世界最古の巨石神殿も!マルタの田舎を堪能できるゴゾ島

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ジャガンティーヤ神殿
マルタ島からフェリーで行けるゴゾ島は、牧歌的な光景が広がる自然豊かな島です。世界最古の巨石神殿や要塞「チタデル」、現存するもっとも古い風車「タ・コーラの風車」など、一度は見ておきたい観光スポットが点在しています。今回はゴゾ島の中心地ヴィクトリアと世界遺産の巨石神殿をメインにご紹介。

マルタ島の北端からフェリーでゴゾ島へ

マルタ島からゴゾ島に行くには、まずバスでマルタ島の北端、チェルケウアまで行きます。そこから約25分フェリーに乗り、ゴゾ島のイムジャール港に向かいます。
マルタ島のフェリー乗り場マルタ島フェリー乗り場で購入したカプチーノとスナック
ゴゾ島行きのフェリー乗り場は広々としていて快適です。売店もあり、コーヒーやスナックも購入できます。

ゴゾ島に向かうフェリー
フェリーの中は椅子とテーブルがあり、ゆっくりと座って過ごせます。ただし、帰りのフェリーは混み合っていて、立っている人もいたので、座りたい場合は、早めに乗船することが大切です。フェリーの屋外にもベンチはありますが、冬は風が強く寒いため、ずっと外にいるのは辛いかもしれません。

ゴゾ島
ゴゾ島が見えてきました。すでにゴゾ島の牧歌的な雰囲気が感じますね。

イムジャール港
この日はやや波が高く、船酔い気味でしたが、なんとか無事にゴゾ島のイムジャール港に到着。

ゴゾ島観光に便利な「ホップ・オン・ホップ・オフバス」

ホップ・オン・ホップ・オフバス
イムジャール港からは個人でタクシーを手配することもできますが、筆者たちはオープントップの2階建てバス「ホップ・オン・ホップ・オフバス」で観光することにしました。ちなみに観光バスのチケットは1日乗り降り自由で20ユーロですが、天候が悪いときなどは値切ることも可能です。

観光バスにはWi-Fiや日本語のオーディオガイドもついているので安心。イヤホンはバスに乗車する際に配られます。

ゴゾ島の風景
港を離れると、すぐにこのような牧歌的な景色が広がっていました。ゴゾ島ではマルタの田舎を思う存分、堪能できます。

シャウキーヤ教会
巨大ドームの「シャウキーヤ教会」が見えてきました。この教会の頂上からはゴゾ島を一望できるそうです。

シャウキーヤ教会
「シャウキーヤ教会」の前には観光バスの停留所もあります。

ホップ・オン・ホップ・オフバス(観光バス会社は2社あります)
Citysightseeing Malta
HP:http://www.citysightseeing.com.mt/en/home.htm

Malta Sightseeing
HP:http://www.maltasightseeing.com/
※筆者はCitysightseeing Maltaを利用

ゴゾ島の経済の中心地「ヴィクトリア」

ヴィクトリアのメインストリート
筆者たちはお腹が空いていたため、ヴィクトリアでバスを下車し、レストランに行くことにしました。ヴィクトリアはゴゾ島の経済の中心地です。レストランやカフェ、お土産屋もたくさんあります。とはいえ、マルタの首都ヴァレッタと比べると、人が少なく、静かで落ち着いた雰囲気。

TEPIE’S COFFEE BAR
ランチはそこそこ混み合っていて人気がありそうな「TEPIE’S COFFEE BAR」で食べることにしました。これが大正解! どの料理もとても美味しかったです。

TEPIE’S COFFEE BARのお通し
こちらはお通しで出された野菜とキノコのバルサミコ酢和えとポテト。どちらも素材の味が生かされていて美味。ワインとの相性も抜群です。

TEPIE’S COFFEE BARのフイッシュスープ
トラディッショナルフィッシュスープ。トマトスープに米と野菜、魚の身が入っています。サッパリとしていて日本人好みの優しい味でした。

TEPIE’S COFFEE BARのタコパスタ
タコのパスタ。トマトソースとフレッシュなタコ、野菜のコラボレーションがたまらない美味しさ。

TEPIE’S COFFEE BARのうさぎ料理
マルタ名物、うさぎ肉の蒸し煮。正直なところ、最初は恐る恐る口にしましたが、ホロホロしていて臭みもなく、食べやすかったです。より淡白な鶏肉という感じでした。

チタデル(大城塞)
チタデル(大城塞)
聖ジョージ教会
聖ジョージ教会

今回は見学できませんでしたが、ヴィクトリアには「チタデル(大城塞)」や「聖ジョージ教会」もあり、見所が盛りだくさんです。

TEPIE’S COFFEE BAR
住所:Market Street, Island of Gozo VCT 1083, Malta
電話番号:+356 7920 8903
Facebook:https://www.facebook.com/ramontepie/

世界最古の巨石神殿「ジャガンティーヤ神殿」

ジャガンティーヤ神殿の入り口ジャガンティーヤ神殿
再び観光バスに乗り込み、ジャガンティーヤ神殿へ。この神殿は現存する神殿の中で最古のものだと言われています(紀元前3600年〜3200年頃)。ジャガンティーヤとはマルタ語で「巨人の塔」という意味で、巨人伝説も残っているそう。

ジャガンティーヤ神殿ジャガンティーヤ神殿の中
神殿内は自由に見学ができます。はるか昔(新石器時代)にこの地に生きた人々は、どのように何トンにも及ぶ石灰岩を運び、神殿を作ったのでしょうか? 岩を削る道具もない時代につくられたとされていますから、巨人がつくったと伝説に残っているのも納得です。ですが、実際には岩を運ぶのに使っていた可能性が高い、丸い石が発見されています。この石をコロのように使い、岩を運んでいたとか。いずれにしてもロマンを感じますよね。

ジャガンティーヤ神殿の中ジャガンティーヤ神殿の岩
ゴツゴツとした岩肌が特徴的。この神殿がつくられた時代にタイムスリップして、神殿の中で行われていた儀式を見学してみたくなりました。

ジャガンティーヤ神殿からの景色
ジャガンティーヤ神殿から見えるゴゾ島の景色。いつまでも眺めていたくなる見晴らしの良さです。ジャガンティーヤ神殿には博物館もあり、出土品などを見学することもできますよ。

ジャガンティーヤ神殿
住所:John Otto Bayer Street, Xaghra, Gozo
電話番号: +356 21 553 194
営業時間:9:00~18:00(10月~5月は17:00まで)
定休日:12月24・25、1月1日、聖金曜日(イースターの前の金曜日)
料金:大人9ユーロ
HP:http://heritagemalta.org/museums-sites/ggantija-temples/

現存するもっとも古い風車「タ・コーラの風車」

タ・コーラの風車
ジャガンティーヤ神殿からすぐの場所には現存する最古の風車「タ・コーラの風車」もあります。風車へはジャガンティーヤ神殿のチケットで入場可能。

タ・コーラの風車の中タ・コーラの風車の中
風車の中は博物館になっていて、この風車に人が居住していた当時の家具や道具などを見学できます。

タ・コーラの風車の一番上
急な階段をのぼると、風車の一番上にも行けます。見上げると、風車の大きな歯車のようなものがあり、なかなか見応えのある博物館です。

タ・コーラの風車
住所:Bambina Street,Xagħra XRA 2112,Gozo
電話番号:+356 21 561 071
営業時間:9.00~17.00
定休日:12月24・25、1月1日、聖金曜日(イースターの前の金曜日)
料金:大人9ユーロ(ジャガンティーヤ神殿と同じチケットで入場できます)
HP:http://heritagemalta.org/museums-sites/ta-kola-windmill/

事前に行く場所を決めておきたい、ゴゾ島の日帰り観光

xhttps://youtu.be/pq9Ru5bqHIA
※【動画】音楽あり「ホップ・オン・ホップ・オフバス」からの景色

ゴゾ島を日帰りで観光して思ったのは、事前に行く場所を決めておいた方がいいということです。ゴゾ島の観光バスを使えば、主な観光地はすべて巡ることができますが、2〜3箇所訪れ、少しのんびりしていると、あっという間に帰らなければいけない時間になってしまいます。

そのため、効率的にゴゾ島を観光するには、事前に訪れる場所を2〜3箇所に絞っておくことが大事です(観光バスの運行ルートに沿って決めるとなお良し)。ゴゾ島を訪れる際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

バスから見えるゴゾ島の風景
[All photos by あやみ]
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TABIZINE(タビジン)は旅と自由をテーマにし、日常に旅心をもてるようなライフスタイルを提案します。覗き込めば、世界地図を拡げた時のワクワクがあるような、はたまた旅する非日常を感じ旅へ向かわずにはいられなくなるような、そんな夢見心地にするパワーがあるメディアでありたいと思っています。人生は一瞬一瞬が心の旅。皆さんが何にもとらわれることなく、自由で冒険に満ちた毎日になるような情報をお届けします。

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