“今年最も輝いたグラドル”は森咲智美に決定! グラビア・オブ・ザ・イヤー2018メーカー5社座談会
グラビア・オブ・ザ・イヤー(主催:キネマ旬報社 powered by ビルト・イン) は、グラビアアイドルDVDの発売・販売会社のプロフェッショナルにより、売上はもちろん、販売アピール、ファンサービス、話題性、SNSなどによる情報発信などの活動を総合的に判断して、最もショップに貢献したグラビアアイドルを選ぶアワード。
群雄割拠の業界で今年に最も輝いたアイドルをプロの目線で厳選し、2018年のグランプリ以下、ベスト5と特別賞を選考した。座談会の模様と共にその結果をお届けする。
<選考委員>
飯森弘憲氏/イーネット・フロンティア
伊藤昇氏/竹書房
上代憲司氏/グラッソ
河島英樹氏/ラインコミュニケーションズ
今野大輔氏/スパイスビジュアル
──まずは各社の推しのグラビアアイドルから発表してもらいましょう。2018年、ショップに貢献したグラビアアイドルを推薦していただき、その理由をご説明ください。
ラインコミュニケーションズ河島(以下、河島):ショップに貢献したという意味では夏本あさみ。とあるアイドルグループにいて少し休んでから名前を変えて再デビューということですが、彼女の中でも背水の陣という気持ちで取り組んで、ファーストを売るために地道にSNSでの告知や、こまめに撮った映像をアップしたり、店舗会議に連れて行ってアピールしたり、チェキをやったり、一日店頭に立って本人が売ったりという、時代に反した地道な活動が功を奏して、その後映画に出たり、AbemaTV の「全日本柔軟女王グラドルコンテスト」に出場して優勝したり、着々と売れていった。
また、森咲智美はイベントでも水着選びから非常に熱心で、SNSでこまめにきわどい画像を上げて、ネットニュースで取り上げられて顔を知られていきましたね。
▲森咲智美
あとは、新人で葉月つばさ、メイリ。緒方咲と奈月セナは10月、11月の直近の発売ですが、伸びはすごいですし、配信でも断トツのダウンロード数。パッケージと配信の売行きが同じくらい。パッケージの落ちを配信で補えているかな。
▲緒方咲
グラッソ上代(以下、上代):5月リリースの奈月セナのファーストがインパクトありましたね。パッケージをアマゾンに上げたら上位にずっと入っているのが続き、欠品の状況になって、今は3本目が出ているけどまだ動いている。ここまでファーストでインパクトがある子はなかなかいない。特典でチェキを撮ったりなどの対応も含めて、販促にも協力してくれイベントも大盛況。売上含めてバランスを取れた動きでしたね。
▲奈月セナ
新人の葉月つばさは実績も非常に良かった。高宮まりも好調。ネット系など、普段チェックしないユーザーの注目もあった。太田和さくらはアイドルをやっているので、普段の常連じゃない人たちがイベントに来られる。新しいユーザーを獲得するということでは、アイドルユニットのグラビアは有効なのかな。
イーネット・フロンティア飯森(以下、飯森):年間売上順で、森咲智美、金子智美、忍野さら。うちで2 作ずつ出したけど、ベスト10のうち6作がランクイン、6作で数万枚と圧倒的。あと、どうしても言わなくちゃいけないのは、新しい試みで「バーレスク東京」の女の子たちを出した。その5作品がすべてアマゾンで1位獲得。企画的には今後続けていければなと思っております。
竹書房伊藤(以下、伊藤):一番売れたのが奈月セナです。
上代:彼女は趣味がレコードとかオヤジ受けしそうな、おじさんキラー的な要素がある。
河島:きれいなお嬢さんていう感じですよね。
伊藤:そのほか意外なのが、緒方咲。イベントが凄かった。ナイスパッケージ賞。奇跡の一枚でした。次が徳江かな。うちが3枚目、すでに実績があったので売れるべくして売れた。幼い感じだけど実際は高身長で166センチある。篠崎愛みたい。声もハスキー。あとは石神澪。想像以上に売れた。
▲徳江かな
河島:藤堂さやか、朝比奈祐未は、何もバックボーンなくて売れたっていう稀有な例。
スパイスビジュアル今野(以下、今野):うちは全然新人をやっていなくて、逆行してしまうけど、レジェンド中島史恵、50歳。抜群に売れた。最近のグラビアを買わない昔の人たち、60代の人たちが買っている、確実に買ってくれる世代。アマゾンはほどほどだけど、ショップでの売上がすごい、実際に足を運んでセル店で買ってくれている。菜乃花は去年からの動きで好調でした。あとは祥子。そこらへんからかな、きれいなお姉さんタイプの子が、ランキングを見ても入ってくるようになったかな。とはいえ、中島史恵が段違い。
▲中島史恵
飯森:あとうちでファーストが凄い良かったのが川村那月。売れ方が尋常じゃない。ZENTレースクィーン、童顔で、ふわふわしてるけど、大きくて、人が集まると感極まって泣いちゃう、みたいな。会うとみんな好きになっちゃう感じ。
──それでは、ひと通り出してもらった中で、各社さんが候補に上げて目立った子でいうと奈月セナ。4社で候補に上げているって凄いですね。続いて徳江かな、緒方咲になりますね。
飯森:うちから出してないけど、見過ごせないくらい奈月セナと徳江かなは今年一年、貢献しているんです。中でも誰が一番売れたかってことなら奈月セナしかいない。もう圧倒的。でも、その上で森咲がいい! っていう(笑)。
河島:純粋にグラビアアイドルといったら森咲ですね。売上なら橋本梨菜かな。徳江かなは撮影会も集まる。地道なファンがいますね。
▲橋本梨菜
飯森:奈月セナは貢献してますが、いつまで続くかがポイント。来年も頑張ってくれたら問題なしだけど、今年のデビューだから。最優秀新人だったら是非あげたいけど、彼女の力が足りないってことではなく、時間が足りない。
上代:奈月セナは写真集も出るし、先までリリースは決まっている。違った切り口で広がっていって、いろんなお客さんを取り込んでいって欲しいですよね。グラビアには興味ないというような、おじちゃんとか取り込んでくれれば、パッケージがまた売れるとかって話で、そういう可能性も込みで。
河島:うちは社長自らが取り込みにいってます。
──今上がった中から、5 名くらいに絞りこめたらいいと思うんですが、伊藤さんどうでしょう?
伊藤:そうですね。うちでは出してないけど森咲智美かな。うちは去年の秋に出したけど未だに売れてるし。
上代:森咲は実績あるのは分かりますし、徳江は新人ではインパクトあったし、緒方もイベントなども含めてのインパクトあったので入った方がいいかなと。
河島:この1年コンスタントに出して売れたって意味では上代さんと同じく徳江。彼女ははおじさんたちにはあんまり響いてないかもしれないけど、Tik Tokなどをうまく活用して自分の人気を高めていった子で、頑張っているなと思いますし、緒方も一生懸命な子。一生懸命撮影やりすぎて骨折してしまったという。報われて欲しいなと思います。セールス的なことではあえて外した橋本梨菜もそうだし、徳江、緒方が続くかな。
飯森:安定感でいったら橋本梨菜。今年は出してないけど旧譜が売れている。大阪でのイベントではもの凄い売れた。めちゃくちゃ売れた。大阪での一番数字良かったのは。ちなみに、森咲、橋本は同じ事務所で共同生活をしていたっていうね。
河島:橋本は、今年はよく見たよね。パチンコチェーンのイメージガールになったりね。森咲は有吉反省会に出て、地上波テレビにも顔を出してきていますね。
今野:グラビア以外の仕事もしていて、グラビアを知らしめるってことでいえば、橋本梨菜がいた方がいいな。それに新人の子が絡んでね。その方がグラビアを考えた時にいいかなと思います。
伊藤:特別賞は中島史恵がいいんじゃない?
一同:それはいい!
今野:それは置いといて(笑)、森咲、橋本を軸にして、新人を絡めていく感じかな。その意味では桐山瑠衣もRaMuちゃんも、もう名が知れて安定しているからいいのかな。
伊藤:橋本梨菜さんは今年コンスタントに貢献して、なおかつ去年と売上が変わらないという凄さ。このご時世ね。
──最初は森咲、後半は橋本が追い上げた感じですがどうしましょうか。
河島:実績ならうちは森咲ですね。
飯森:ふたりとも良かった。写真集を出した話題性もあったしね。
──お店の貢献度でいうと、森咲ですかね。
飯森:うーん、甲乙つけがたい。
今野:同率1位もありですか?
飯森:でも橋本は今年、2作。森咲は3作なんですよね。
──それではグランプリは森咲、2位は橋本でいいってことですかね。
飯森:奈月はこのままいけば来年は1位ですよね。
──続いて3位は奈月セナにして、その後は皆さんからの意見では、4、5位は徳江、緒方でしょうか。
河島:4位は徳江。ファーストのインパクトが大きかったから。緒方はまだサードですからね。
──分かりました。そして、特別賞を中島史恵にしましょう。これでベスト5、特別賞が決定となりました! 皆さんありがとうございました。
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