もう一度行きたいあの場所<5>台湾東海岸で大自然に魅了される。花蓮・台東
視界いっぱいに広がる山々の景色や、自然の力がつくり出した大理石の渓谷・・・。台湾東海岸の花蓮・台東で出会ったのは、豊かな自然と地元の人々のあたたかい優しさでした。
台東の海岸をふらりとお散歩
東海岸には新幹線が開通していないため、移動はすべて電車。 車窓から時折見える海を眺めながら、高雄から台東まで特急列車で3時間かけてゆっくり向かいます。
台東駅に着いた途端、10人ほどのタクシー運転手さんたちにわっと取り囲まれ、どこに行くのかと質問攻めに(笑)。目的地に行くまでまだ時間があったのでおすすめを聞くと、皆口を揃えて海をおすすめしてくれたので、そのうちの一人の運転手さんにお願いしてタクシーで10分ほどの海へ向かうことに。
普段は深いブルーに染まるとても綺麗な海なのだそうですが、この日の台東はあいにくの曇り空。代わりに海岸近くにあった「台東森林公園」の中を少し歩くことにしました。
南国らしい植物がたくさん。
「鹿野高台」でパラグライダー体験
ひと通り見て回ったところで、今回の目的地へ向かうことに。一度市街地まで歩き、タクシーに乗って着いた先は「鹿野高台(ルーイエガオタイ)」という場所。
実は今回の目的は「パラグライダー」をすること。ここは台湾でも有数のパラグライダー場なのです。
スタッフの人から説明を受けたら、いざ山の上の離陸地点へ。「Run, run, run!(走って!)」の掛け声とともに飛び立ちます。眼下に広がる景色は、美しい台東の自然と町並みでした。
しばし空の散歩を楽しみます。
パラグライダー体験が終わり、着地場でひとやすみ。傾きはじめた太陽に照らされた山の景色にすっかり目を奪われてしまい、時間を忘れてゆったりと過ごしてしまいました。
その日の夜は台東市内の民家で一泊。夜は外食のつもりだったのですが、お家の方のご厚意で夕ご飯をご一緒させてもらうことに。台東の人のあたたかさに触れた一日でした。
大理石で形成された渓谷「太魯閣國家公園」
翌日は台東を後にして電車で北上し、花蓮へ向かいます。花蓮駅で迎えてくれたガイドさんとともに向かったのは、台湾の大渓谷「太魯閣國家公園」。台湾有数の大自然を味わえる観光地です。
目の前の自然にただただ圧倒されます。
燕子口トンネル内は安全のためヘルメットを着用して歩きます。
トンネルから見えるのは大理石でできた岩壁。
下を見ると、見たこともないほど巨大な岩がゴロゴロと転がっていました。
公園内のハイキングコースの一つ「綠水合流步道」。難易度別にいくつかハイキングコースが整備されています。ここは30分ほどで歩ける初心者向けのもの。吊り橋あり、洞窟ありの楽しいコースでした。
吊り橋好きにはたまらないスポットです。
カエルに似た岩。公園内にはほかにもインディアンの岩などのユニークな岩がありました。
真っ白な大理石の岩がとっても綺麗。
「太魯閣國家公園」
住所:花蓮縣秀林鄉富世村富世291號
HP:https://www.taroko.gov.tw/ja(日本語)
充実した台東・花蓮への大自然の旅。広い自然を感じたくなった時や毎日の生活に少し疲れてしまった時、ふっと心を癒してくれるような場所が台湾にはありました。
[All Photos by Risa Imai]
Do not use images without permission.
TABIZINE(タビジン)は旅と自由をテーマにし、日常に旅心をもてるようなライフスタイルを提案します。覗き込めば、世界地図を拡げた時のワクワクがあるような、はたまた旅する非日常を感じ旅へ向かわずにはいられなくなるような、そんな夢見心地にするパワーがあるメディアでありたいと思っています。人生は一瞬一瞬が心の旅。皆さんが何にもとらわれることなく、自由で冒険に満ちた毎日になるような情報をお届けします。
ウェブサイト: http://tabizine.jp
TwitterID: tabizine_jp
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。