暑さも吹き飛ぶ、信州夫婦旅。憧れの星野リゾートでまったり♪
エッセイストの柳沢小実です。海外は、年一度の家族旅行以外は、ほぼひとり旅。国内は出張のほかに、夫と二人で日帰り~1週間ほどの旅をしょっちゅうしています。家族旅行は、お互いがプランを提案して、予算や治安なども考慮に入れて行先を決定しています。
ひとり旅は気楽で最高ですが、夫との旅は、お互いほどよく自分勝手なので気を遣わなくてよく、一緒にご飯も食べられるのがいいですね。やはり、感動を分かち合いたい時もありますから。
今回の旅の目的地は、日本列島のほぼ中央に位置する、長野県・松本市。国宝の松本城を囲む城下町には、歴史的建造物が数多く現存し、周りの山々とのコントラストが印象的な美しい街です。そして、周辺には温泉郷が点在し、多くの観光客が訪れています。いつもはひとり旅が多い私ですが、せっかくの温泉地なので、夫と旅してきました。
新型スーパーあずさ、さらに快適に!
JR新宿発の新型車両E353系は、シックなカラーで内装が統一されており、高級感が増しています。各席にはコンセントがつき、可動式ヘッドレストも。おかげで、JR松本までの約2時間40分を、とても快適に過ごすことができました。
車内で深川めしをいただきまーす
松本駅近くでレンタカーを借り、約1時間かけて、長野県塩尻市、標高1665メートルの「高ボッチ高原」へ向かいます。「高ボッチ高原」は、諏訪湖や富士山、日本アルプスの山々を見渡せる絶景スポット。着いたときは曇っていて視界が全くありませんでしたが、一瞬だけ景色が望めました! お天気に恵まれると、雲海や星空を楽しむことができるそうですよ。(雲海は、秋から冬にかけて、寒暖差などの気象条件が整ったときに発生するそう)
高ボッチ高原からの眺望
高ボッチ高原からの星空 提供:(一社) 塩尻市観光協会
高ボッチ高原からの雲海 提供:(一社)塩尻市観光協会
再び、しばしのドライブを楽しんで、「星野リゾート 界 松本」に到着です。「界 松本」は、温泉・ワイン・音楽を堪能できる、大人のための高級温泉旅館。テーマのあるお宿に宿泊するのは初めてなので、期待が高まります。
お部屋は二間の和室(広―い!)に、露天風呂もついています。いつでもお風呂に入れるなんてうれしい。窓辺に置かれているマッサージチェアも、地味な存在ですが、かなりありがたくて、移動で疲れた体をほぐしてもらいました。
広々とした和室。床の間には、お花も飾られています
ホテル内で実施されているアクティビティ「ワイン紀行」では、塩尻市のワインの歴史を学びながらテイスティングもできます。
ぶどうジュースもあり、飲めない方も参加できます
50種がそろう地元産ワインと豊かな食材に舌鼓!
さて、待ちに待った夕食です。地元の食材をふんだんに使った和会席と、ワインは塩尻市の10ワイナリーから、50種のワインをセレクト。そばがきやトマトの揚げ出し、和牛の赤ワインしゃぶしゃぶなど、信州だからこそいただける、手の込んだお料理の数々をたっぷり味わいました。
夕食のお品書き
トマトの揚げ出し 大葉 みぞれ大根
お造り取り合わせ
お肉がきらめいている! 和牛、絶品でした
食後はロビーへ移動して、フルートとピアノの演奏を楽しみました。“音楽にゆかりがある街”と言われる松本市の文化にちなみ、界 松本のロビーコンサートは1日2回の開催、飲み物を片手に美しい音色に身をゆだねる。おなかがいっぱいと言いつつ、赤ワインかき氷もいただいちゃいました。
1日2回開催されるロビーコンサート
赤ワインシロップのかき氷。コンコード種の長野ワインを使ったオリジナルシロップ
部屋に戻ってひと休みして、大浴場へ向かいます。「界 松本」がある浅間温泉は、松本城主の御殿湯も設けられていたという、歴史ある温泉地。アルカリ性単純温泉のなめらかなお湯で、お肌がしっとりしました。お庭の緑を眺めながらの夜の露天風呂、格別でした。
「界 松本」内風呂
「界 松本」露天風呂
「界 松本」では、8種13通りの湯浴みを楽しめる
もちろん、お部屋の露天風呂にも入りました。お湯に浮かべるヒノキ玉がいい香り
おそばを食べて、お土産を買って
朝ご飯も、こんなに豪華! 品数が多くて、まさにご褒美旅
2日目、贅沢な朝ご飯をいただいて、チェックアウトまでの間、風情があるお宿の周辺を散策。レトロなポストや、飲泉ができるスポットなど、普段とは違う街並みに、歩いているだけでリフレッシュできます。
「界 松本」周辺を散歩
温泉水を飲めるとは! 健康になぁれ!
そして、チェックアウト後に、長野のご当地スーパー「ツルヤ」や地元の名店を巡りました。たくさん買い込むことを予測して、わざわざスーツケースで来たのは正解でした。車を借りていたおかげで、効率よく回れました。
ツルヤのオリジナル食材。
松本駅で車を返却して、松本在住の友人たちと合流。彼らの車で、松本駅から10分ほどの場所にある「小木曽製粉所 筑摩店」に連れていってもらいました。そこは地元の人たちに人気だというおそば屋さん。セルフサービスで、国産そば粉のざるそば、並(200g)、中(350g)、大(450g)のどれもが500円なのです。安くて美味しいなんて素晴らしい! ビバ、信州の味! いやはや、大満足でした。
翁堂 のパンダケーキとたぬきケーキ(小サイズ)
飯島商店 のみすず飴
開運堂 のお菓子たち
松本には様々な銘菓があるため、お土産もたーくさん。これで、自宅に戻ってからもしばし余韻を楽しめます。
新宿から2時間半の松本旅。列車旅だと、車窓を楽しみつつ、お酒を飲んだり駅弁を食べたりできるのがいいですね。ワインと温泉と音楽と。次は紅葉の頃に訪れたいです。
※宿泊施設での食事内容は季節や宿泊プランによって異なります。
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