映画「スタンド・バイ・ミー」のロケ地!旅人を魅了した幻の滝「モスブレー」

access_time create folder生活・趣味

映画「スタンド・バイ・ミー」のロケ地!旅人を魅了した幻の滝「モスブレー」
カリフォルニアのとある奥地に、知る人ぞ知る小さな滝があります。名前は「モスブレー」。大々的に観光スポットとして紹介されているわけではないのに、長いあいだ旅行好きの人から根強い人気を誇っていました。

「いました」と過去形にしたのは、現在は滝までの道のりが通行止めとなっているからです。もう足を踏み入れることができない魅惑の滝。一体なにが旅人を魅了したのでしょう?

4人の少年たちが歩いた線路

映画「スタンド・バイ・ミー」のロケ地!旅人を魅了した幻の滝「モスブレー」
モスブレー滝があるのは標高4300メートル超の山、ネイティブアメリカンの聖地かつ世界七大聖山の一つとして数えられる「シャスタ山」の麓。ダンズミュア (Dunsmuir)というエリアの一画です。

映画「スタンド・バイ・ミー」のロケ地!旅人を魅了した幻の滝「モスブレー」
映画「スタンド・バイ・ミー」のロケ地!旅人を魅了した幻の滝「モスブレー」
滝までの道は舗装された道路でもトレイルでもなく、なんと線路。ここは映画「スタンド・バイ・ミー」のロケ地となった場所としても知られています。眼下には川が流れ、道なき道を歩いた先に、モスブレー滝はあります。

映画「スタンド・バイ・ミー」のロケ地!旅人を魅了した幻の滝「モスブレー」
数年前に私有地化され、現在は人の出入りが禁止されていますが、それまでも貨物列車が運行している状態でした。自由に入れる状態だったのが逆に不思議なぐらいです。

幻想的な美しさを放つ滝

映画「スタンド・バイ・ミー」のロケ地!旅人を魅了した幻の滝「モスブレー」
線路上をひたすら歩くこと40分ほど。岩の落書きを目印に川岸に降りるといよいよモスブレー滝とご対面。

映画「スタンド・バイ・ミー」のロケ地!旅人を魅了した幻の滝「モスブレー」
まるで束ねられたシルクの糸のように、水がランダムに美しい緑の木々を伝って川へ流れていきます。この繊細さがモスブレー滝の魅力。川の透明度は高く、あたり一帯は木々に囲まれ、極上のヒーリングスポットに。

映画「スタンド・バイ・ミー」のロケ地!旅人を魅了した幻の滝「モスブレー」
映画「スタンド・バイ・ミー」のロケ地!旅人を魅了した幻の滝「モスブレー」
時折現れる虹とのコラボはまた一段と美しいです。

あの有名な水も関係している!

映画「スタンド・バイ・ミー」のロケ地!旅人を魅了した幻の滝「モスブレー」
モスブレー滝があるシャスタ山の麓は、荘厳な山の佇まいと凜とした空気を合わせもつ神秘のエリア。一部では「妖精が住んでいる」と噂されるほど。

映画「スタンド・バイ・ミー」のロケ地!旅人を魅了した幻の滝「モスブレー」
映画「スタンド・バイ・ミー」のロケ地!旅人を魅了した幻の滝「モスブレー」
おなじみクリスタルガイザーの採水地でもあり、その豊かな水源から生まれた湖・滝が数多く点在する避暑地として人気です。

映画「スタンド・バイ・ミー」のロケ地!旅人を魅了した幻の滝「モスブレー」
映画「スタンド・バイ・ミー」のロケ地!旅人を魅了した幻の滝「モスブレー」
サンフランシスコからは車で5時間。旅行中に足を運ぶにはなかなか大変な距離ではありますが、富士山よりも高いシャスタ山は姿形も美しく、訪れる価値は充分にあります。

映画「スタンド・バイ・ミー」のロケ地!旅人を魅了した幻の滝「モスブレー」
モスブレー滝に行くことは、今はできません。だからこそ、想いが募ってしまうというのが人の常。いつかまた解禁になるかもしれない。その日を期待して待ちましょう。

[All Photos by Mika Hirai]
映画「スタンド・バイ・ミー」のロケ地!旅人を魅了した幻の滝「モスブレー」

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. 映画「スタンド・バイ・ミー」のロケ地!旅人を魅了した幻の滝「モスブレー」
access_time create folder生活・趣味
local_offer
TABIZINE

TABIZINE

TABIZINE(タビジン)は旅と自由をテーマにし、日常に旅心をもてるようなライフスタイルを提案します。覗き込めば、世界地図を拡げた時のワクワクがあるような、はたまた旅する非日常を感じ旅へ向かわずにはいられなくなるような、そんな夢見心地にするパワーがあるメディアでありたいと思っています。人生は一瞬一瞬が心の旅。皆さんが何にもとらわれることなく、自由で冒険に満ちた毎日になるような情報をお届けします。

ウェブサイト: http://tabizine.jp

TwitterID: tabizine_jp

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。