時代を超えて愛される街。伝統とロマン感じる冬の会津・大内宿へ
この日は、2階のダイニング「瀧川」にて。お食事は「お手前料理(おてまえりょうり)+バイキング」の両方を楽しめる「ハーフバイキング」スタイル。席に運ばれる「お手前料理」は、しゃぶしゃぶに旬魚のお刺身など。20品目が並ぶバイキングでは、郷土料理に季節のお野菜、田楽の炭火焼きなど、会津のおいしさがたっぷり味わえます。おなかいっぱい食事を楽しんだあと、ふかふかのお布団でぐっすりと眠ります。
いよいよ伝統とロマンの街「大内宿」へ!

朝ごはんも「瀧川」で。川沿いの景色がきれいでした
温泉が少し名残惜しいですが、この日も観光! 宿からJR会津若松駅まで戻り、そこから会津鉄道に乗って40分ほどの距離にある湯野上温泉駅へ。
湯野上温泉駅
湯野上温泉駅から、バスに乗り換えて約15分。山道を少し登れば、茅葺き屋根の家が並ぶ「大内宿」に到着です。
大内宿へは、悪路・雪道を得意とする「ボンネットバス」と呼ばれる猿游号(さるゆうごう)にて
大内宿は、江戸時代に活躍した街道「会津西街道」の宿場町として栄えた場所。1981年に国の「重要伝統的建物群保存地区」に指定され、日本国内からはもちろん、世界中から観光客が訪れます。
念願の大内宿に到着!
何を隠そう私も、都市デザインを研究していた学生時代に、ゼミ合宿でこの大内宿を訪れた一人……! 10年ぶりに訪れたにもかかわらず、ほぼ変わらない街並みを保っている大内宿と、そこで暮らす人々に心から感謝しながら人生2度目のメイン通りを歩きます。
茅葺き屋根の家々は、宿や商店として営業している
そして、ここに来たら絶対にいただかねばならない食事があります……! それが大内宿名物の「ネギそば」! 一般的には刻んで提供されるネギが、ここではなんと1本丸ごと入っているのです。それだけでなく、その丸ごと1本のネギを「箸代わり」に使って食べるのが、大内宿流。
その元祖といわれるのが、ここ「三澤屋」です。


通称「ネギそば」。正式名称は「高遠そば(税込1,296円)」
本当にネギが1本提供されました(よかった、ちゃんと割り箸もくれるんですね)。おそばはしっかりとコシのある手打ちで、さらっと食べられるのかと思いきや、意外なほどのボリュームで、おなかをしっかり満たしてくれます。

また、メイン通りを突き当たりまで進むと、階段を上った先に展望台があります。誰でも気軽に登れて◎!
展望台からの眺めは最高で、大内宿が一望できる。ぜひ訪れてほしい場所

その後も、大内宿で暮らすおばあちゃんの手作りの雑貨や、五平餅に似た「べったらもち(税込150円)」や「甘酒(税込100円)」などをいただきながら、ゆったりとメイン通りを散策。この日は天気もよくて、なんだか気持ちが浄化されていくのが手に取るようにわかりました……。



気軽に、列車でヒョイッと訪れたい会津エリア
七日町に東川温泉、大内宿と、まるでレトロを絵に描いたような場所を巡った2日間。会津はじつはWi-Fi先進エリアで、大内宿を除くと町中や電車の中など、かなり広い範囲でフリーWi-Fiが利用できます。なので、通信に不便を感じることがありませんでした。SNSもリアルタイムで使えてよかったです。
温泉目当てで行くのもオススメ! 今度は、雪がたっぷり積もってる時期に「雪見温泉」を楽しみに行きたいな。
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