森山大道『LABYRINTH (Remix)』、数十年にわたる写真のコンタクトシートをコラージュで再構成

©Daido Moriyama Photo Foundation, Courtesy of ︎Akio Nagasawa Gallery

森山大道個展『LABYRINTH (Remix)』が、Akio Nagasawa Gallery Ginzaにて開催中。会期は、3月15日から5月26日まで。

森山大道は、1938年大阪生まれの写真家。岩宮武二、細江英公のアシスタントを経て’64年に独立。写真雑誌などで作品を発表し続け、’67年「にっぽん劇場」で日本写真批評家協会新人賞受賞。’68-70年には写真同人誌『プロヴォーク』に参加し、ハイコントラストや粗粒子画面の作風は“アレ・ブレ・ボケ”と形容され、写真界に衝撃を与えた。

ニューヨーク・メトロポリタン美術館やパリ・カルティエ現代美術財団で個展を開催するなど世界的評価も高く、2012年にはニューヨークの国際写真センター（ICP）が主催する第28回インフィニティ賞生涯功績部門を日本人として初受賞。16年にはカルティエ・ファンデーションにて「DAIDO TOKYO」展を開催。19年には、ハッセルブラッド国際写真賞を受賞した。

本展では、2012年に制作された「LABYRINTH」シリーズを中心に作品を展示。

本シリーズは、1960年代から2000年代まで数十年にわたり撮影された数々の写真のコンタクトシートを、コラージュで再構成し作品化したもので、会場では、2012年に刊行された写真集「LABYRINTH」（限定1000部・サイン入）も販売する。

©Daido Moriyama Photo Foundation, Courtesy of ︎Akio Nagasawa Gallery

LABYRINTH (Remix) 森山大道
2019年3月15日（金） – 5月26日（日）
GALLERY HOURS | 11:00〜19:00
月曜、火曜、祝日休廊
AKIO NAGASAWA GALLERY GINZA
東京都中央区銀座4-9-5 銀昭ビル6F