【炎上】三億円事件の犯人と名乗る男 / 偽者と断定「出版関係者で小説家としては平凡」
1968年12月10日(火曜日)に東京都府中市で発生した三億円事件は、その時代に生まれていなかった人も知っているほど伝説的な事件である。東芝スタッフのボーナスを積んだ自動車を偽者の白バイ警察官が停止させ、現金三億円を盗んだのである。
・事件の真相を小説のような表現で暴露
この事件は2018年現在も解決しておらず、すでに時効も1975年に成立しており、もはや犯人が現れても逮捕される可能性はない。
そんななか、インターネット自作小説公開サイト「小説家になろう」に、自分が三億円事件の犯人だと名乗る人物が出現し、事件の真相を小説のような表現で暴露。インターネット上で物議を醸した。
・嘘つきの可能性が高まる
「あまりにも詳しすぎる」「犯人しかわかりえない情報が書かれている」などの声も上がり、本物の三億円事件の犯人なのではとの噂が拡散。
いよいよ三億円事件の真相が判明したと話題になったが、どうやらこの人物は犯人などではなく、嘘つきの可能性が高まった。また、偽者と断定する人も数多く出てきている状態だ。以下は元出版社勤務のネット媒体編集者のコメントである。
・元出版社勤務のネット媒体編集者コメント
「三億円事件の犯人と名乗っている人がいるようですが、私は偽者と断定します。プロファイリングをすると、この人物の年齢は40~60代の男性で、出版業界にかかわっていた人物だと思います。しかしインターネットでの執筆経験は乏しく、小説家として紙媒体で活躍できなかった人物だと考えます。その理由も明確に言えます。昭和時代の紙媒体によくある執筆表記をしており、ネット世代の書き方ではなく古臭さを感じます。それでいて小説としても面白さに欠け、話を引き延ばしすぎです」
・三億円事件の犯人と名乗る男が出版関係者である理由
1. 数字が全角
いまでも新聞や雑誌ではこの流れがありますが、紙媒体では数字をすべて全角で書くことが多いです。インターネットなど電子的なもので見るととても読みにくいので、ネット媒体は半角を使用することが多いです。
2. 記号のうしろに全角スペース
紙媒体では「!」や「?」などの記号のうしろに全角スペースを入れる流れがありますが、ネット媒体では全角ではなく半角スペースを使用することが多くなっています。
3. 二重かぎかっこ
紙媒体は「」の中にカッコを使用したい場合は『』を使用する流れがあります。ネット媒体でも商品名などには『』を使用する流れがありますが、読みやすさを重視してかなり減ってきています。
4. 三点リーダー×2
三点リーダーとは「…」のことを意味しますが、紙媒体の場合は「…」をふたつ並べるのが普通で、「……」と表現することがあります。
5. 上記の理由をまとめると
上記の理由から三億円事件の犯人と名乗る人物は、出版業界で成功しなかったネットに詳しくないオッサン小説家(ライター)の可能性が極めて高いという。
・いろいろとおかしい
三億円事件の犯人と名乗る人物は、この事件の真相をすべて暴露することにしたが、息子のススメでインターネット自作小説公開サイト「小説家になろう」に暴露内容を書くことにしたとコメントしている。しかしそれは嘘で、もともと小説家として注目を集めたいという考えから、そこに書き込みを始めたと考えるのが妥当だ。
そもそも小説を書こうと思って「小説家になろう」に書いたわけではないのだから、小説のように書く必要はない。なのに小説のように書いており、いろいろとおかしい。
・もっと面白い嘘が書けるように精進して
よって、三億円事件の犯人と名乗る人物は「出版業界で成功しなかったオッサン小説家(ライター)が書いたフィクション小説」の可能性が極めて高いという。どうせ嘘なのであれば、もう少しワクワクさせるものにしてほしいのだが、とにかくもっと面白い嘘(真実!?)が書けるように精進してほしい。
もっと詳しく読む: 三億円事件の犯人と名乗る男 / 偽者と断定「出版関係者で小説家としては平凡」(バズプラス Buzz Plus) http://buzz-plus.com/article/2018/10/04/sanokuen-jiken-nisemono-news/
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