ポケモンのモンスターボールかよっ ハーバードの深海生物捕獲用ロボット
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ハーバード大学は、同大学のWyss Instituteが開発した『RAD Sampler』という深海生物捕獲用ロボットの動画を公開しています。
RAD Sampler: Rotary-actuated device for investigating delicate marine organisms (YouTube)
https://youtu.be/AKTPBWXhIhU
深海には柔らかい生物やゼラチン状の生物が多く、研究目的で捕獲するのが難しいという問題がありました。そこで、デリケートな体を持つ深海生物を傷つけることなく捕獲するために開発されたのが『RAD Sampler』です。「RAD」は、「Rotary Actuated Dodecahedron(回転作動する12面体)」の略称です。深海生物を無傷で捕獲できるように、5本のアームの内側に12面体があるという2重構造になっています。ポケモンのモンスターボールを連想してしまいますね。
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水深700メートルの深さでフィールドテストも行われました。実際には水深11キロメートル(1万1000メートル)の水圧にも耐えうる設計となっています。
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『RAD Sampler』には、深海生物の研究を行う海洋生物学者に新たな可能性をもたらすことが期待されます。海洋生物学者でなくとも、さかなクンのような魚類学者も喜びそうです。
深海にはまだまだ未知なる生物がいると言われていますが、『RAD Sampler』の開発が進めば新種発見のスピードも早まりそうです。
※画像:『YouTube』より引用
https://www.youtube.com/watch?v=AKTPBWXhIhU
※ソース:
https://wyss.harvard.edu/studying-aliens-of-the-deep/
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