皮膚の反応や動作から異常パターンを解析するてんかん患者のためのスマートウォッチ「Embrace 2」

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世の中にはてんかん発作に苦しむ人は意外と多い。一説によると、てんかん患者の数は自閉症スペクトラム、パーキンソン病、多発性硬化症および脳性麻痺の患者の合計を上回るとも言われている。

ここで紹介するのは、てんかん発作の管理に特化した米国のFDA承認済みのスマートウォッチ「Embrace 2」だ。

・皮膚の反応や動作を識別し、異常パターンをリアルタイムに解析

「Embrace 2」は米国のヘルスケア系スタートアップempaticaが開発。

人体の生理学的データを収集可能な生体センサーを搭載しており、皮膚コンダクタンス反応や動作を識別し、異常なパターンをリアルタイムに解析する。

どの程度の運動量で発作が出るのかを把握したり、睡眠のパターンを確認したりする場合にも適している。

・データをアプリで管理

「Embrace 2」で計測されたデータは、Androidスマートフォン、iPhone対応の2アプリで管理。

一方は重度のけいれんが検出された時に、介護者にSMSやコールを自動送信する「Alert App」、もう一方は睡眠行動を視覚化したり、身体的活動の距離・強度を確認したりできる「Mate App」だ。

前者は家族間で発作のデータを共有したい時におすすめのアプリである。一方、後者は日々の休息や身体的活動に関するログ記録から、健康生活を送るうえで必要な新たな視点を得られるようになっている。

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