乙女心くすぐる!SNS映えするミャンマーのおすすめ仏教建築3選


Hi! 踊る旅人フォトグラファー、ナプシーです。旅は感じるもの、繋がるもの、クリエイトするもの。私の目から見た世界を、皆さんにシェアさせてください。
今回はミャンマーに行く予定はあるけれど、寺院が多すぎてどこに行けばよいのかわからない!という方のために、私が訪れた「女子心をくすぐるインスタ映えの仏教建築」を3つにしぼってご紹介します!
国民の90%が仏教の国ミャンマーは想像以上にインスタ映え

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ミャンマーという国名は聞いたことがあっても、どんな国かは知らないという方は多いのではないでしょうか?元ビルマ?スーチーさんが有名な紛争の国?タイの隣?インドには近いの?幸せの国だったっけ?(それはブータン)
実は、ミャンマーは治安が良くてとても観光しやすい国。ニュースで聞くロヒンギャ問題などは、観光客には訪れることが許可されていない、かなり遠いエリアになります。
人々の性格はシャイで穏やか。ミャンマー国民男性の大半が二十歳前に一度は出家の経験がある。敬虔な仏教国であり、より良い来世を迎えるために、日ごろの行いを善くし功徳を積み、悪いことをすれば自分に返ってくると考えられているため、治安もモラルも、日本のそれよりも良いように感じます。
私が出会った人々も、殺生を嫌って虫も殺さない人、突然の来客にもおもてなしを忘れない人ずるさのないタクシードライバー(これは田舎限定かも)など、慈善の心を持つ人が多い印象でした。
多すぎるパゴダ、どれがおすすめ?

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ミャンマーの目玉の観光は、パゴダと呼ばれる仏塔と寺院。ミャンマーの人々にとって、パゴダは釈迦に代わるものであり、「釈迦の住む家」なのだそう。
つまりパゴダを建てることはミャンマーでは「人生最大の功徳」とされ、そうすることにより幸福な輪廻転生が得られるとして、1000年以上前から建てられ続けています。
「釈迦の住む家」であるパゴダに入るときは履物を脱ぐことが求められ、靴や靴下(ストッキングを含む)を履いて入ることは禁じられています。灼熱の石のパゴダにも、靴を履くことは許されません。
それにしても、ガイドブックに掲載されているだけでも多すぎるパゴダ、一体どれに行けば感動できるの


ということで、フォトジェニック派女子である私が感動した「被写体としても、背景としてもインスタ映えする」3つのパゴダを厳選してお届けします!
是非素敵な写真を撮って来てくださいね!
1.永遠に続く白の世界がインスタ映え クドードォ パゴタ
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「クドードォ・パゴダ」は、1857年にミンドン王によって建てられたパゴダ。仏教の経典を彫った石板が入った730基の小仏塔が整然と並べられ、白の回廊が永遠に続いているように見えます。
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朝6時、仏像に供える花飾りを作る少女。頬にはタナカと呼ばれるミャンマーの日焼け止めをしています。
寺院の前ではお供え物がたくさん売られていて、人々はそれを持って本堂の中へ入っていきます。
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朝日に染まる白い世界は格別。ここはぜひ、白を染める太陽が綺麗な、人気が少ない日の出直後に行ってほしいです。
早起きは三文の得。ミャンマーには朝にしか見られない美しい景色がたくさんあります。その日の旅の幸運を祈るのにも最適。
同じく朝日のスポットで有名な、マンダレーヒルの展望台の帰りに寄るのがオススメです。一人旅でも、モーターバイクタクシーをチャーターすれば、ドライバーが時間を計算してお任せで色々みせてくれますよ。
■詳細情報
・名称:クドードォパゴダ(Kuthodaw Pagoda)
・住所:62nd St, Mandalay, Myanmar
・営業時間:5:00 – 19:00
2.秘境の地で鏡映しのインスタ映え カックー遺跡
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首長族でも有名な観光の拠点インレー湖から、少数民族パオ族が住む村を抜けて約60kmほど行った先にあるカックー遺跡。2500を超える仏塔は、今もなお増え続けているといいます。
この場所が観光客に開放されたのは、まだ最近のこと。しかしアクセスの悪さから、未だ秘境の雰囲気は残されています。定期的なツアーなどは特になく、山や小さな村を抜けた先に、こつ然と現れます。
ちなみにこの1番のインスタ映えポイント、鏡映しのカックー遺跡は大きな水辺に見えるかもしれませんが、実際は小さなため池です。入り口を入って右側にひっそりとあるのでインスタガールはお見逃しなく!
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インドの王様が建立しはじめたのが起源とされていて、その後バガン王朝の王様が地域の住人に対して、各家庭から1基ずつ仏塔を寄進するように命じて、このような姿になったそうです。
仏塔をよく見ると彫刻も飾りも様々で、動物や音楽家など、その仏塔の寄進者の個性が現れているのかなと過去に思いを馳せます。
人の少ない静かな世界で、仏塔の先端についている金具が風で涼しげな音をたてていました。まるで不思議な世界に迷い込んでしまったような、神秘的な感覚が特別でした。
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ここに到達するまでの道中も、少数民族達の暮らしが見れて格別な体験です。斜め向かいにあるマーケットで地元の人達に混ざり、水やフルーツ、豆などを買ってみてください!
■詳細情報
・名称:カックー遺跡Kakku Pagodas
・住所:Está en Taunggyi, no en Kyaing Tong, Taunggyi, Myanmar
・営業時間:9:30-3:30
・定休日:月曜日
3.人生で一度は訪れたい絶景 インスタ映えな三大仏教遺跡のバガン
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カンボジアのアンコールワット、インドネシアのボロブドゥールを上回る規模の、3000を超えるパゴダや寺院の遺跡が自然と共に広範囲に散らばっているバガン。849年から1298年まで続いたバガン王朝による遺跡です。
世界三大仏教聖地でありながら、世界遺産に登録されずにいる「バガン」。軍事政権による修復や周辺開発が原因とされていますが、その景観は感動の一言。ミャンマー政府は2019年の登録を目指して着々と準備をしているようなので 、ここが海外からの観光客で更に溢れる日は近いのではないかと思われます。
ミャンマーで出会ったローカルな人々にとっても、バガンはいつか行きたい憧れの場所。私が訪れた時は、家族で馬車をチャーターして遺跡を巡るミャンマー人の方が国外の観光客よりも多く見られました。

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この遺跡で絶対に見たい風景は、気球と共に朝日に紅く染まるパゴダ。地平線まで続く森の遺跡から大きな気球がゆっくり上がって行く様は、ファンタジー映画の不思議な生き物のようです。
免許がなくても運転できるe-バイクを利用して、明け方は幻想的な景色を求める旅人が走り回っています。
2017年までは上に登れた仏塔ですが、その年から徐々に立ち入り禁止の仏塔が増え、現在では絶景ポイントが激減しています。絶景ポイントのオススメについてはこちらをご覧ください。
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16平方マイル(約40平方キロメートル)もの広いエリアを指すバガンには本当にたくさんのパゴダがありますが、私のお勧めは草に埋もれた無名なパゴダ達。この緑と共に廃れた感じが、ラピュタ的!遺跡の雰囲気を更に良くします。
是非メインのオールドパガンだけでなく、その周辺の大自然のエリアをe-バイクや自転車で楽しんでください。貴方だけのお気に入りのパゴダや仏像を発見できるはず。
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中にはこんなにキュートな生き物達のいるパゴダまで。これ、絶対変わり者が建てたな……。
パゴダでのお祈りの仕方もインスタ映え!
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パゴダ内には、真剣にお祈りするローカルの方々がたくさんいます。私たち日本人も、宗派は違えど仏教徒。観光するだけでなく、彼らに習ってお祈りすることで文化をより感じられるのではないでしょうか?
1.ひざまずいて手を胸の前で合わせ(指先と手首を合わせ、蓮の花のつぼみを表す)
2.額の前に両手を持っていく。
3.両手を地面に置き
4.額を床につけてお参り。
これを3回繰り返します。(一礼=仏陀へ 二礼=仏陀の教えへ 三礼=僧侶へ)
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参道や境内では様々な物が売られていますが、その多くがお供え物です。花の飾りは仏像の前に供える場所があります。生きた小鳥や魚が売られているのは、逃がしてあげることで、功徳が得られると考えられているからです。
私の友人のミャンマー人は、お酒を飲む前に必ずそのお酒を土にもかけていました。これも、神様への感謝の記しだそうです。自分が信じる神様を選んで、水を飲む場所や蛇の口にお金を入れるために並ぶ人々。日本人の感覚に近いものもありますよね。
不思議な仏教国ミャンマー、行きたいパゴダは見つかりましたか?是非インスタ映えする写真を撮って来てくださいね!
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