ニール・ヤング、“ライフワーク”と呼ぶアーカイブの有料版サービス&アプリを公開

ニール・ヤング、“ライフワーク”と呼ぶアーカイブの有料版サービス&アプリを公開

 昨年から無料ベータ版が公開されていたニール・ヤングのNeil Young Archives(NYA)に、新たに有料サブスクリプション・サービスとアプリが登場した。ワーナー・ブラザース・レコードと協力して立ち上げられたNYAは、ヤングの50年以上のキャリアを網羅した全ての音源やビジュアル・コンテンツが細かく分類されて公開されている。

 ヤングが“ライフワーク”と呼び、“完成することはない”と語るアーカイブは、iOSアプリ(アンドロイド版は近く公開)、またはNYAのウェブサイトからアクセスできる。有料サービスは、月々1.99ドル(約220円)または年間19.99ドル(約2,230円)から選ぶことができ、彼の音楽が高音質でストリーミングできるほか、タイムラインに沿って音楽、映画、動画、書籍、写真、原稿、プレス資料などを閲覧することができる。ほかにも、コンサート・チケットを最初に申し込んだり、ライブの生配信を楽しんだり、新曲や未発表曲をいち早く聴くことができたり、彼の個人ニュース・サイト“NYA Times Contrarian”にアクセスできるという特典がある。

 NYAでは、ヤングがOraStreamと協力して開発に携わったハイレゾ・ストリーミング・プラグイン、Xstreamで音楽を配信しており、他社サービスよりも高音質な、マスター音源に近い音質でストリーミングすることが可能だ。

 ヤングは、「僕の音楽を聴きたいなら、そしてそれを高音質の深みや荘厳さをすべて持ち合わせた状態で聴くという選択肢を求めているなら、それはそこにある。僕の新作は、ほかのどこかでリリースされる前にすべてそこで最初に聴ける。アーカイブにある新しい未発表アルバムや、古い未発表アルバムも常に最初にそこで聴ける。われわれのマシーンはモンスターだ」と語っている。

 無料版ではタイムラインを閲覧できるほか、その日のお薦めアルバムと曲をXstreamで聴くことができる。また、どちらのサービスからもヤングのハイレゾ音源ダウンロード・ストアへアクセスすることができる。

 サイトの中心にあるタイムラインは1959年からスタートし、年代ごとにヤングのキャリアと歴史的な背景を並行して紹介している。「長期にわたるたくさんのファイルがあり、すべてが音楽で満たされている。アルバム、トラック、こまごまとしたもの、原稿、アート、フィルム、ビデオ。僕がそこに生きている」と彼は語っている。

 彼はまた、「それぞれの楽曲が、関連するアーカイブ資料や制作にまつわるものにバックアップされている。ソングライティングからバンドのジャム・セッションまで、この音楽の歴史がそこにある。それは常に未完成であり、巨大で成長し続けている。君がこのアーカイブを最後まで見届けられるよう、われわれは昼夜の別なく働いて窓口を広げ続けている」と述べている。

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