KDDIの「IoTクラウドAPI Market」と、人工知能「MUSE エンジン」開発のAKAがAPI連携を開始 自然な英語会話を実現し、海外展開などをサポート
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アメリカに本社を置くAKAでは、ここ数年人工知能エンジンMUSEの開発に取り組んでおり、2015年に日本法人を設立。このたび、KDDIの「KDDI IoTクラウド API Market」とAPI連携すると発表した。
・APIを提供する側、求める側をつなぐ「KDDI IoTクラウド API Market」
「KDDI IoTクラウド API Market」は、APIを通して自社のデータやサービスを提供したい企業と、さまざまなAPIを利用して新しいサービスを開発したい企業をつなげるAPIマーケットプレイス。これまでは、天気、地図、音声合成、画像認識といった新しいサービスを開発する際は自社開発するか、あるいは技術提携する外注先を個別に探す必要があったが、ラインナップの中から必要なAPIを選択してサービス開発できるようになった。
・人口知能「MUSE エンジン」を活用した「英語会話 API」を提供
「MUSE エンジン」には、人工知能コミュニケーションエンジンが搭載されており、ディープラーニング(深層学習)基盤の自然言語処理技術によって、事前にプログラミングされていない文章を新しく生成し、自ら思考しながら自然な会話を実現する。
今回の提携により、AKAは「英語会話 API」(NLP API、その他9つのAPIを含む)と「画像認識API」技術を提供。英語対話や画像認識を活かしたゲームや見守りロボット開発などに活用できる。
また、自然な英語による対話を可能にするMUSEエンジンは、海外展開、および2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて急増するインバウンド観光客向けAIコミュニケーションサービス実現をサポートしてくれそうだ。
AKAでは、今後「日本語版NLP API」「感情認識API」および会話内容を発言者別に識別して記憶する「メモリーエンジンAPI」の開発を進めていくという。「AIがより人間らしくヒトと対話し、より身近に補助してくれる次世代社会」を目指していく意向だ。
AKA LLC
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000017199.html
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