NASA、空飛ぶタクシー交通管理システムのデモをネバダとテキサスで実施へ

無人で自律航行するドローンを使った空飛ぶタクシーの開発が進んでいる。しかしサービスが現実のものとなるには、モノだけでなくどのように運用するかのルールが必要だ。

そのルールづくりは行政の範ちゅうであり、米国ではこの取り組みが着々と進んでいる。米航空宇宙局(NASA)は、連邦航空局(FAA)と共に進めているドローンの運行管理システムの最終テスト場所としてこのほどネバダ州とテキサス州を選んだ。

・安全性確保のために

NASAとFAAはドローン運行でいかに安全性を確保するか、過去4年間にわたり模索を続けていて、このプロジェクトは最終段階にきている。

今回ネバダ州とテキサス州で行われるテクニカルなデモンストレーションでは、ドローンに搭載される感知・回避機能、ドローン間の通信、衝突回避、自動化された安全着陸などのインターフェースを確かめる。

・実際に飛ばして検証

最終テストフライトは3月から6月にかけてネバダ州のリノで、7月と8月にテキサス州コーパスクリスティで行われる。一連のテストフライトにより、NASAとFAAは都市部でのドローン飛行で何が課題となるのかをなど理解し、今後のルールづくりにいかす。

こうしたルールづくりの動きはドローンタクシーを飛ばす側にとっても、最終的にドローンにどのような機能をもたせるべきかなどを詰める上で重要だ。この両輪がうまく合わさったところでドローンタクシー時代が到来するのだろう。

NASA

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