【焼酎リポーツ ぎまちゃん Vol.9】「吉兆宝山(西酒造)」の巻
私 “あらいぎまちゃん” の『ぎまちゃんシリーズ』。今回も、これまで飲んできた数々の「焼酎」について、わりと投げやりな態度で語り尽くします!!
前回取り上げました、フルーティーな香りを持つ「富乃宝山」の姉妹銘柄「吉兆宝山」のご紹介です。農大を出た若い蔵主がリリースするこの西酒造の焼酎は、古い伝統に囚われない、革新的な味わいを持つ物が多いですがこの「吉兆宝山」もまた、強い個性を放っている銘柄です。
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吉兆宝山 きっちょうほうざん 5段階評価
定価 1.8L 2400円前後
オークション相場 2300 ~ 3000円)
入手難度 ★★★ プレミアと言うほど少ない生産本数じゃないです)
香り ★ まんま「昆布」の薄いかほりが‥‥)
旨み ★★★ 昆布臭のせいか、旨みはあるんですけど)
キレ ★★★★ 臭いけど飲みやすい)
総合評価 ★
個人的には、あんまり好きじゃない銘柄。
でも根っからの芋好きにはこの臭さはたまんないんでしょうね。
味が似てる銘柄
「蘭」 昆布臭は、吉兆の方が薄いです
「一刻者」 吉兆の方が「昆布臭」が強いです。一刻者の方が甘みがあります。
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独特の「昆布臭」があります。これ、正確には「生芋の、皮の香り」だと思うんですが……。好きな人は好きなんでしょうね。私は、この香りが強く出た銘柄は嫌いです。飲みにくくて。ですがこの吉兆宝山は、そんな苦手な香りがあるものの、飲みやすいことは飲みやすいですんですよね。不思議な事に。ここらへんが、この蔵のマジック的な技術と言いますか、なんと言いますか。
★は一つですけど、一升を空けるペースは割と早かったです。はまる人にははまる銘柄だと思います。次回は、焼き芋を醸した焼酎「鬼火」のご紹介です。
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