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長編フリゲRPG『デイドリームリバー』。一つの凄惨な事件を機に幕を上げる、恐怖と混沌の宴。

同時にストーリーも思わぬ方向へと進んでいく。少しネタバレすると、学校探索が終わりに差し掛かる頃、ある大きな事件が起きる。しかも、その事件には一見、無関係に見える男子生徒の死、真夜中の学校でうごめく”なにか”も絡んでいることが示される。登場人物達は一連の出来事の関係を明かすため、街中などで調査を繰り広げていき、やがては巨大な陰謀の渦へと巻き込まれていくことになるのだ。
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そのようになって以降のストーリー展開たるや、真夜中の学校探索が小さく見えてしまう程度にスケールが大きい。しかも親と子、いじめ、共依存、現世と常世、資本主義と共産主義などのテーマも入り混じって、複雑な様相を呈してくる

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▲折り返し点に来る度、歴史上の人物が遺した名言が表示されたりも。

それでいて驚くべきは、これほど複雑な内容になろうとも、ストーリー全体の勢いが落ちないどころか、加速すること。各々のテーマの掘り下げが浅くなったり、語りすぎて中だるみすることもなく、テンポ良く繰り広げられていくのである。

沢山のテーマを盛り込んだストーリーというのは得てして破綻を招きやすい。また、一部のテーマが掘り下げられる反面、残りが浅くなる弊害も生じる。本作はそのようなことがほとんど起きることがなく、最後の最後まで全てのテーマにまつわるイベントがバランスよく展開。プレイヤーをくぎ付けにし続けるのだ。圧巻としか言い様がない。
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構成も素晴らしく、二転三転する事態が矢継ぎ早に発生するので、(いい意味で)止め時が作りにくい。それどころか、全てが終わったと思われた後にも驚愕の展開が。そこから予想だにしない結末へと行き着く流れも、唖然となってしまうインパクトがある。

勢いを重視したあまり、登場人物達が当たり前のように超能力が使える設定の解説タイミングが遅く、序盤は世界観に入り込みにくい、雰囲気の緩和を意図して入れたとされるギャグが余計に感じてしまうなどの難点もある。
また、これは苦手なプレイヤーへの配慮を踏まえ、あえてネタバレするが、本作はハッピーエンドとはならない。非常に心苦しい締めとあなる。先の通り、ホラー演出も容赦なく、あるタイミングで克明に描かれるいじめの表現も、苦手な人なら胸糞必至だ

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しかしながら、中だるみがほとんどないこと、綺麗ごとで終わらせず、ご都合主義にも逃げずに描き切った作りは素直に引き込まれるものがある。

RPGにはシステム以上に記憶に残る濃厚なストーリーを。それを求めるプレイヤーなら、本作が要プレイの作品であるのは、言うまでもないだろう。
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かと言って、マップやシステムの作りも甘くない。特に前者は謎解きあり、チームに分かれての探索ありなど、工夫を凝らした作りになっていて飽きさせない。あるマップに至っては、戦闘の発生がランダムから、敵との接触(シンボル式)へと変わるという、システム的に凝った仕掛けまで用意されているぐらいだ。

ボリュームもメインストーリーだけでも15時間以上と盛り沢山。寄り道のサブクエストも用意されていて、それらの攻略も含めれば30時間は超過する。
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どうしてもストーリーの濃さに目が行ってしまうが、ちゃんとストーリー以外を求めるプレイヤーの欲求にも応えてくれる。ただ、どちらが最も魅力的かと言われれば、圧倒的にストーリー。それほどまでに濃い。強烈な印象を残すものになっているのだ。いい加減、しつこく感じてしまうかもしれないが、実際にプレイすれば、何度も繰り返す理由がきっと分かるだろう。

まさに混沌の宴。白昼夢のごときストーリーの結末を見届けるべし。

難易度はレベルを上げての力押しが効く部分のあることから低め。ストーリー展開の都合でチーム分け、単独行動を強いられる場面も頻繁にあり、回復アイテムをどれだけ持っているかで難しさが大きく上下する部分もある。さすがに行き詰まるほどの難しさはないものの、縛りを強調した調整は好みが分かれるかもしれない。
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