「正しい緑色に塗り直せ!」 記念碑のT-34の塗装が気に入らなかった男が赤いスプレーをぶちまけて逮捕

一体、どんな緑色なら満足だったんだよ……。

ロシアで、記念碑として設置されている戦車の色が気に入らないという理由で赤いスプレーを吹き付けた男が逮捕された。

渦中の戦車は、スターリングラード攻防戦の後方拠点となったサラトフの市内に戦勝記念碑として設置されているT-34-85。砲塔に「祖国」と銘打たれたこの戦車は、第17機械化旅団第126戦車連隊に所属して英雄的に戦い、最後はポツダムでドイツ擲弾兵のパンツァーファウストに射抜かれて破壊された。その後、改修されて1998年にこの地に設置されたものだという。

逮捕された25才の男は、車体の一部に赤いスプレーを吹き付け、「T-34を正当な色に塗り直すことを要求する」と書いた紙を貼り付けたとされる。取り調べに対して「ここに25年住んできて、戦車の色が何色であるべきか知っている」「それはもっと濃い緑色であるべきだ」などと供述しているという。


戦車はただちに、ボランティアの手によって元の緑色に塗り直されたということだ。男の言い分としては、もう少し茶色味がかったツヤ消し緑にしろということだろうか? また、このニュースを見た人の中には「ベルリンを解放した中にはピンク色の(赤いサビ止め塗料のまま実戦配備された)戦車もいた。ピンクこそ平和国家にふさわしい」などと言う者も。ミリヲタのこだわりは面倒くさいな……。

画像とソース引用:ロシア連邦総務省公式サイトより
https://64.xn--b1aew.xn--p1ai/news/item/16759859[リンク]

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(執筆者: ろくす) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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