逮捕者も出た渋谷ハロウィンの影響? 50%以上が「来年参加したくない」
10月31日ハロウィン当日の渋谷
渋谷の騒動が注目を集めたハロウィン。次回以降は、より参加者が減少するかもしれない。
LINEが発表した2018年のハロウィン実態調査(LINEリサーチ)によると、ハロウィンへの参加者は2016年から年々減少。
特に2018年に「参加しなかった理由」としては「渋谷の騒ぎなどイメージが悪い」が挙がるなど、近年大きな盛り上がりをみせる渋谷ハロインが、少なからず影響しているようだ。
軽トラ騒動では逮捕者も、若年層の印象に影響?
15歳から49歳男女のLINEユーザーを対象にした調査結果で、2016年から2018年の3年間アンケートを実施。毎年5000回答以上を得ている。
2018年のハロウィンに参加しなかった理由をみると、そもそも関心がないとみられる「興味がないから」(43%)が1位に。
2位には「特に何かをするイベントではないと思うから」(24%)、「めんどうだから」(22%)、「渋谷の騒ぎなどイメージが悪いから」(21%)、「時間がなかったから」(21%)、「自分には関係ないから」(20%)が、数値の差が少ないかたまりで続いている。
なかでも「渋谷の騒ぎなどイメージが悪い」は10代男性で26%、20代男性で30%と割合が高い。同じ年代の女性をみると、「時間がなかったから」が最も多く、10代で38%、20代で31%にのぼっている。
【超カオス】史上最多? 身動きがとれない渋谷ハロウィン
直近ではNHKニュースが、ハロウィン直前の週末の渋谷を騒然とさせた、軽トラック横転に関わった男性4人の逮捕を報じている(外部リンク)。
暴徒化した参加者とその逮捕。今後の渋谷を含めたハロウィンへ与える影響は少なくないだろう。
高い女性の参加率、渋谷でも女性グループが多数
続いて、ハロウィン全体への参加者をみると、2016年から2018年にかけて年々減少しながら推移している。
男性に比べて、女性の参加率が高い傾向は2017年と同様。実際、ハロウィン当日の10月31日の渋谷も、女性の集団が多い印象を受けた。
経済効果も指摘されるハロウィンだが、参加者がどれだけお金を使ったのか。調査によると、2016年が5273円、2017年4662円、2018年が4674円とほぼ横ばい。
渋谷ハロウィン当日に参加者に聞いた話では、衣装にかける金額として下は「100円」、上は7000円が1組いただけで、ほとんどが3000円から5000円だった。
次回ハロウィンへ参加したい人は減少気味
次回以降のハロウィンについて参加したいかどうかの3年間の推移をみると、「とてもしたいと思う」「まあしたいと思う」が年々減少する一方で、「まったくしたいと思わない」が2017の31%から2018年は38%へと増加。
「あまりしたくない」(13%)と合わせて、50%以上の人が次回のハロウィンに参加したくないと思っている。過去3年間で、参加したくない人が過半数を超えたのは2018年が初となった。
「ハロウィンを一緒に過ごした相手」としては、「友達・知人」(36%)、「同居している子供」(32%)、「配偶者」(25%)など「家族」が多く、前年と比較すると男性10代で「同居している親」「兄弟・姉妹」の割合が、男性40代で「子ども」や「配偶者」の割合が増加している。
男性の一部年代で前年よりも家族と過ごす傾向が強まっていることから、LINEリサーチでは「来年以降のハロウィンは、家庭の行事として、落ち着きを見せる方向になるかもしれません」としている。
当日、渋谷で話を聞いた限りでは、「楽しそうだから参加した」という声が多かったハロウィン。しかし、渋谷ハロウィンのように一部暴徒化した参加者によって、そのイメージは大きく変わりつつあるのかもしれない。
引用元
逮捕者も出た渋谷ハロウィンの影響? 50%以上が「来年参加したくない」
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