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マフディーの反乱 – 英国を動揺させたスーダンの大反乱(歴ログ -世界史専門ブログ-)

エジプト軍は壊滅し、ヒックス含む全てのヨーロッパ人指揮官も死亡。ヒックスの首は戦利品として持ち去られました。

エジプト軍壊滅

相手はエジプト軍だったとは言え、ヨーロッパ人が率いた戦いに大勝利したことにスーダン中が歓喜に包まれます。

スーダン各地でこの勝利に便乗した蜂起が相次ぎ、東岸地区ではウスマン・ディグナという男がベジャ系部族を率いて蜂起。この反乱軍もイギリス人が率いたエジプト軍を撃退します。さらには、西部でもマフディー軍が元オーストリア軍人のルドルフ・カール・フォン・スラティンが統治するダル・フール地方を制圧し、西南部でもイギリス人のフランク・ラプトンが統治するバフル・エル・ガザル地方を制圧しました。

マフディーの反乱はいよいよスーダン中に吹き荒れ、首都ハルツームも陥落寸前となっていました。

3. マフディー国家の成立

マフディー国家

ゴードン将軍の悲劇

スーダン情勢の緊迫はイギリスでも深刻な問題と受け止められ、事態の打開のためにかつてスーダンで総督を務めたウィリアム・ゴードン将軍をハルツームに派遣することが打診されました。

ゴードン将軍はかつて太平天国の乱の際に、中国人から成る民兵軍である常勝軍を率いて太平天国軍を打ち破ったことで名を馳せた名将。清廉潔白で誠実な人柄で、敬虔なキリスト教徒でもあるゴードンは、イギリス国民に大変愛される存在でした。

ゴードン

1884年2月にハルツームに赴いたゴードン将軍は、自体が想像以上に逼迫していることを知ります。

スーダン全土で蜂起が発生し各地に駐留している軍は相互に連携を断たれ孤立しており、仮にエジプト軍が撤退すると現在エジプト側についている地方の指導者も一気にマフディー側につくことが明白で、事態を打開しないと二度とこの地を確保できなくなる可能性がありました。

ゴードンは本国に増援を要請しますが、首相グラッドストンは一刻も早いスーダンからの撤退を求めており、まったく応じようとしない。そうしてゴードンが本国との調整をする間も刻一刻とマフディー軍は圧迫を強めていました。

1885年3月にハルツーム北方の部族がマフディー軍に寝返りハルツームの電線を切ってしまい、本国との連絡も取れなくなります。連絡が取れなくなったゴードン将軍を救うべきとイギリス国民は突き上げます。エリザベス女王までも問題解決に乗り出しグラッドストンは重い腰をあげざる得ませんでした。しかし遅すぎた。ゴードンはハルツームに突入したマフディー軍兵士によって殺害されてしまいました。

イギリス国民は激昂し、ゴードン救援の軍を送ることに躊躇したグラッドストンに怒りをぶつけ内閣支持率は急落。次の総選挙でグラッドストン率いる自由党は保守党に敗れてしまいました。

マフディー国家の建設

一方で、イギリス人が率いる軍に連戦連勝し首都ハルツームをも陥落させたマフディー軍の権威は高まるばかり。有力者の大部分がマフディーの側に入り、「マフディーを認めない者はムスリムにあらず」的な異様な雰囲気に満ちていました。

そんな中、アフマド率いるマフディー軍は新しい首都をオムドゥルマンに指定し、イスラムに基づく神政一致の新国家を創設。イギリスやエジプトはもちろん、オスマン帝国の権威を全て否定し、救世主たるマフディーの下に全てが集約されるという新たな政治的文脈が構築されました。反乱軍が統治する当時のスーダンを「マフディー国家」と呼んだりします。

地図

2代目カリフ・アブドゥッラーヒ

初代ムハンマド・アフマドは、マフディー国家成立後すぐに急逝。

生前アフマドが指定していた4人の後継者「カリフ」から、もっとも有力なアブドゥッラーヒ・イブン・ムハンマドが2代目カリフに選ばれました。

アブドゥッラーヒはコルドファーン地方のバッガーラ遊牧民タアーイーシャ部族の出身。コルドファーン地方は貧しく、その中でもバッガーラ遊牧民は特に貧しく、精悍で団結力が強い部族です。

アブドゥッラーヒは自らが信をおけるバッガーラ遊牧民出身者を要職に取り立て、スーダン全土にスパイ網を敷き反対勢力を摘発する体制を作り上げました。

アブドゥッラーヒはアフマド時代からの方針を引き継ぎ、マフディーによる支配を拡大することでイスラム社会の世直しをするという大義名分で対外戦争に乗り出します。

1889年にエチオピアに侵攻し準備の不充分だったエチオピア軍を打ち破り、国王ヨハネス4世を討ち取ってしまいます。

次いでエジプト南部にも侵攻し、エジプト領約60キロのところまで進出しました。 さらに南部では、現南スーダンのエクアトリアにも遠征軍を派遣しました。

4.マフディー国家の終焉、英挨領スーダンの成立

英挨領スーダン
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