iPhoneで撮影のフィルム、ターナー賞を受賞! ティム・クックも祝いの言葉をツイート

access_time create folderデジタル・IT
英国の国立テート美術館による今年のターナー賞に、英国スコットランド在住のコンテンポラリーアーティストCharlotte Prodgerさんの作品「Bridgit」が選ばれた。

作品は全てがiPhoneで撮影されたショートクリップで、AppleのCEOティム・クックも賛辞をツイートした。

・注目度の高い賞

アートに詳しい方ならご存知、ターナー賞は英国在住のアーティストが対象ながら、世界でも注目度の高い現代芸術のための賞だ。

当地では毎年、授賞式が生中継されるほど大きな賞で、今年はその賞にiPhoneで撮影されたフィルムが輝いた。iPhone撮影のフィルム作品が受賞するのは初という。

・1年かけて撮影

iPhone撮影で受賞したからには、映像の美しさなどが決め手となったかと思うだろうが、必ずしもそれだけではないようだ。

確かに、スコットランドの田舎の風景を映し出す映像は美しい。電車の車窓から、船のデッキからの眺めをとらえていて、約1年かけて撮影されたとのこと。

作品ではそうした映像に、Prodgerさん自身の声でのナレーションが入っている。そのナレーションとは、自身の体験を元にしている階級やジェンダーについてのものだ。

静かだが、訴えかける内容で、それでいて切ないような、力強いような、さまざまな余韻を残す。審査委員長は「思いがけない拡張的なエンディング」などと評価した。

受賞後、Prodgerさんは撮影に使ったiPhoneについて「普段から作品にiPhoneを活用していて、iPhoneは私のエクステンションのような感じ」と語っている。

Tate/Twitter

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. iPhoneで撮影のフィルム、ターナー賞を受賞! ティム・クックも祝いの言葉をツイート
access_time create folderデジタル・IT
local_offer
Techable

Techable

ウェブサイト: https://techable.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。