石崎ひゅーい、渋谷クアトロ2Daysで「アンコール」ツアー終演!圧巻の歌で魅了―OTOTOYミニ・レポート

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石崎ひゅーい、渋谷クアトロ2Daysで「アンコール」ツアー終演!圧巻の歌で魅了―OTOTOYミニ・レポート

石埼ひゅーいが生み出す音楽は、流行の最先端であるとか、そういう意味で目新しい類の音楽ではないかもしれない。

鳴らすのは、良いメロディ、王道のコード進行、盤石なバンドサウンド。だけど、それを石埼ひゅーいというシンガーの声で魂を吹き込んだ瞬間、ファンタジックなのに現実的で、キラキラしてるのに毒々しくて、ポップなのにパンクで、笑っているのに泣いているようで、正統派なのに思いっきり枠からハミ出た音楽になる。

1月9日に渋谷クアトロで行われた「石崎ひゅーい アンコールツアー・バンドファイナル~ファイトファイト編~」を見て、そんな石埼ひゅーいというシンガーの凄みを改めて感じた。昨年、初のベストアルバム『Huwie Best』をリリースして以降、アコースティック編からライブハウス編へとツアー三昧だったひゅーいの集大成となるライブだ。

渋谷クアトロ2Daysの2日目ということで、「1日目はだいぶ燃えました。2日目、燃え尽きようと思います!」という気合いの入った言葉とともに、冒頭から「メーデーメーデー」「ファンタジックレディオ」「ピーナッツバター」というシングル曲を惜しげもなく投下した贅沢なセットリスト。菅田将暉に提供した「さよならエレジー」のセルフカバー、後半はマイクを使わずに生声で届けた「ガールフレンド」の弾き語り、ぴょんぴょんとステージを跳ねまわった「第三惑星交響曲」、温かいシンガロングのなかで滑空するように両腕を広げた「夜間飛行」、そして、新曲「あなたはどこにいるの」(1月16日からスタートする深夜ドラマ『さすらい温泉□遠藤憲一』主題歌)など、ハイライトを数えればキリがない。

が、なかでも渾身のバラード「ピリオド」のあとに届けた「アンコール」が素晴らしかった。今回のツアーでは新曲として歌い続けたそのキラキラとしたラストソングには、《世界中にあるクソみたいな落書きを消して君と抱きしめ合いたい》というフレーズがある。悲しみや辛さに対して、「悲しい!辛い!」と声高に叫ぶのではなく、だから笑い合って生きていたいという、ひゅーいの歌に宿る信念はデビュー当時からまったく変わっていなかった。

この日のライブでは、3月にオリジナルとしては2年3ヵ月ぶりとなる新作ミニアルバム『ゴールデンエイジ』のリリースされることが発表された。新曲「アンコール」と「あなたはどこにいるの」のほか、アグレッシヴにリアレンジした「さよならエレジー」も収録されるという。2019年でデビューから7年目。様々な巡りに合わせによって、いま大きな注目が集まる石崎ひゅーいは、かつてないゴールデンエイジ=黄金期を迎えることになりそうだ。(秦理絵)

石崎ひゅーい アンコールツアー・バンドファイナル~ファイトファイト編~ 2日目
2018年1月9日(水)渋谷クラブクアトロ

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