府: 県民経済計算
https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/sonota/kenmin/kenmin_top.html

県民経済計算

※注: 県民所得は県民雇用者報酬に加えて、財産所得と企業所得も含まれます。そのため、体感より高い数値となります。

「子育ては趣味」

上記したネット要望以外での、出生率低下の原因です。

・「子育ては趣味」への価値観の変化
・晩婚化: 女性の社会進出。女性が生殖に最も適した年齢で学校や職場を離れられない。
・未婚化: お見合い結婚の崩壊

私がツイった「子育ては趣味」に反響があったのは、意外でした。まだ共通認識でないことが、わかったからです。

先進国の少子化は
・経済状況
・子育て環境
を親は理由にしますが、子供が経済の担い手だった時代から変わって、子育ては趣味となった価値観の変化が大きい可能性があります。いくら政府が補助をしても、マイナスへの補填にすぎなければ、経済的にプラスだった時代ほど産まないのは、当然の帰結かと。

当事者である親は、経済状況や子育て環境を、少子化の理由にしますが、本当にこれが理由でしょうか。顧客に「求めているもの」を聞くと、自分が欲しいものが何か分かっていなかったり、言語化できなかったり、利益誘導からポジショントークをすることはよくあります。
現代社会は、子どもは家計の担い手ではなくなりました。一昔前では、子育てをする主戦力は子どもであり、家の手伝いなどから始まる”児童労働”は一般的でした。現在の倫理観では受け入れられませんが、当時の子どもはそうやって、家庭内に居場所を築いていました。また、成人した後も、跡取り以外は、仕送りがあてにされ、他家から結納の形で”補償”が行われました。親が子どもを産むことは、経済的な利益でもあった時代です。

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