【日本人より日本愛が強い外国人】セーラームーンの可愛さは衝撃的だった|ニューヨークで聞きました編<3>

access_time create folder生活・趣味

Sandra Jockus(サンドラ)さん
(C)Sara Aoyama

年々人気が高まる、世界中から注目される日本の魅力。日本を愛するがゆえに、旅行だけでは物足らず、海外から移住するケースも増えています。

彼らは文化や言葉が違う壁を乗り越え、日本を受け入れ理解し、日本人以上に日本を愛しているかもしれません。

今回は人種の坩堝ニューヨークで出会った「日本が大好き」な方達にインタビューしました。国籍も、言葉も違う彼らが、なぜ日本を訪れ、日本に惹かれたのでしょうか。そこには、筆者が想像する以上の、彼らの強い「日本愛」がありました。

3回目のインタビューは、ドイツ出身のサンドラさんです。
 
インタビューした方のプロフィール

お名前 : Sandra Jockus(サンドラ)さん
性別: 女性
年齢:30歳
出身国:ドイツ ベルリン
日本での滞在地: 東京
日本在住歴:9年
website:https://www.good-glamorous-morning.com
インスタグラム https://www.instagram.com/sailorsan/

ー訪日したいと思ったきっかけを教えてください。

10歳ぐらいの時にテレビでセーラームーンを見て、こんなにカラフルで、みんな美人で、素敵なものを見たことなかったので、すごく感動しました。アメリカやヨーロッパのアニメや漫画とは、色使いや感覚がまったく違っていて、衝撃を受けました。その時に初めて、日本に行ってみたいなと思いました。もともと漫画に興味があり、自分でも描いていて、17歳の時には「ヨーロッパ漫画大賞」の銀賞を受賞しました。

ー日本には9年間いらしたそうですが、何をしていらしたか教えてください。

日本には21歳の時から滞在していました。はじめは文化服装学院で勉強し、卒業後はアパレル業界の仕事とフリーランスイラストレーターをしていました。

ー日本での仕事はどうでしたか。

アパレル業界(フランスの有名ブランド)に勤めていましたが、残業が多く、仕事ばかりの生活でした。趣味や恋愛をする時間もなく、日本人のシングル率が高いのは理解できます。

ー恋愛対象として日本人の男性はどうですか。

日本人男性は、海外経験がある人を除いて、感情表現が苦手ですね。自分の気持ちをアピールするのが下手で、女性には伝わりにくいです。彼らは精一杯表現していると言うのですが、まったく情熱が感じられません。恋愛は人生の一大イベントですから、恥をかくことを恐れず、全身全霊でぶつかって欲しいですね。ドイツは恋愛においてはストレートに気持ちを表現し、日本とは全く違います。

ー日本の好きな場所を教えてください。
Sandraさん提供写真 富士山河口湖
(C)Sandraさん提供写真 富士山河口湖

Sandraさん撮影 広島県宮島
(C)Sandraさん撮影 広島県宮島

広島の宮島です。すごくオーラのある場所で、一人旅した時にとても感動しました。

日本では仕事が忙しく、残業も多かったので、息抜きに出来るだけ旅行するようにしていました。ウォータースポーツが趣味なので、1週間に一度は東京から離れていましたね。

Sandraさん提供写真 東京豪徳寺
(C)Sandraさん提供写真 東京豪徳寺 

Sandraさん提供写真 東京
(C)Sandraさん提供写真 東京

ー日本のどこが好きですか?

やっぱり、食です!例えば定食を頼んでも、さまざまな小鉢がついていてバラエティーが豊かで楽しいですね。地域によって食に変化があり、どこへ行ってもその地域の名物があります。異なる食文化が各地で味わえるので、日本国内の旅行が大好きでした。ヨーロッパでは、和食のように多くのおかずがつくことはなく、メインがどーんと出る感じ。日本とは、食習慣も文化も違いますね。

日本の祭りや自然も地域によって、すごく変わりますね。日本に200年間住んでいても、たぶん全ては見られないと思います!

ー好きな和食を教えてください。

好きな和食は、沢山ありますね〜。日本の寿司は、やっぱり世界で1番美味しいですね!まぐろLove! つけ麺(ラーメン)も大好きです。

ー日本とドイツの違いについて伺えますか。

基本的には、比べ物にはならないですね〜。
街作りは全く違うのですが、真面目な気質は少し似ていると思います。ドイツ人は日本人と同じように時間に正確、約束もちゃんと守りますし、仕事にも厳しいです。

ー日本とアメリカ(ニューヨーク)の違いについて

アメリカは、とにかく自由ですね。その自由さは、日本であまり感じたことがなかったです。日本人は人目をすごく気にするし、細かいルールをちゃんと守りながら生きているので、時々ストレスを感じることがありました。アメリカに来て半年(2018年5月渡米)ですが、日本で感じたようなストレスはなくなりましたね。渡米は友人に勧められたのですが、日本よりニューヨークの方がビジネスチャンスはあるかもしれません。ニューヨークでの生活は、自由でエキサイティング。2018年11月15日(木曜日)から2ヶ月間、私のイラストをブルックリンのポップアップストアで出店します。ぜひ来てくださいね!
 
THE NARATIV

385 Tompkins Avenue,
Brooklyn, NY, 11216,

ー日本を訪れた前と後で印象が大幅に変わったこと

印象はあまり変わりませんでしたね。日本語が出来なかったので、知らない方まで色々手伝ってくれて、本当に嬉しかったです。今は外国人がすごく増えて、外国人に対しての親切さはかなり減っていますが、9年前は好印象でした。

ー日本人に伝えたいこと
Sandra Jockus(サンドラ)さん近影
(C)Sara Aoyama

日本は、本当に素敵な国です!
若者は皆海外行きたいと言いますが、海外へ行く前に、まず日本を回って、日本を素晴らしいところを発見することをおすすめします。

インタビューを終えて

今回のサンドラさんは、日本語の読み書きも問題なく、日本語はペラペラ。インタビューはとても楽でした(笑)。彼女は日本語のみならず、英語、ドイツ語、フランス語などなど話せるマルチリンガル(他言語使用可能)。インタビューしている間も、頭の回転の早さを感じます。また日本の長所だけでなく、筆者が内心感じていた日本の短所も正直に語ってくれました。

「セーラームーンとの出逢いは目が大きくて、可愛くて、衝撃的だった」と説明してくれましたが、筆者にしてみれば、彼女こそこぼれるほど大きな瞳の超美人。いやいや、セーラームーンに負けていませんよ。渡米半年後で、イラストレーターとしてポップアップストアに出店。ニューヨークで、今後のご活躍が楽しみです。

※無断で画像を転載・使用することを固くお断りします。
Do not use images without permission.
【日本人より日本愛が強い外国人】セーラームーンの可愛さは衝撃的だった|ニューヨークで聞きました編<3>

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. 【日本人より日本愛が強い外国人】セーラームーンの可愛さは衝撃的だった|ニューヨークで聞きました編<3>
access_time create folder生活・趣味
local_offer
TABIZINE

TABIZINE

TABIZINE(タビジン)は旅と自由をテーマにし、日常に旅心をもてるようなライフスタイルを提案します。覗き込めば、世界地図を拡げた時のワクワクがあるような、はたまた旅する非日常を感じ旅へ向かわずにはいられなくなるような、そんな夢見心地にするパワーがあるメディアでありたいと思っています。人生は一瞬一瞬が心の旅。皆さんが何にもとらわれることなく、自由で冒険に満ちた毎日になるような情報をお届けします。

ウェブサイト: http://tabizine.jp

TwitterID: tabizine_jp

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。