ガジェット通信 GetNews

見たことのないものを見に行こう

体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

オーディオテクニカが寿司マシンを販売!?以外な分野に進出する一流企業

オーディオテクニカが寿司マシンを販売!?以外な分野に進出する一流企業

ヘッドフォンやイヤホンなどのオーディオ周辺機器でおなじみのメーカー【audio-technica(オーディオテクニカ)】が、2月に新商品を発表した。なんとびっくり「寿司メーカー」というお寿司を作るマシンだという。あまりにもおったまげたので調べてみた。

ホームページを見ると「食品加工機器」という項目があり、すしメーカー、シャリメーカー、のりまきメーカー・カッターなど、いくつかの寿司マシンが載っている。実は、業界的にはすっかり有名なのだそうだ。

https://www.audio-technica.co.jp/autec/ke/

なぜ、寿司を作るマシンに着手したのだろう? オーディオ機器のどこの部分が寿司マシンに活かせたのだろう? 

音楽がアナログからデジタル時代へ

GetNavi(ゲットナビ) 2013-10-24 発売号
Fujisan.co.jpより

きっかけはなんと1980年代から。数年後には、一般に広まる音源がレコードからCDが常識に、時代が“アナログからデジタル変わる”とわかったことだった。オーディオテクニカはカートリッジ(レコード針)が売上の8割を締めていたため会社存亡の危機が訪れるわけだ。

そこで、社員から新規事業のアイディアを募集した。その中にあったのが、自動で寿司を作るマシンだったそうだ。試行錯誤の上、出来上がったのが「にぎりっこ」という寿司握りマシン。一般家庭用に発売された。

上のケースにすし飯を入れ、ハンドルを回すと一握り分落ちてローラーがシャリの形を作る。当時はテレビCMも流していた。これが結構売れたそうだ。ところが物珍しさで売れた感じもあり、売上は徐々に落ちた。そこへ食品器具を扱う方から「業務用で開発してみてはどうか」と提案され本格参入へ。

業務用とはつまり大量に作る必要があるため、手動のハンドルはオーディオ機器でも使用するモーターを導入し自動に、そしてもともと自主製造していたライン技術を活かすこともできた。こうして、“お寿司を作るマシン”が出来上がり、バブル期の反映もあって売れた。

以来なんと30年以上、寿司マシン事業は続けられていて、世界の日本食ブームも手伝って今では約50カ国でマシンは導入されているそうだ。

そこで他にもあった、近年ちょっと変わった新規事業に挑んだ有名企業を調べてみた。簡単に紹介したい。

【ゲームセンターの「セガ」が「たいやき屋」】

Aqours焼き販売前日、看板取付け完了しました〜!めちゃカワイイです〜😊#セガのたい焼き #Aqours焼き pic.twitter.com/IVyp2tUgmR— セガのたい焼き 池袋店 (@SEGA_taiyaki_ib) 2018年7月22日

2018年3月に、アミューズメント施設「セガ池袋 GiGO」(東京・豊島区)に『セガのたい焼き』池袋店をオープンした。様々なゲームキャラクターのデザインをした、たい焼きを作ることも考えてスタート。

金型作りが難しいのかなかなか多様なキャラデザインは見られないが、ネタはバリエーション豊富で新メニューが次々出されている。

最近は、とちおとめ苺クリーム、富良野メロンクリーム、白玉入りこしあん、つぶつぶピーナッツ、黒蜜きなこあん、チリドッグ、小倉あん、プレミアムクリームなどなどが登場。たい焼きと言うよりスイーツ感覚で大人気なのだそうだ。そろそろどこかに新店舗ができてもおかしくない。

実は、セガエンタエインメントは15年に飲食事業に参入し、18年2月末の時点でイタリアンレストランやカフェなど6店舗を運営するなど力を注いでいる。今後さらなる新展開があるかもしれない。

【掃除機でおなじみの「ダイソン」が「電気自動車」】

2017年にダイソン(英)が新しく電気自動車(EV)開発に乗り出すと発表。2021年に発売を予定していて、年間生産台数1万台以下という比較的少量生産のプレミアムモデルになりそう。スポーツカーではないとのこと。

【お菓子の「グリコ」が「化粧品」】

https://www.glico-direct.jp/gg/

2012年と、少し前だがグリコがスキンケアに参入した。ブランド名は「gg」、グリコの商品だと知らない人も多いとか。

グリコは2002年に「α‐アルブチン」という物質を開発し、化粧品原料として世界40カ国で化粧品原料として販売してきた。これに並行してグリコーゲンの合成技術の研究を進め、スキンケア商品に着手、念願の自社ブランドを立ち上げたという。

お値段は少々張るものが多いが、特に40歳以上の女性にリピーターは多いとか。

化粧品への新規参入は他にも

富士フィルム

カメラや写真・映像用のフイルムで有名な富士フイルムは、2006年にスキンケア商品のブランド「アスタリフト」を立ち上げた。フイルムの原料には肌の主成分と同じコラーゲンが使われてたり、写真の色あせを防ぐ「抗酸化技術」が肌のシミ・シワ対策に効果があるなど、化粧品づくりと相性がいい技術的な土壌があったという。

味の素

調味料でお馴染みの「味の素」は、1997年に「ジーノ(JINO)」というスキンケアブランドを立ち上げている。うま味調味料の開発で研究してきた「アミノ酸」は、肌の保湿に役立つ“天然うるおい成分”とされ、現在ではアミノ酸を活用した商品をたくさん販売している。

マガジンサミットの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。