婚活で多い「年の差婚」は何歳差までがうまくいく?

婚活で多い「年の差婚」は何歳差までがうまくいく?

男性は年下を好み女性は年上を好む婚活場面

「結婚するなら、何歳くらいまでの年上の人が大丈夫ですか?」
結婚相談所にいらっしゃった女性の方に、まず伺う質問です。それに対して、結婚相談所にいらっしゃった男性の方に伺う質問はこちらです。
「結婚するなら、何歳ぐらい年下の人がよいですか?」

婚活場面でなされている当たり前の会話です。根底にあるのは、男性は若い女性が好き。女性は結婚するなら何歳か年上の人がよい。という価値観です。

つまり、婚活場面では、マッチングとして一般的に取り扱われるのが、同級生同士ではなく、年の差婚です。

結婚相談所に登録する男女の主な年齢層の違いが年の差婚の背景

芸能界でも年の差カップル、年の差婚が話題になっていますが、婚活場面では、年の差婚は主流と言ってよいでしょう。それはなぜでしょうか?

「結婚相手として、男性は若い女性を好む」とか「女性には経済力がある年上の男性がいい」という事がよく言われる事なのですが、ある事情が関係しています。

結婚相談所に登録する男性の年代の多くは、35歳以上です。最も登録数が多い年代は、40代です。それに対し、女性が登録する年代も35歳以上が多いのですが、登録者の多くは、44歳までです。女性の登録者の過半数が30代までなのです。

つまり、男性の婚活者の年代は40代が最も多く、女性の登録者の過半数が30代までです。ざっと見積もっても、10歳までの年の差があります。結婚相談所などの婚活場面では、男性が10歳までの年上を許容できれば、成功するといえます。

実際に、結婚に至るカップルも、男性が年上の場合が主流です。私がお世話したカップルの中で、出会って3ヶ月以内のスピード婚だったのは、男性が9歳年上の年の差カップルと、男性が12歳年上の年の差カップルでした。

このように、女性側が年上の男性を許容できる幅が広ければ広い方が婚活は成功しやすいという事があります。

年の差カップルの結婚生活はたがいに好影響をもたらしそう

では、このような年の差カップルが実際に結婚したら、どのような結婚生活を送るのでしょうか?

男性は、若くてきれいな妻が自分を愛してくれるので、毎日家に帰るのが楽しみで生きる張り合いができた。と、妻に感謝する日々を送るようになります。女性の方は、夫に大切に愛されて、経済的にも余裕ができ、主婦にもなれるし、自分のペースで仕事を続ける事もできる。人生の選択肢が拡がった。と、夫に感謝する日々を送ります。

年の差婚は、今後続く結婚生活においてとても良い影響をお互いにもたらすと言えます。

見た目と実年齢の差は「健康的かどうか」が決め手

ただ、現実的には、10歳年上の男性を女性が最初から望むかというと、一概にはそうではない場合もあります。独身女性が結婚相談にお見えになる時は、最初は、だいたい同じくらいの年の人。または、年下の男性でもかまわないとおっしゃいます。

しかし、婚活をしていくうちに、それでは結婚が決まりにくいと、だんだんと許容する男性の年齢の幅を広げていくようになります。

逆に男性側からみてみると、若くてきれいな女性を妻にしたいと思えば、いかに女性が年齢差を許容してくれるかがポイントとなります。結婚相手の条件として、男性に求められるには、まずは経済力なのですが、実は経済力だけではなく、やはり「見た目」というのが大きく左右します。

見た目年齢と実年齢の差は、健康的かどうかが決め手です。私がお世話をした年の差カップルで、男性が12歳上の男性は、毎朝ジョギングをして体を鍛えているという男性で、見た目年齢が5歳は若く見えました。

婚活は、まずは、お相手のプロフィールから選んでいきます。お互いの年齢が最初にわかってしまいますが、写真で実年齢より若い印象を受ければ、許容してくれるチャンスが広がります。

「男は中身が勝負だ。」という意見には大賛成なのですが、知り合うきっかけをつかむためには、まずは健康に留意して、見た目を整える事が生命線です。

10歳差を許容できれば婚活の成功確率は大きく高まる

女性にとっては、男性が年上の場合の、年の差を受け入れるまでの過程で、将来、夫の介護をする羽目になるかもしれない。と戸惑う方もいらっしゃいます。それでも許容していくのは、男性から強い愛を受け取っていくうちに、幸せだと感じて愛を育むようになっていくからです。

女性にとって、いつまでも夫からの愛を受け取っていく結婚生活というのは、理想です。死が分かつまで愛され続けられる理想の結婚像が夢ではなく現実に起こります。

幸せな結婚生活を手にいれるためには、まずは、お互いが幸せに思う相手を見つける事です。10歳までの年の差を許容できれば、婚活が成功する可能性が大きく高まります。

(小西 明美/結婚コンサルタント、仲人士)

関連記事リンク(外部サイト)

育休を最長2年に延長することで女性の離職を防ぐことが出来るか?
再婚率シェア拡大時代の婚活
遺言書で相続時のトラブルを防ぐには?

  1. HOME
  2. 政治・経済・社会
  3. 婚活で多い「年の差婚」は何歳差までがうまくいく?
JIJICO

JIJICO

最新の気になる時事問題を独自の視点で徹底解説するWEBメディア「JIJICO」。各分野の専門家が、時事問題について解説したり、暮らしに役立つお役立ち情報を発信していきます。

ウェブサイト: https://mbp-japan.com/jijico/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。