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新人記者が国会議事堂に取材許可を求めてみた「たらい回し編」

私、新人山田が国会記者登録をするまでの道のりを細かくノンフィクションで記事にしていこうと思う。

5月8日 初めての内閣府への電話

我が社内には○○をしてくださいというメーリングリストというものが存在する。それを見て、本日何をすればいいか、明日何をすればいいか理解できる仕組みになっているのだが、自分宛に来たメールは驚くものだった。
「山田くん、消費者庁の大臣会見に行って録画とかお願いしたいので、記者登録等準備お願いします。」
そこには記者会見の内容や、内閣府の電話番号、どう電話対応すればいいのか、社会経験の少ない私に細かく丁寧に記載されていた。恐る恐る私は電話を内閣府にかけてみると、普通につながった。

内閣府の電話対応

内閣1「はい、内閣府です。」
山田「東京産業新聞社のヤマダといいますが、消費者庁関連の取材をおこなっており、松原内閣府特命担当大臣記者会見に出席したいのですが、登録の方法など教えてください。」
内閣1「少々お待ちください担当の者と変わります。」
ここで4分ほど待たされる。
内閣2「お待たせいたしました。」
山田「会見出席の件でお伺いしたいのですが。」
内閣2「はぁ。どのような会見でしょうか。」
山田「……、消費者庁関連の取材をおこなっており、松原内閣府特命担当大臣記者会見に出席したいのですが、登録の方法など教えてください。」
内閣2「少々お待ちください。担当の者と変わります。」
ここでが3分ほど待たされる。
内閣3「お待たせしました。どのようなご用件でしょうか?」

ここでほんと、ちゃんと取次ぎしとけよって、心底思う。同じこと何度も言うのはつらい。

山田「東京産業新聞社のヤマダといいますが、消費者庁関連の取材をおこなっており、松原内閣府特命担当大臣記者会見に出席したいのですが、登録の方法など教えてください。」
内閣3「私どもでの管轄ではその辺のことは存じ上げません……ただ、松原大臣は国会でよく会見される大臣ですから内閣府よりも参議院警務部のほうに御電話していただけないでしょうか。」
山田「わかりました。では、警務部の電話番号を教えていただけないでしょうか。」
こうして私は警務部に電話する。

衆議院・参議院警務部の電話対応

参議院警務部「警務部です。」
山田「東京産業新聞社のヤマダといいますが、消費者庁関連の取材をおこなっており、松原内閣府特命担当大臣記者会見に出席したいのですが、登録の方法など教えてください。」
参議院警務部「はぁ、そういうことはウチの管轄じゃないですね。そういうのは衆議院さんの管轄なんですよね。」
山田「そうですか、では衆議院のほうにかけてみたいと思います。ありがとうございました」

衆議院警務部「はい警務部です。」
山田「東京産業新聞社のヤマダといいますが、消費者庁関連の取材をおこなっており、松原内閣府特命担当大臣記者会見に出席したいのですが、登録の方法など教えてください。」
衆議院警務部「あなたどこかの記者クラブに属していますか? 」
山田「いいえ、属しておりません。うちは、記者クラブに属しないニュース媒体になりますので。」
衆議院警務部「ああそう、あなたNHKの記者さんとかそういうとこの知り合い? 」
山田「いえ、存じておりません。私共は記者クラブに属しない形で新規参入したく思い、その登録方法等を教えてもらいたくて御電話しました。」
衆議院警務部「あー、無理だよねえ、ようはフリーってことでしょ? そういう人いるんですよね。誰か国会の記者さんの知り合いとかいればまだ方法はあるんだけどねー。」
山田「方法とはどのような? 」
衆議院警務部「記者クラブに属している記者さんから推薦していれてもらえれば、望みはあるとおもうよ。国会の記者クラブに入ってる記者さんね。」
山田「そうですか。それ以外の形で入るのは無理ですか? 」
衆議院警務部「あるかもしれないし、わからないよねえ、内閣報道室とかに聞いてみて。」
山田「そうですか。ありがとうござました。」

いわゆるタライ回しである。内容を分かりやすくするために要点をまとめて書いてあるが、実際はこの6倍ほどのやりとりがある。所要時間がこれだけで2時間弱かかっている。私は、イライラしながら内閣府に電話するとヒントを得られるかもしれない人にお話をすることができた。

内閣府のA氏(仮名)との会話

内閣府受付「はい、内閣府です。」
山田「東京産業新聞社のヤマダといいますが、国会に入れる記者になるにはどうしたらいいですかね。」
内閣府受付「担当の者と変わりますので少々お待ちください。」

ここで5分ほど待たされる。

内閣府A氏「御電話変わりました。」
山田「東京産業新聞社のヤマダといいますが、国会に入れる記者になるにはどうしたらいいですかね。」
内閣府A氏「うーん……警務部とかそちらに聞かれたほうが」
山田「先ほどもそう言われて、参議院警務部、衆議院警務部両方に電話したんですが記者クラブに属して無いと入れないって言われたんですよね。」
内閣府A氏「あ、そうなんですか? フリーの人とかいると思うんですけどね。」
山田「やはりいるんですか……。記者さんどのような物を見せて中に入られてるんですか? 」
内閣府A氏「記者章というものを皆さんお持ちですね。」
山田「それはどうやって作れば・・・? 」
内閣府A氏「多分ですけど、各々の会社が作ってると思うんですよね。とりあえず行ってみては如何ですか?通行を確認している警備員さんのほうが知ってると思いますし。」
山田「ありがとうございました。では記者章なるものを作って行ってみたいと思います。松原大臣が会見される場所ってわかりますか?」
内閣府A氏「火曜日と金曜日に大臣は会見をなさるので、月曜日と木曜日にFAXをそちらにお送りします。」
山田「ありがとうございます! また困ったらAさんに御電話しても大丈夫ですか?」
内閣府A氏「ええ、結構ですよ。がんばってくださいね。」
山田「ありがとうございました!! 」

こうして次の日、5月9日に私は国会に向かうこととなる……続く。
[画像:Dick Thomas Johnson (flickr)http://www.flickr.com/photos/[email protected]/6700031293/]

※この記事は、ゴールドラッシュの「すこやか山田」が執筆しました。[リンク]

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記者:

滋賀県出身流れ者すこやか山田参上! 色んなメディアや政治、省庁関係、あなたの気になることにブッコんで行くんで夜路死苦!! コテコテの関西人です。元アウトローです。昔はママチャリで東京に行く等無茶な事をしていました。http://gundori.tabigeinin.com/ 重度の2ちゃんねらーです。格闘技と女性が大好きです。

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