ニューヨークの地下鉄で非接触型決済による新たな自動改札システムを試験的に導入

米ニューヨーク州都市交通局(MTA)は、2019年5月31日、米サンディエゴを拠点に交通システムソリューションを開発する「Cubic」との提携のもと、非接触型決済による新たな自動改札システム「OMNY」を試験的に導入した。

・クレジットカードやスマホ決済にも対応

「OMNY」は、前払い式の専用交通ICカードのほか、非接触型決済に対応したクレジットカードやキャッシュカード、Google PayやApple Payなどのスマホ決済サービスに対応したモバイル端末やウェアラブル端末で利用可能。

カードや端末を自動改札機にかざして、乗り降りする仕組みだ。

また、「OMNY」の公式サイトで会員登録すると、乗車履歴が閲覧できるほか、支払方法を変更したり、カスタマーセンターにいつでも問い合わせできる。

・2023年までに全面移行へ

「OMNY」は、現在、ニューヨーク市地下鉄4系統、5系統、6系統のグランド・セントラル-42丁目駅からアトランティック・アベニュー-バークレイズ・センター駅までの区間と、MTAが運営するスタテン島の路線バスで試験的に運用されている。

今後、対象エリアを順次拡大し、2023年までに全面移行する計画だ。

なお、MTAが1993年から発行してきた磁気ストライプ式プリペイドカード乗車券「MetroCard(メトロカード)」は、全面移行までの間、引き続き利用できる。(文 松岡由希子)

OMNY

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