製品化から40年でも「進化の余地がある」 ダイニチ工業が石油ファンヒーター2製品とハイブリッド式加湿器2製品を発表

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製品化から40年でも「進化の余地がある」 ダイニチ工業が石油ファンヒーター2製品とハイブリッド式加湿器2製品を発表

ダイニチ工業は8月21日、新製品発表会を開催。石油ファンヒーター2製品とハイブリッド式加湿器2製品を8月27日に発売することを発表しました。

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エアコンが普及する中、パワフルにすばやく、足元から部屋全体を暖められるだけでなく、灯油の燃焼に伴い発生する水により加湿効果もある石油ファンヒーター。1978年に三菱電機が製品化して40年を迎える現在でも、同社では年間200万~300万台を出荷する安定した需要があるそうです。

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新潟市に本社を構えるダイニチ工業が東京で発表会を開催するのは、今回が初めて。代表取締役社長の吉井久夫氏は、石油ファンヒーターが機能、性能、デザインを毎年改良していることに触れ、「日本の冬の暖房に必要な製品だとアピールしたい」と、発表会開催の背景についてコメント。製品について「まだ発展の余地がある。商品は成熟していない」と語りました。

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石油ファンヒーター新製品『SGXタイプ』は、3枚の可動式フラップと2枚の固定ルーバーを搭載する製品。

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上部から吹き下りる温風を2枚の固定ルーバーが受け止めて前方に流し、3枚の可動式フラップが火力に応じて角度を変えることで、床をはうように温風が遠くまで届くという仕組み。着火にかかる時間は従来製品の40秒から35秒に短縮し、運転開始時に自動で火力をアップするオートターボ運転と組み合わせて部屋を素早く暖められるのも特徴です。

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石油ファンヒーター『FZタイプ』は、業務用の石油ストーブ10kWモデルと同等の出力を持つ、家庭用石油ファンヒーターでは同社比で最も暖房力が高い製品。

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同社の業務用製品『FMタイプ』購入者へのアンケートにより、35%が一般住宅で使用していることが分かり、業務用クラスのパワーを持つ家庭向け製品として開発。業務用と異なり壁際に設置でき、設置場所が幅広く選べるほか、灯油タンクをカートリッジ式にして、部屋の外で給油を可能にしています。

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2003年から加湿器市場へ参入しているダイニチ工業。ハイブリッド式加湿器は『RXシリーズ』『HDシリーズ パワフルモデル』の2製品を発表しました。

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ダイニチ工業は温風による気化と気化式を組み合わせたハイブリッド式を採用。ハイブリッド式で課題だった運転音を静音化したことでシェアを伸ばしています。

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新製品はこの特徴に加え、タンクやトレーのぬめりを抑える『Ag+ 抗菌アタッチメント』を採用。タンク内の雑菌の繁殖を抑えることで水のぬめりやニオイを防止します。『HDシリーズ パワフルモデル』では、さらに『抗菌操作プレート』を搭載。操作パネルに抗菌処理を施し、手が触れる部分の清潔を維持します。

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宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

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