人手不足で周囲の平均2倍の賃金で募集した結果起きたことは? 「自分もぶち切れて辞めた」「モチベーションは大事」

慢性的な人手不足となっている中、新卒・中途採用で給与を上がる会社が増えていますが、『魔王などがブラック企業の社長になる漫画』(一迅社)などで知られるサラリーマン漫画家のベニガシラさん(@poppoyakiya)が賃金を周囲の平均の2倍で募集したケースをツイート。さまざまな反応が集まっていました。

賃金あげるといい人材がくるかどうかですが、私の知ってるケースだと
1、人手不足で周囲の平均の2倍の賃金で募集する
2、元からいる社員の賃金は変わらないから不満爆発
3、高い賃金目当てで大借金を抱えた人が多く入社
4、賃金2倍だから働く時間は半分でいいやと休む人続出
5、地獄絵図

「やり方がまずいとこうなる可能性があります」というベニガシラさんによると、元からいる社員の報酬をアップさせて業績が上がる事例もあるのだとか。

で、別のケースで元からいる社員のボーナスをアップさせた会社は業績が向上したそうです(複数あり)。

とりわけ、雇用している社員の賃金が変わらないというケースには「自分もそれで辞めた」という報告が複数上がっていました。

2のケース 新しいバイトのが時給が良くてそれを上司が口止めしてた。当時資格持ちだった私はぶち切れて辞めました。

2のケース多いよね。
新卒の賃金上げたら既存社員が辞めるパターン
前の俺の会社だわ

「給与額が低いとモチベーション上がらない」といった意見が多数上がっていたほか、人事労務管理で成功した例の紹介ツイートも寄せられていました。

HRMがうまくいっている会社の話を聞くと、「なんであいつが俺より!」は、金額差よりも自分が不当に評価されていることへの不満や怒りなので、いろんな機会を設けてコミュニケーションを取り、対話ベースで本人の自己評価と客観評価のブレを解消して、相互に納得できる待遇を探ることが大事だそうな。

私の知人がやったことだと、
飲食店で人が一人少なく、4人で料理を作っていた

一人ふやすか、給料25%アップするかどっちのほうがいい? 
と質問し、
満場一致で給料アップ
その後、4人前提で仕事をすることで協力しあって効率化をはかり、
努力のかいあって売り上げUP

その後一人補充で成功した

「人を雇うために賃金を上がるのではなく、優秀な人の賃金を上がるべき」「何年も頑張っている人の給料を上げるのが先」という意見のほか、「人事が優秀でないとだめ」という声も上がって採用と給与の話。今いるスタッフとのバランスを考えて全体のベースを底上げすることが望ましいのではないでしょうか。

※画像は『足成』より
http://www.ashinari.com/2009/07/26-025353.php [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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