人への「うらやましい」という感情を乗り越える方法

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人への「うらやましい」という感情を乗り越える方法

妬みや嫉妬といったネガティブな感情が生み出される元は、「うらやましい」という思いだ。

そして、自分を蔑んだり、他人を妬むことがないようにするには、この「うらやましい」という感情を上手くコントロールできるようになることが大切である。

では、コントロールできるようになるためには、どうしたらいいのだろうか。

『「うらやましい」がなくなる本』(植西聰著、プレジデント社刊)は、「うらやましい」という思いをどのようにコントロールしていくかをテーマに、「うらやましい」をがんばる意欲へと変える方法を紹介する一冊だ。

「人がうらやましい」という思いに振り回されてしまいがちな人は、劣等感が強い人が多いと著者は述べる。

例えば職場では、自分よりも仕事ができ、人間関係が上手な人がいると、「うらやましい」という思いにとらわれ、劣等感に苦しめられてしまう。

この場合どうすればいいのだろう。

著者は、劣等感に対する考え方を変える必要があると指摘する。劣ったものがあるからダメなのではなく、劣等感をバネにして自分を成長させるのだ。たとえば、太宰治は人間関係が下手だという劣等感を「小説に書く」という形で補っている。

劣等感を否定的に考えず、肯定的に考えるようにすれば、気持ちも前向きになるのだ。

また、劣等感を克服する方法は2つある。一つは、「劣っていることを努力で克服する方法」、もう一つは「劣っていることを別のことで補う方法」だ。

一つ目の例は、話をすることが苦手という劣等感を克服するために、「話し方」の勉強をするという努力で劣等感を克服するというような形だ。

一方、劣等感を別のことで補うという方法。こちらは、話すことが苦手な場合、もしその人が「話すのは苦手だが、文章を書くのは得意」というタイプならば、「文章を書く」能力をさらに伸ばすことによって劣等感を和らげるという方法だ。

苦手なことばかりではなく、自分の得意分野へ目を向けることも必要なのだ。

人には何かしらの長所がある。なのに「うらやましい」という思いにとらわれてしまうと、自分の良さも忘れてしまう。ついつい人と比べてしまったり、人をうらやんでしまうものだが、本書から「うらやましい」感情をコントロールする術を学び、この感情とうまく付き合っていく方法をつければ、もっと前向きに生きることができるはずだ。

(新刊JP編集部)

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