【東京☆今夜はここで独り呑み】 ~麻布飯倉 土用の丑の日は創業200年の歴史を食す~
『家呑みよりも、気になる町で独り呑み』
今回は<麻布飯倉>に繰り出します。坂あり谷あり歴史あり。起伏に富んだこのエリアは町歩きにうってつけ。現在、港区立麻布小学校の周辺では再開発などの工事が始まり、散策願望を刺激されますが、進路は赤羽橋方面へ。





一品目は「うなぎの煮こごり」。口の中でとろけるゼリーのようなタレとホロホロのうなぎ…旨い!これで650円とは驚きの安さ。スタバのほうじ茶プラペチーノと30円しか違わない。お品書きに「野田岩ならではの逸品」と記されていた理由がわかります。
次は「鰻巻き」。一切れから注文できますが、その存在感は圧倒的。
たった一切れなのにお重に入って運ばれ、着物姿のお姉さんが「失礼します」と、フタを取って去っていきます。ふわふわの玉子焼きにやわらかいうなぎ。それを大根おろしと一緒に…もう美味しくないわけがない。これで540円!フレッシュネスバーガーのアボカドバーガー580円より安いなんて凄すぎる。
煮こごりと合わせて1000円チョットで2品うなぎを堪能したところで3品目。
うなぎ屋でどじょう?と思うかもしれませんが、「柳川(小:1100円)」は野田岩の人気メニューの一つ。しかも(小)を頼めば独り呑みにはジャストサイズ。昔から「ウナギ一匹、ドジョウ一匹」と言われるように栄養価は負けず劣らず。カルシウムはうなぎの9倍もあるし、ビタミDもたっぷりなので大満足。
ビールの泡も手伝ってお腹もイイ感じ。長居は無粋。そろそろシメようか…と思ったその時…「う~ん…」という声が…。振り向くと一人客の男性がちょうどうな重のフタを開けていた。そしてひと口食べて「うぅ旨い」と小声でつぶやくのを聞いてしまった。ヤバイと思って下を向くと、目線の先にあの箸袋の文字。サッと呑んでサッと帰るはずが…ここで「うな重」を追加注文。
(結局頼むんかい!)
さずがは「狐うなぎ」の五代目野田岩。もはや説明不要の美味しさです。勢いで「(2番目に大きい)山吹」を頼んでしまいましたが、30代以上の方なら「(一番小さい)菊」で十分だと思います。今年は猛暑が続くそうなので、土用の丑の日は……『家呑みよりも、気になる町で独り呑み』でいきましょう。
【今回のおすすめポイント】
▶店舗力:☆☆☆☆☆
▶商品力:☆☆☆☆☆
▶サービス力:☆☆☆☆☆
「五代目 野田岩」(麻布飯倉本店)
東京都港区東麻布1-5-4
03-3583-7852
午前11時~午後13時30分
午後17時~午後20時
※いずれも最終入店時間。
定休日:毎週日曜日サライ 2016-07-09 発売号
Fujisan.co.jpより
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