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【シュートボクシング】海人、強豪ポンシリーに終始圧倒勝利

シュートボクシング協会
「SHOOT BOXING 2019 act.1」
2019年2月11日(月・祝)東京・後楽園ホール
現ルンピニーランカーのポンシリー(左)を圧倒した海人(右)

▼第10試合 メインイベント 65.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分5R無制限延長R ※ヒジ打ちあり
〇海人(TEAM F.O.D/S-cup2018世界王者)
判定3-0 ※三者とも50-46
●ポンシリー・ポーシリポン(タイ/WPMF世界ウェルター級王者、元ルンピニースタジアムウェルター級王者、ラジャダムナンスタジアム認定ジュニアミドル級2位)
 海人は昨年11月、シュートボクシング(以下SB)の世界トーナメント『S-cup2018』を全試合KOで制覇。12月には『KNOCK OUT』に初参戦を果たし、国内有数の実力者である水落洋祐もTKOに仕留め、2018年を9勝1敗の好成績で終えた。7月と8月には『RIZIN』にも参戦し、知名度も上がった1年に。
 その海人が唯一の黒星を喫したのが、ムエタイのラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級王者チャムアトーン・ファイタームエタイだった。
 今回の対戦相手ポンシリーは、現在保持しているWPMF世界王座のほか、ルンピニースタジアム、プロムエタイ協会、海外のPHOENIXといった4つのベルトを獲得した実績を持つ超強豪。現在はラジャダムナンスタジアム認定ジュニアミドル級2位にランクインしている。
 1R、海人はジャブでプレッシャーを懸けながらポンシリーにロープを背負わせ、左ボディブローを打ち込む。コーナーに詰めてパンチをまとめて打つ海人に、ポンシリーは左ミドルを返した。
 2Rも同様の展開で、海人は左ボディブローに加えて強い右ローも蹴っていく。右ローを嫌がるポンシリーに海人は右ローから右バックスピンキックを顔面に入れる。ニヤリと笑うポンシリー。海人はポンシリーにロープやコーナーを背負わせたまま、ローや左ストレートで攻めていく。
 3R、ポンシリーがミドルを蹴るとすかさず右ローを蹴り返す海人。ポンシリーのヒジには手を伸ばしてディフェンスし、右ローでポンシリーは大きくバランスを崩す。
 4Rは両者リング中央でローとミドルの蹴り合い。ポンシリーもこのラウンドは下がらず、右ハイを狙ってくる。海人は飛びヒザ蹴りからのヒジを見せ、右ストレートもヒットさせてポンシリーを大きくのけ反らせた。
 5Rも海人はしっかり自分の距離を保ってポンシリーにヒジやパンチを当てさせない。逆に海人のジャブが鋭く決まる。コーナーへ詰めて右ロー、左ボディブローとヒットさせていく海人にポンシリーは組み付く。残り10秒、パンチを連打しようとする海人にポンシリーも左ミドルで応戦して試合終了。終始優勢に攻め続けた海人が大差の判定勝ちを収めた。
 マイクを持った海人は「開幕戦で2019年初めてのSBの大会だったんですが、ちょっとしょっぱい試合をしてしまったので反省しています。でも、もっともっと強くなってSBのリングに戻って来てもっともっと強い人を倒していけるように頑張っていきます。今年もSBと僕のことをよろしくお願いします」と、KOを逃したことに悔しさをにじませた。
安本(左)との接戦を制した植山(右)

▼第9試合 セミファイナル SB日本スーパーバンタム級(55.0kg)エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇植山征紀(龍生塾ファントム道場/SB日本スーパーバンタム級王者)
判定2-0 ※30-27、29-29、29-28
●安本晴翔(橋本道場/INNOVATIONスーパーバンタム級王者、元REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者)
 植山は軽量級離れした強打を誇り、11連勝を記録したこともある実力者。過去には内藤大樹の保持する王座に挑戦し、逆転負けを喫したが内藤から2度のダウンを奪った。昨年11月の王座決定戦では当時無敗のホープ・笠原友希を3RでTKOに葬り、念願のベルト獲得を果たした。今回が王者としての第一戦となる。
 対する安本は、那須川天心らと同じジュニアキックで活躍し、ベルトを獲得した数は何と24本。2016年6月に16歳でプロデビューを果たすと、プロ6戦目で4冠王・松崎公則を倒してREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座を獲得。昨年4月には、『RIZIN』で那須川天心と対戦した浜本“キャット”雄大を2RでKO。さらに12月には階級を上げてINNOVATIONスーパーバンタム級王座をKOで獲得している。
 1R、植山はいきなり左フックを見舞う。ミドルの蹴り合いからハイキックを狙って来る安本に植山はローで応戦。植山はボディを攻めていき、左フックにつなげる。安本も負けじと左フックからの右フック、さらに顔面前蹴りと猛攻を見せる。植山のパンチにハイキックを合わせにいく安本。
 2Rも安本が蹴りからワンツーを繰り出すが、植山は左右のインローをしっかり蹴り返す。植山が強打を繰り出しながら前へ出ると安本も蹴りの連打。植山は執拗にインローを蹴っていき、安本がバランスを崩す場面も。
 3R、植山の右インローと安本の左ミドルの蹴り合い。植山は左ボディブローも叩きつける。パンチで入り込む植山が前へ出て、組み付いて来た安本をスタンディングフロントチョークに捕える。これは両者倒れてブレイクとなったが、植山にキャッチポイント(有効な攻撃=1点)。前に出る植山を蹴りで迎え撃つ安本だが、圧力に押され気味。
 植山が3Rを攻め抜いて判定勝ち。安本に初黒星を付けた。

寺山(左)に右ストレートをクリーンヒットさせたMIO(右)

▼第8試合 SB日本女子ミニマム級(48.0kg) エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇MIO(シーザージム/SB日本女子ミニマム級王者)
判定2-0 ※30-29、30-29、29-29
●寺山日葵(TEAM TEPPEN/J-GIRLSミニフライ級王者)
 MIOは昨年7月のGirls S-cup48kg世界トーナメント決勝戦でイリアーナ・ヴァレンティーノに敗れ準優勝。9月の山口遥花戦で勝利して以降は、姉貴分のRENAの影響を受けてAbemaTVのレギュラー番組『格闘代理戦争』でMMA(総合格闘技)にチャレンジし、2勝1敗の戦績を残してSBのリングに帰って来た。セコンドにはRENAが就く。
 対する寺山はジュニア時代から、数々のアマチュア大会で好成績を重ね、2016年に高校生でプロデビュー。ハイキックと前蹴りを始めとする蹴り技を得意とし、デビューから6戦無敗だったが、2017年9月のJ-GIRLSミニフライ級王座決定戦でMIOのライバルでもあるMISAKIに敗れ初黒星。しかし、昨年11月に再戦で勝利し、J-GIRLSのベルトを獲得した。セコンドには那須川天心が就く。
 1R、寺山は右へ回り込みながらの前蹴り、ロー、ミドルと蹴りを多用してMIOを入らせないようにする。MIOは右ローからパンチにつないでいき、寺山の蹴り足をキャッチして攻撃を加える。
 2Rも寺山が蹴りを出して自分の距離で戦う。MIOは蹴りをキャッチしてのパンチを狙う。MIOのフックは空を切る場面が目立つが、それでも終盤に左フックをヒットさせた。
 3R、MIOは強引な入り込みを見せるが有効打は奪えない。蹴り足をキャッチして右をヒットさせると、寺山は組んでのヒザ蹴り。終盤、前へ出たMIOの右ストレートが入り、判定2-0でMIOが辛くも勝利を収めた。

足技を駆使した攻めを見せる宍戸が判定勝ち

▼第7試合 68.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R ※ヒジ打ちあり
〇宍戸大樹(シーザージム/元SB東洋太平洋ウェルター級王者)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-28
●笹谷 淳(team COMRADE/元J-NETWORKウェルター級&スーパーウェルター級2階級王者)
 長らくSB70kgトップ戦線で活躍してきた宍戸は2016年4月にタイのジャオウェハーを相手に引退試合を行いTKO負け。昨年4月に2年ぶりに復活し、11月の北斗拳太郎戦では判定負けを喫した。今回で復帰5戦目。対する笹谷は現在J-NETWORKを主戦場とし、ウェルター級&スーパーウェルター級の二階級でタイトルを獲得した実力者。
 1Rから宍戸は蹴り技主体の攻めで笹谷を翻弄。2Rも、バックスピンなどの回転技を見せる宍戸に、笹谷はパンチ、ローで勝負もなかなか当てられない。3Rには、手数も減り疲れを見せ始めた笹谷に、宍戸が底なしのスタミナで手数を落とさず主導権を握る。判定で宍戸が勝利した。

強烈な右ボディブローでヒンチャイを追い込む村田

▼第6試合 62.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇村田聖明(シーザージム/前SB日本スーパーフェザー級王者、SB日本ライト級1位)
判定3-0 ※三者とも30-27
●ヒンチャイ・オー.センスックジム(タイ/センスックジム/MAX MUAYTHAI -61kg級王者)
 昨年6月に対戦した両者。序盤は村田有利だったが、3Rにヒジによるカットでヒンチャイが逆転TKO勝ちを収めている。当時は61kg級6位にランキングしていたヒンチャイが、現在は同階級でチャンピオンとなり、再び村田の前に立ちはだかった。今回はヒジなしルールに。
  1R、場内がどよめくような強烈な右ミドルを出すヒンチャイに対し、村田をプレッシャーをかけてパンチを的確に当てていく。
 2Rには、村田が右アッパー、右ボディでヒンチャイを下がらせ優勢を印象付けた。3R、ヒンチャイはミドルで対抗するも、村田は首投げでシュートポイントも奪い、判定勝ちでリベンジに成功。

前に出続けるMISAKIが判定勝ち

▼第3試合 SB日本女子ミニマム級(48.0kg契約) エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇MISAKI(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本女子ミニマム級1位)
判定3-0 ※30-29、30-29、29-28
●MARI(ナックルズGYM/NJKFミネルヴァ ピン級王者)
 MISAKIは昨年11月、保持していたJ-GIRLSミニフライ級タイトル初防衛戦で寺山日葵に接戦で敗れ、王座陥落。今回が再起戦となる。対するMARIは昨年4月にNJKF女子王座を獲得している。
 1R開始と同時に、パンチ連打でアグレッシブなファイトを仕掛けるMISAKI。スタンディングチョークも狙う場面も作り、MARIを追い込む。
 2Rも変わらず前に出続けるMISAKIの前に、MARIは押されてしまう。3Rには、左ボディを当てるMISAKIはパンチ連打で突進し手数は止まらない。MARIは組み付いて連打を寸断するが主導権を握られたまま。MISAKIが判定3-0で勝利した。

▼第5試合 SB日本フェザー級(57.5kg)エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇元貴(DAB/SB日本フェザー級2位)
判定2-0 ※30-29、29-29、30-28
●手塚翔太(GONG-GYM坂戸/SB日本フェザー級4位)
▼第4試合 SB日本スーパーウェルター級(70.0kg) エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇奥山貴大(ネックススポーツ/グラップリングシュートボクサーズ/SB日本ウェルター級1位)
判定2-0 ※29-28、29-29、29-28
●坂本優起(シーザージム/SB日本スーパーウェルター級3位)
▼第2試合 SB日本ヘビー級 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇斐也(チームドラゴン)
判定3-0 ※28-26、28-26、28ー25
●マウンテンRYUGO(Ten Clover Gym)
▼第1試合 67.0kg契約 フレッシュマンクラスルール 3分3R延長2R
〇村田義光(シーザージム/SB日本ウェルター級)※義光から表記変更
KO 1R2分41秒 ※左ヒザ蹴り
●石本裕一(GONG-GYM坂戸/SB日本スーパーライト級)

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