ウエスギ専務、おおち係長、エリカ秘書、岸D、「ブギウギ奥の細道 第二幕」を語る―OTOTOYスペシャルインタビュー
2018年12月13日(木)に銀座山野楽器本店で行われた『ブギウギ専務DVD vol.8「ブギウギ奥の細道 第二幕」〜洞爺湖・登別の章〜』発売記念トークイベント。
イベント終了後に、出演者のウエスギ専務(上杉周大(THE TON-UP MOTORS))、おおち係長(ダイノジ大地洋輔)、エリカ秘書(松原江里佳)、岸ディレクター兼プロデューサーの楽屋にお邪魔して、インタビューを敢行! エリカ秘書から「ラスト・メッセージ」(?)もいただいてきました。
◆本当に見てくれてるんだなって、嬉しかったですね (ウエスギ専務)
――おつかれさまでした! 今年2度目のイベントとなりましたが、立ち見も出る盛況ぶりでしたね。
ウエスギ専務:前回より人が増えてますし、1つ1つ細かいことを言っても反応してくださっていたので、本当に見てくれてるんだなって、嬉しかったですね。
おおち係長:よりコアな方が広がっている気がしましたね。「ちょろいな」って思いました。
エリカ秘書:ええ~⁉
ウエスギ専務:今のは、そのまま使ってくださいね。「一同:(笑)」なしでお願いします。
おおち係長:いやいやいや、嘘です(笑)。あれだけ頭を下げておきながら、「こいつら、ちょろいな」ってヤバいでしょ。そういうコアなファンの方があれだけ増えているというのは、嬉しいなって思いました。
◆東京でウエスギ専務に会えるのって珍しいですからね (おおち係長)
――サイン会では、どんなお話が出ていたんですか。
ウエスギ専務:札幌と違って東京ではなかなかお会いできる機会がないので、「やっと会えました!」って言ってくださる方が多かったですね。
おおち係長:前回のイベントに来れなかった方とかね。やっぱり、東京でウエスギ専務に会えるのって珍しいですからね。
――珍しいといえば、3月に続いて登場のエリカ秘書ですけれども。
エリカ秘書:今回も呼んでいただいて、本当に感謝しかないんですけど、今回はサイン会のときに「他の番組で見てます」っておっしゃってくださる方が、前回に比べてグッと増えたんですよ。なので、やっぱり私がいることで、「ブギウギ専務」はより盛り上がるんじゃないかって、改めて思いました! ははははは(笑)。
ウエスギ専務:誰に訴えてんのよ?
おおち係長:営業活動がすごいな(笑)。
エリカ秘書:でも本当に、「私のことを知っている人!?」って聞いたときに、前回より手が上がっていたので、認知度が上がった気がしました。
おおち係長:確かにそうだね。
エリカ秘書:そういう環境ってなかなかないので、貴重な機会になりました。それと、お2人が変わらずいじってくださって、「優しいな」って思いました。
ウエスギ専務:いやもう、いじらざるを得ないのよ(笑)。
◆エリカ秘書っていうキャラクターを出せるのは、「ブギウギ専務」だから (エリカ秘書)
――トークの最後にすごく感動的なコメントがあったんですけど、「あれ? 感動しちゃいけないのかも」って思っちゃいました。
エリカ秘書:なんでですか(笑)。
ウエスギ専務:そうなんですよ。非常に良いことを最後に言ってたんですよ。アナウンサーとしてキチンと仕事をしないといけないと思う反面、自分の素の部分を「ブギウギ専務」で出せた、みたいな。でもその後に「えっ嘘くさいですか?」って自分で入れてくるから、嘘っぽくなっちゃうんですよ(笑)。
エリカ秘書:あはははは(笑)。
ウエスギ専務:でも、あれがエリカ秘書なんだなって。普通に綺麗なことだけ言って終わったりできないと思うよ?
おおち係長:ははははは!
エリカ秘書:「あれがエリカ秘書」っていうキャラクターを出せるのは、「ブギウギ専務」だからなんですよ! こんなこと、局アナだったときには言えなかったですから……(笑)!
おおち係長:なるほどね、だからそういう意味でもう一度……
エリカ秘書:(食い気味に) 復帰したい!
ウエスギ専務:目の開き方がすごいな(笑)。
おおち係長:身を乗り出すんじゃないよ!
エリカ秘書:すみません(笑)。
――毎回アピールしていますけど、岸さんいかがですか。
岸D:お気持ちは受け取りますが、私も会社員なのでね。
一同:(爆笑)
エリカ秘書:え~! イベントのときだけでもいいんですけど。
おおち係長:これからは、隠し玉としてね。
ウエスギ専務:まあ、こういうイベントとかなら、ひょっとしたらあるかもね。
岸D:本社の目の届かないところでやってくれればね(笑)。
◆ちょっとジェラシーがあるんですよ。「楽しそうにやってるなあ」って。(エリカ秘書)
――今回のDVDは、エリカ秘書の退社のご挨拶が収録されているのが見どころのひとつですよね。
エリカ秘書:そうなんですよ。じつは、私の退社をキチンと発表したテレビ番組って「ブギウギ専務」だけなんです。後の番組はスッと辞めてしまったので。出演していた旅番組も、毎回のレギュラーではなかったので、ある意味「ブギウギ専務」が私の最後のホームグラウンドだったのかなって感じはしますね。
ウエスギ専務:へえ~!
おおち係長:なるほどね。そこをちゃんと収録して残してくれたっていうのは、嬉しいよね。
エリカ秘書:本当に、こうしてDVDという形で残してもらえたのは、3年半(局アナとして)頑張ってきて良かったなって思える最後の印ですね。
おおち係長:そういうところも見れるDVDなんだね。
エリカ秘書:そうですね、このDVDは。エリカファンにはたまらない!
おおち係長:ははははは!
ウエスギ専務:何言ってんの(笑)?
――ところで、ご本人の出演シーン以外のところは、本当に見ていないんですか。
ウエスギ専務:そう、それ。ガチで見てないの?
エリカ秘書:……見ました。
ウエスギ専務:絶対見てないじゃん。
エリカ秘書:私が登場する回の前半のところは、見てます。専務がホタテを食べたところとか。
ウエスギ専務:でも、2倍速とかでしょ?
エリカ秘書:4倍速。
一同:(爆笑)
ウエスギ専務:大至急、自分のとこだけ見たいんだ(笑)。
エリカ秘書:ちょっとジェラシーがあるんですよ。専務と係長が一緒に旅をしていて、自分が出ていないところを見ていると、「楽しそうにやってるなあ」って。スタッフさんを含めて男性ばかりで、言い方は悪いですけど、野郎的な感じで仲の良さが出ているのがわかるんですよ。
おおち係長:ああ、なるほどね。
エリカ秘書:引いた目で見ると、やっぱり私がいるときにはみなさん気を遣ってくださってたんだなって思うから、これを見るとちょっとジェラシーなんですよね。
――他の番組で、そういう気持ちになったことはないんですか?
エリカ秘書:あんまりないですね。そもそも、こういう番組構成がなかったので。
ウエスギ専務:それはそうだよね。
エリカ秘書:アナウンサーとしてこういうお仕事ができるのって、局アナでもそうじゃなくても珍しいと思うんですよ。だから、アナウンサーファンの方にもおすすめ!
ウエスギ専務:そのさっきからやってるやつ、何なの(笑)。
岸D:そんなに身振り手振り使って言ったところで文字だと伝わらないから(笑)。
エリカ秘書:ああ、そうですね(笑)。でも、もしかしたら今回が最後になるとしたら、本当にさみしいなって。イベントがあることがわかったら、今後は観客席にいようかな。
おおち係長:なんとしてでも、爪痕は残したいんだ(笑)?。
ウエスギ専務:でも確かに、サイン会のときに「またイベントに来てください」って言われてたもんね。
エリカ秘書:ほら! 岸さん聞きました!?
岸D:いや、俺そのときいなかったから。
一同:(爆笑)
◆気持ちのカウントダウンは、心の中で始まってます (ウエスギ専務)
――今回、DVDを見たら、岸さんのドSっぷりが以前より目立った気がしたんですけど。
おおち係長:ああ~でも安定のSですけどね。安定の鬼っぷり。
岸D:確かに、エリカ秘書が辞めて男性だけになったので、よりストイックにソリッドになって行った感はあると思いますね。
ウエスギ専務:それはあるかもね。
岸D:エリカ秘書がいたときが「ブギウギ奥の細道 第二幕」第一章で、いなくなって第二章が始まった感じが出ているのかもしれないですね。
――今は、どのあたりまで進んでるんでしたっけ?
ウエスギ専務:今は、道東の厚岸町ですね。だから、本当にゴールはあと2つの町なんですよ。浜中町と、その隣が根室なので。もう本当にゴールは目の前ですね。
岸D:最終章です。
おおち係長:いよいよですね。
ウエスギ専務:どうなるんだろう? もう足掛け4年目ですよ。それがもうちょっとで終わるんだなって。僕は、ゴールした瞬間に自分にどういう感情が湧いてくるのかな、とか思いながら歩いたりもしているんですよ。普通は感動の涙を流したりってありますけど、「果たして自分は泣けるんだろうか?」とか(笑)。そういう気持ちのカウントダウンも、心の中では始まってますよ。
岸D:あと4、5回歩いたらもうゴールですからね。
おおち係長:前回、第一幕のときにゴールが近づいて僕が感動してたら、専務と岸さんに「いや、おまえはそんなに歩いてねえから」って、心のブレーキをかけられて(笑)。途中離脱が多かったんですよね。でも今回は結構一緒に歩いているので、前回とはまた違う気持ちにはなると思います。前回は、「あそこがゴールだ」った見えたときに、ゴールを見て感動したんじゃなくて、ゴールを見て振り向いた専務を見て勝手に感動したので。
ウエスギ専務:ああ~みんなと一緒に歩いてきたなっていうね。
おおち係長:そうそう。そういう、1人だけじゃなくてみんなの気持ちがあったりするんですよ。チームメイトのみんなでがんばったって言うとクサくなっちゃいますけど。まあでも、ヘンな気持ちになると思います。
ウエスギ専務:最終的に“ヘンな気持ち”ってなんだよ(笑)。
――エリカ秘書はそれをいち視聴者としてどう見ますか。
エリカ秘書:やっぱり、「ブギウギ専務」の素晴らしいところって、雪国である北海道でやってるっていうところだと思うんですよ。雪がすごく降っている暗い中を歩いて行って、離れたところの宿に直談判して泊まったり。あのローカル感と、雪の中で歩く過酷なところって、北海道じゃないとなかなか撮れない映像だなって思っていて。そこが、道外の人にも北海道の過酷な部分を知ってもらう機会にもなるんじゃないかと思います。私も、札幌に3年半いたんですけど、行ってないところはたくさんあるので、そういう意味では北海道の観光だけじゃない部分を知ることができるものだなって。ゴールした瞬間に、視聴者のみなさんも北海道を渡った気分になれるんじゃないかなって思います。私も、いち視聴者として見ることになるんですけど、恐らくゴール地点にはいると思います。
ウエスギ専務:いるの!?
おおち係長:いや、いちゃダメだよ(笑)。
岸D:絶対に日程教えないから。
エリカ秘書:いや、なんとしても調べあげます(笑)。
◆本当に素の自分、0.001秒の反射で自分を出せた番組 (エリカ秘書)
――今回が一応、最後になるかもしれないということで、このインタビューを通してラスト・メッセージをお願いします。
エリカ秘書:イベントでも言いましたけど、「ブギウギ専務」は私の殻を破らせてくれた番組です。例えばラジオとかでも楽しくお話していたんですけど、映像がない分、言葉で伝えなきゃって、考えて喋っていたんです。でも、「ブギウギ専務」は考えずに、本当に素の自分、0.001秒の反射で自分を出せた番組だなって思っていて。自分は札幌テレビ(STV)の中では浮いていたと思っていたので、その浮いていた異端児を拾ってくれた岸さんに本当に感謝していますし、それを受け入れてくれた専務と係長にも本当に大大感謝しています。お2人とも東京で活躍されていますし、私も東京で活動しているので、一度くらい飲みに連れて行ってくれてもいいのになって思ってます。
ウエスギ専務:なんなのそれ(笑)。
おおち係長:ちょっと待ってよ、俺らが誘ってくれないみたいな(笑)。なかなかそういう機会がないからね。一度くらいそういう機会を設けましょう。
エリカ秘書:お願いします(笑)。でも、本当に今までもこれからもこういう番組に携わることはできないんじゃないかと思うので。半年という短い期間ではあるんですけど、3年経った今でもこうして繋がっていられる関係というのは、「ブギウギ専務」ならではの温かいところだなと思います。
ウエスギ専務:うん、本当そうだよね。
――では、最後に上杉周大としての音楽活動について聞かせてください。11月23日に2ndソロアルバム『Hit The Road』が発売されましたが、2019年はどんな活動になりそうですか。
ウエスギ専務: 2018年は、とにかく北海道で色んな活動をしようって決めていたんですけど、今日来てくださった方々からも「ライヴをやってください」という声もありがたいことに多かったので、2019年には、もっと活動の幅を全国に広めていけたらなと思っています。
●「ブギウギ専務DVD vol.8」発売記念 ウエスギ専務、おおち係長、エリカ秘書、岸Dが “銀座にイーン!” して爆笑トーク―OTOTOYイベントレポ
https://ototoy.jp/news/90336
取材・文・写真:岡本貴之
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