【京都の冬 2019】 南禅寺近くの老舗料亭「瓢亭」で味わう絶品“朝がゆ”

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京都の冬は寒く、特に朝はひんやりと一段冷え込む季節。そこでおすすめなのが、京都ならではの料理「朝がゆ」が味わえるスポットです。朝食にと、洛東随一の名刹である南禅寺の近くで安土桃山時代の文禄年間に創業、450年もの間、営業を続けてきた老舗料亭「瓢亭」を訪れました。
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幕末の「花洛名所図会」で、南禅寺の参道沿いに瓢亭(本館)も描かれ、東隣は山縣有朋の別荘として使われていたという、由緒あるこの界隈。創業した450年前から南禅寺参道の腰掛茶屋として、茶と菓子に加え、煮抜き玉子も提供してきました。料亭としては天保8年(1837)から、京懐石料理では昔も今も有名です。
今回味わった朝がゆは、瓢亭の別館にて。時期によって「鶉がゆ」(12月1日~3月15日)と「朝がゆ」(3月16日~11月30日)、メニューが交互に入れ替わります。提供は、午前8時から11時まで。いずれも4,500円(税・サービス料込)です。
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お粥以外のメニューは、月ごとに旬の食材を使用した料理が提供されます。今回は1月だったので、畑菜と油揚げのからし和え、鰆(さわら)の塩蒸し、粟麩の揚げ煮、湯葉など。汁物は白味噌のお味噌汁で菜の花と梅麩入りでした。京都らしい食材と料理がまずは堪能でき、さすが料亭らしく上品で具材の良さが引き立つ味付けに大満足。
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その後のお皿には、名物の瓢亭玉子と鯛の求肥巻きや子持ちわかめなどがあり、半熟の卵はこれもまた品のある味わい。最後にメインのお粥が熱々の状態で運ばれてきて、器からすくって食べていくうちに、すっかりお腹いっぱいになりました。
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瓢亭別館では、窓の外に見える庭園も見事でした。朝の清々しい気分で味わう京懐石の朝がゆは絶品。ぜひ一度味わう価値が高い、京都の贅沢な朝ごはんです。
DSC_0181 南禅寺 瓢亭 別館住所:京都市右京区南禅寺草川町35営業時間:午前8時~11時/正午~午後4時(松花堂弁当を提供)定休日:毎週水曜日http://hyotei.co.jp/
(Written by A. Shikama)

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