『ミッション』ファミリーは日本ラブ!『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパン・プレミアレポート!

『ミッション』ファミリーは日本ラブ!『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパン・プレミアレポート!

 いよいよ公開が8月3日に迫った『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』。トム・クルーズがノースタントで挑む、すべて本物(リアル)なアクションが、さらに過激にパワーアップしています! そして本作は、これまでイーサンが挑んだミッションがすべて繋がる。そんなストーリー性にも期待が高まっています。

 公開に先駆け、トム・クルーズがヘンリー・カヴィル、サイモン・ペッグ、クリストファー・マッカリー監督とともに、来日してくれました。今回は都内で行われたジャパンプレミアの模様をレポートします。

 レッドカーペットに現れたトム。神対応で話題の彼ですが、今回もファン一人一人と接するようにかなり時間をかけてレッドカーペットを歩いていました。トムだけでなく監督やヘンリー、サイモンもかなりの神対応っぷり。彼らは約2時間かけてファンサービスを行いました。

 ジャパンプレミアのステージには、作品の中で登場する同系列モデルのヘリコプターが設置されており、そしてプレミアのためだけにドイツから日本に送り届けられたという、本作仕様のBMW M5モデルがステージ脇に登場。イベントスタートと同時に、ヘンリー、サイモンそして監督が登壇。その後、霧に包まれたヘリからトムが登場し、会場は一気に湧き上がりました。

7663360432-IMG-0295.jpg

「日本大好き!」アツいメッセージを送ってくれたキャストたち

 黄色い歓声に包まれる中、トムは「よく来てくれました。こんなに暑いのに、温かい歓迎に感謝しています。ぜったい忘れないよ、日本大好きだ!」と熱いメッセージを送ってくれました。

 また、ヘンリー紹介時にトムが「あれ、ヘンリーは日本初めてだっけ?」と聞くと、ヘンリーは「違うよ。僕は日本の大ファンだ。僕はトムを上回るほど日本好きなんだよ」とコメント。今回はあまり時間がなかったようですが、次はもっと日本で過ごしたいと語ってくれました。「また戻ってきたい! 例えば、マッカリー監督作品で、日本で撮影なんてどうかな。もちろんトム主演で、サイモンにも一役買ってもらって(笑)」(ヘンリー)。 

 そしてサイモンは日本語で「こんにちは!」と挨拶してくれました。「日本に戻ってこれて嬉しいよ。日本が大好きです。この暑い中長時間待つってことはかなりクレイジーなことだよね。でも熱烈な応援に感謝しているよ」とコメント。最後にマッカリー監督は「この面子のあとの挨拶って、難しい。みんなに良いことをすべて言い尽くされてしまって、僕は言うことがほとんどなくなってしまったよ」と笑いながらも「日本大好き!本当に来てくれてありがとう」とコメントしてくれました。

プロでも危険なヘリ飛行へのこだわり

 一歩間違えれば命に関わる、CGゼロ、スタントなしでのアクションが注目を浴びていますが、そのこだわりについてトムは、設置されたヘリに近づき、機体を触りながら解説。「ヘリの操縦はかなり楽しめた。急降下してスピンもした。重力の関係性から一歩間違えると機体が壊れてしまう可能性もあった。でもヘリが僕の面倒をよくみてくれたので、無事に撮影を終えることができたんだ」と語ってくれました。さらにヘリの横に立ったヘンリーを崖に例え、「実際にこのくらい、断崖から数メートルしか離れていないところを飛行したよ。もちろん崖はヘンリーよりも硬いしね」と笑いながら説明してくれました。

「撮影中、トムと毎日顔を合わせることが特別だった」(ヘンリー)

 また、世界的に大成功を収めている同シリーズの初参加に対し、ヘンリーは「本当にこのシリーズの一員になれたことは光栄だ。コメディからシリアスなドラマまで幅広い演技をできる素晴らしい共演陣、そして最高の脚本家であるクリストファー監督と仕事できたことを本当に嬉しく思っているよ」とコメント。また、撮影中はトムと毎日顔を合わせていたというヘンリー。「トムは優しくて寛大な紳士。毎朝、 “おはよう!ヘンリー”、 “おはよう!トム”とファーストネームで呼び合う仲にまでなったことが、自分にとっては最高の経験だった」と語ってくれました。

7596245040-IMG-0371.jpg

人気キャラのベンジー、次はスタントの可能性もアリ!?

 シリーズを重ねる毎に役割が多くなってきているサイモン演じるベンジー。次はスタントもあるのでは?という質問に「実は、トムのマスクを身につけて、すべてのスタントをこなしたよ。大きな格闘シーンがあるんだけど、生きながらえるか是非スクリーンで確認してみて」とジョーク交じりに回答。また「ヘンリーが言ったように、みんなとの仕事は特別なことだった。超一流の役者、そして超一流の監督がいたからね」と語ってくれました。

 そんな共演者の言葉を聞いたトムは、毎日現場へ行くたびに感謝の気持ちでいっぱいだったと語ります。「素晴らしい俳優たちと一緒に仕事ができて幸せだった。クリストファー監督と仕事することも大好きなんだ」(トム)。

7665372624-IMG-0171.jpg

どうしたらこんな新しいアクションを思いつくの?

 危険なアクションシーンが織り交ぜられている本作。どうしたらこんなアクションを思いつくのか聞かれた監督は、「トムとは10年以上一緒に仕事をしてきたけど、正式に映画を作ろうと話したことはなかった。ずっと映画作りの話をしていて、それが中断されるのは、実際に映画を作っている時だった。何年もかけて話し合ってきたアイデアが、本作に詰め込まれているんだよ」とコメント。実際に本作の撮影中も「2年前にこのアイデアを話したよね。じゃあ実際にやってみよう」という形でアイデアを取り入れていったそう。しかし、前作の飛行機のスタントは、実は冗談で言っていたと明かした監督。「ジョークでいったつもりが、トムはやってみるよって。だから今後、冗談をいうのは気をつけなきゃいけないと思ったよ」(監督)。

 そして今回のヘリコプターのシーンについては、「ヘンリーもトムも僕だったら絶対にやらないようなことをやった。しかも演出するには、僕もヘリに乗り込まなくてはならないことに気づかされたよ。もう二度とごめんだ」と笑いながら語ってくれました。

 そして監督は今回初参戦のヘンリーに対し「素晴らしい俳優だと思う。本当はあまり知られていないかもしれないけど、イケメンでもあるんだよ。もちろんサイモンもユーモアがあって、ハンサムだ」とお茶目にコメント。トムに関しては「もちろん彼なしでは私たちはここにいないと思う。トムとの仕事はこれ以上楽しいことはないと思わせてくれる。トムには感謝しているよ」と思いを語ってくれました。

 最後にトムは「みんなが楽しめるものを届けたいという気持ちでやってきた。みんなの楽しみの一つとして僕を選んでくれてありがとう。温かい笑顔、そして素晴らしい会話をありがとう」と愛情たっぷりに挨拶してくれました。

 さらにトムは、マッカリー監督の妻と娘をステージ上に呼び「この二人の助けがなければ、この作品は完成していなかった。彼女たちは本当に素晴らしいんだ」と握手を送りました。誠実なトムに会場内は一気に魅了され、ジャパンプレミアは幕を閉じました。

(取材・写真・文/トキエス)

◆◆◆

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』
8月3日(金)公開

監督・製作・脚本:クリストファー・マッカリー
出演:トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヴィング・レイムス、レベッカ・ファーガソン、アレック・ボールドウィン、ミシェル・モナハン、ヘンリー・カヴィル、ヴァネッサ・カービー、ショーン・ハリス、アンジェラ・バセットほか

原題:MISSION:IMPOSSIBLE -FALLOUT
配給:東和ピクチャーズ
2018/アメリカ/147分

公式サイト:http://missionimpossible.jp/
© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

<STORY>
盗まれたプルトニウムを奪還するミッションを遂行中の”イーサン・ハント”は回収に成功するが、
捕まった仲間の命と引き替えに、敵にプルトニウムを渡してしまう事件が起きた。
イーサンとIMFチームは、標的となった<3つの都市>の”同時核爆発を未然に防ぐ新たなミッション”を受ける。
だがCIAは敏腕エージェントのウォーカーの同行を条件とした。猶予は72時間。
手がかりは”ジョン・ラーク”という正体不明の男の名前のみ。
情報を得るため、やむなく収監中の敵”ソロモン・レーン”の脱走に手を貸すが、
その影響で味方の女スパイ”イルサ”との信頼関係は失われてしまう。
イーサンを疑い始めたウォーカーが睨みを効かせる中でのミッション遂行は動きを制限され困難を強いられたが、
その確執は高まり、ついにイーサンはウォーカーとの対峙を迫られる。
やがてタイムリミットが刻一刻と迫る絶体絶命の中で、チームの仲間や愛する妻の命まで危険にさらされる等、
いくつもの<フォールアウト(影響)>がイーサン・ハントに降りかかる。

■関連記事
骨折したまま撮影!ド根性トムの仰天エピソード満載『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』記者会見
『万引き家族』世界を感動に包んだ父子再会!Q&Aイベントレポート
唯一無二の実写化映画が完成!『BLEACH』ジャパン・プレミアレポート

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. 『ミッション』ファミリーは日本ラブ!『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパン・プレミアレポート!

BOOKSTAND

「ブックスタンド ニュース」は、旬の出版ニュースから世の中を読み解きます。

ウェブサイト: http://bookstand.webdoku.jp/news/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。