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蘇る記憶と屋敷に閉じ込められた少女の関係とは。題名も含め、謎が謎を呼ぶ探索アドベンチャー『井戸』

「どうしてこんな題名が付けられたのだろう」。
ゲームを問わず、小説、漫画、映画などのエンターテインメントに触れていると、時折、内容との関連性が分からない、ネーミングセンスを疑うような作品と遭遇することがある。
だが、本編に触れることで、実は作品の特色に合致した題名であるのが分かったり、時には受け手をあっと言わせる意味であることに気づかされることがある。特に後者の場合、作品自体の印象がより強く残るものである。
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今回紹介する『井戸』も一見、題名が何を指しているのか分からないゲームだ。
続けてストーリーのあらましも紹介すれば、ますます分からなくなる。
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ある日、大きな屋敷の寝室で一人の少女が目を覚ました。間もなく、部屋にある電話のベルが鳴り響く。受話器を取り、耳を傾けると、そこから少女と思しき声が聞こえ、今日はここでゆっくりしていってね、と告げる。

電話の主を突き止めるべく、外に出る彼女だが、その先には人の気が一切ない屋敷の光景が。一体、屋敷の住民はどこへ行ってしまったのか。そもそも、どうして屋敷の寝室にいたのか。彼女はその手がかりを見つけるべく行動し始める……というものである。

「いや、そもそも『井戸』は?」と言いたくなったはずだ。
だが、プレイすれば、ちゃんとその意味が分かる。

人の気配の無くなった屋敷からの脱出……?

前後してしまったが、本作は2018年11月5日にPC(Windows)用フリーゲームとして、「ふりーむ!」にて配信されている探索アドベンチャーゲームだ。作者はにに氏で、制作には「RPGツクールVX」が用いられている。(※そのため、ゲームをプレイするに当たっては「RPGツクールVX RTP」がインストールされている必要がある。ご注意を。)
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本編は主人公の少女を操作し、謎の屋敷を探索していく形で進む。最終目的は屋敷からの脱出……らしい。いや、普通に考えて脱出だろうと物申したくなったかもしれないが、本当にそれが目的なのかと、疑問を抱かせるイベント、シチュエーションが全編に渡って繰り広げられていくのだ。
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その象徴が「記憶」。先述のストーリーの補足となるが、寝室を出る際、少女は「ハンカチ」を手に入れる。それと同時に過去の出来事と思しき映像がフラッシュバック。終わると、それがプレイヤー情報に記録される。

何故、このようなものが……と、疑問に対する説明もなく、とりあえず、集めるべきものらしいとの憶測から、寝室から外へ出ることになる。
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外に出ると大広間へ。当然、その中央には出入口もあるが、固く閉ざされていて開けられない。構造上、内側から鍵がかけられているはずなのに、鍵穴があるとの情報もない。また、屋敷のあちこちに大きな窓もあるが、そこも開けることができない。それどころか、その先は白くて見えないという。

では、どこに脱出口が……という具合に、いきなり八方塞がりの状況になり、孤立してしまうのだ。このような何をするべきか分からない状況下でプレイヤーは屋敷を探索し、脱出に繋がる”かもしれない”手がかりを探っていくのである。
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なので、この探索が何に行き着くのか分からないまま、本編は展開していく。
更に本作最大の特徴として、ゲーム開始時点で、屋敷のほぼ全域を探索できる。別の寝室はもちろんのこと、キッチン、倉庫、ギャラリー、図書室、二階のベランダ、屋上まで、自由に行き来できてしまうのだ。そして、どこから探索していけばいいのかを指示されることもない。基本的にプレイヤーの好きな所から探索を始められる。

それもあって、探索の自由度は非常に高く、突き放し感も強い。プレイヤー自身の入念な検証、推理なくして進めていくのは困難を極めると言っても過言ではないほど。見た目からは想像も付かないほど、難易度高めの作りになっている。
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一応、「記憶」を始め、手がかりは随所に散りばめられているので、それらをじっくり調べていけば、何らかの結果に行き着く。だが、基本的にノーヒントだ。根気が試されるのは言うまでもない。

更に暴露すれば、エンディングを迎えるのに「記憶」を全て集める必要は無い。じゃあ、何のためにそんなものがとなるが、これ以上は本編をご覧になって欲しいとしか言えない。

ここまでだけでも、本作の奇怪さは大体察せるだろう。
そして、肝心のストーリーも謎だらけだ。

断片的な情報から明らかにされる「井戸」の意味

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ストーリーは主に「記憶」を手に入れる度に挿入されるフラッシュバック、屋敷に置かれた日記帳、手帳などで語られる。しかし、いずれも断片的な情報しか得られず、現在の主人公の状況との関連はあまり明かされない。記憶と同様、推測していくしかないのだ。
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