「大人しくない大人に、ショートプレミアム」今こそ価値を再認識したいトヨタ ブレイドマスター

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▲ボディサイズはベースのオーリスと同等ながら、大排気量エンジンを搭載したのがブレイドシリーズだ

プレミアムな国産ハッチバックってないの?

ハッチバック車というとどちらかというと実用車、というイメージが強い車種。そもそもハッチバック自体が全長の短いコンパクトカーの使い勝手を向上させる目的で登場し、発展してきたボディタイプ。

そういう背景を考えればある意味当然と言えるのですが、やや物足りないと考える人もいるのではないでしょうか?

中には軽量コンパクトというハッチバックの特性に目を付け、元気なエンジンを搭載したスポーツモデルの「ホットハッチ」というジャンルも存在しますが、もうちょっと落ち着いたハッチバックはないものか……。一部の輸入車には存在しているものの、日常使いのことを考えるとより信頼性高い国産車がいいなあ……。などとお考えのアナタにオススメしたいモデルがあったのです!

トヨタ ブレイドマスター(初代)

▲欧州プレミアムコンパクトのライバルとしてトヨタが放った異色車種。ボディカラーも高級車らしい落ち着いたものが用意されていた

それが2007年に登場したトヨタ・ブレイドマスターです! ベースとなったのは2006年に登場したブレイドで、それに新たなグレードとして追加されたのがこちらのブレイドマスターというワケ。

ブレイド自体も初代オーリスとプラットフォームを共有しながら、上質さに磨きをかけたプレミアムハッチバックとしてリリースされており、オーリスには存在しない直列4気筒2.4Lエンジンを搭載しています。

リアサスペンションもオーリスのトーションビームに対してダブルウィッシュボーン式を採用するなど、メカニズムに関してもオーリスとは全く異なるものが採用されていました。

そのブレイドにハリアーやアルファードなどに搭載されていたV型6気筒3.5Lの2GR-FE型エンジンを搭載したのが、今回ご紹介するブレイドマスターなのです。

こちらのエンジンは280ps/35.1kgf・mという余裕たっぷりの出力を発生させるものであり、初代オーリスRSに搭載されていた1.8Lエンジンのおよそ倍となるパワーとトルクを持ち合わせていたのです。

▲小さなエンジンルームに見事3.5L V6エンジンが収まっています ▲パドルシフトを備えたステアリング。3本スポークのステアリングがブレイドマスターの証し

そして組み合わされるミッションは6速のオートマチックトランスミッション。あくまでスポーツモデルではなく、プレミアムモデルということで、キャラクターに合ったものがチョイスされています。

とはいえマニュアルモードとパドルシフトも用意されているので、アグレッシブに走りたいときにはキッチリ応えてくれる懐の広さも持ち合わせています。

また今から10年近く前に登場した車種にも関わらず、衝突被害軽減ブレーキの設定もあり、これを装備すると前車車速追従機能付きレーダークルーズコントロールも追加されるため、ロングツーリング時の疲労軽減に大きく貢献してくれることでしょう。

さらにサイドエアバッグやカーテンシールドエアバッグ、ニーエアバッグなどは全グレードで標準装備となるため、安全性も高くなっています。

▲こちらはモデル途中で追加された最上級グレード「Version L」の本革内装

もちろん内装もプレミアムの看板に偽りなし。ベースグレードでも多くの部分にスエード調の表皮が採用されている他、上級グレードでは本革やアルカンターラを使用したシートも用意されており、プレミアムカーを所有しているという満足感も満たしてくれることでしょう。

そんなブレイドマスターの中古車はやや希少車種となります。記事執筆時点でブレイド全体で166台ヒットしたのに対して、ブレイドマスターはその中のわずか13台。つまり構成比としては10%未満となってしまっているのです。

では、希少車だから高額なのか? というと実はそうでもなく、掲載車両の7割が総額100万円を切るお手頃価格。高年式低走行のものでも150万円の予算でおつりがくる価格帯となっています。

ただ、ほとんどがベースグレードであり、上級グレードを狙うとなると良い出物が見つかるまで我慢する必要もありそうです。しかし、現在後継車種が存在していないということを考えれば、じっくり探す価値がある車種と言えるでしょう。

text/小鮒康一

photo/尾形和美、トヨタ

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