Nulbarich、夢のステージに立つ歓喜の日本武道館ワンマンを観た―OTOTOYミニ・レポート

access_time create folderエンタメ
Nulbarich、夢のステージに立つ歓喜の日本武道館ワンマンを観た―OTOTOYミニ・レポート

Nulbarich (ナルバリッチ)が、2018年11月2日(金)に初の日本武道館ワンマン・ライヴ「Nulbarich ONE MAN LIVE at 日本武道館 -The Party is Over-」を行った。

当日の模様を、ライター・秦理絵によるミニ・レポートでお届けします。

まずは最初のMCが「夢を叶えてくれて本当にありがとう」で始まったこと。「結成当初、この曲を武道館でできたらいいよねって言ってたけど……ドリームはトゥルーするね」と、冗談まじりに紹介をして「Spread Butter On My Bread」を演奏したこと。JQが“元ドラマー”としての夢も叶えるために、新曲「JUICE」でドラムプレイを披露したこと。「目の前のみんなのために、これからもダーッと走っていくよ」と、らしい言葉で「これから」への想いを重ねたこと。アンコールがあったこと。そこで選んだのが「LIFE」だったこと。そして、何よりもNulbarichのハイセンスな創造性を全開放して完成させた完璧なパフォーマンス。そのすべてが、夢の武道館というステージだからこその出来事だった。

Nulbarichが活動開始から2年で立つ武道館。しかも、ソールドアウト。それを「破格」だとか「才能」だとか、いろいろな言い方で形容することはできるけど、そんなことはどうでもよかった。ただ自分が熱狂できる音楽を、あるがままのかたちで鳴らして、アーティストとして夢の舞台に立つことができたJQの歓喜と興奮。それを一切包み隠さずに伝えた剥き身の覚悟こそ、この日の武道館を最高のものにしていたと思う。

たぶんNulbarichのパブリックイメージは、スタイリッシュで、オシャレで、とか、ボーカルJQに関しても、どちらかと言えば、クールで飄々とした印象が強いんじゃないかと思う。だが、この日の武道館のステージからは、そんな言葉では片づけられない、彼の信念のようなものが熱く伝わってきた。その音楽に根付くラブ&ピース、あるいは、テイク・イット・イージー、ドント・ウォーリー・ビー・ハッピーというような精神性。それら揺るぎないメッセージが芳醇で心地好い音楽と溶け合うことで、大きな安らぎと幸福感を生み出す。そういうNulbarichの本質が、いつも以上に剥き出しに伝わってきた武道館だった。(秦理絵)

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. Nulbarich、夢のステージに立つ歓喜の日本武道館ワンマンを観た―OTOTOYミニ・レポート
access_time create folderエンタメ
local_offer

OTOTOY

ハイレゾ音楽配信/メディア・サイト。記事も読めるようになったアプリもよろしくどうぞ。

ウェブサイト: http://ototoy.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。