「僕が終わるのは、僕の自由」 尾田栄一郎先生が『ONE PIECE』を「終わらせる時」について語る

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7月23日発売の『週刊少年ジャンプ』(集英社)34号に、人気漫画『ONE PIECE』の作者・尾田栄一郎先生のインタビューが掲載された。その中で、尾田先生は同作を「終わらせる時」について言及している。

「僕が終わるのは、僕の自由」

『ONE PIECE』連載21周年を祝い、新シリーズ「ワノ国編」へ突入した本編を盛り上げる豪華な企画が目白押しの34号。同誌の創刊50周年を記念した「レジェンド作家SPインタビュー」の第8回に登場した尾田先生は、1997年7月に連載を開始した当時を振り返り、決して順風満帆ではなかった連載当初やボツネタの重要性について語った。

また、「自分の作品が一番読まれたら嬉しい」と語る一方で、「僕は責任感が強くないんです」と雑誌の看板を背負っている意識はないと説明する尾田先生は、続けて「もし『ONE PIECE』を終わらせる時が来たら、編集部から『もっと続けてくれ』と言われたところで、それを聞く気もないですしね。僕が終わるのは、僕の自由」と、作品が完結するタイミングは自分で決めたい意志を示した。

「ストーリーがまだまだある」

となると気になるのが完結の時期だが、「まあ……終われないんですけどね。ストーリーがまだまだあるので」という尾田先生。コミックスの累計発行部数でギネス世界記録を持ち、ハリウッドでドラマシリーズ化も進行中の『ONE PIECE』だが、この先もまだまだジャンプを引っ張り続けていく存在でありそうだ。

インタビューでは他にも、共に15年間にわたり連載を続けてきた『NARUTO -ナルト-』の岸本斉史先生との関係や、ジャンプの「エースにはなるけど、キャプテンにはなれない」と語ったエピソードなどを明かしている。

このインタビューの完全版は、『週刊少年ジャンプ展VOL.3 公式図録』に収録される。『週刊少年ジャンプ展VOL.3』は、森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)にて2018年9月30日(日)まで開催中。

※画像は『週刊少年ジャンプ展VOL.3』にて撮影

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よしだたつき

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PR会社出身のゆとり第一世代。 目標は「象を一撃で倒す文章の書き方」を習得することです。

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