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『INFOBAR xv』発売記念! デザインケータイの変遷を探る

「高機能・多機能化」が最優先の携帯電話全盛だった時代に、「機能と同時にデザインが起点となるケータイを作る」という志を掲げてスタート。“デザインケータイ”という新ジャンルを築き上げたのが「au Design project」(以下aDp)だ。

記念すべき第一弾として2003年、当時すでに注目を浴びていた深澤直人氏をデザイナーとして迎えて発売された「INFOBAR」は、タイル状のキーやNISHIGOIとして知られる斬新な配色で世界に大きなインパクトを与えた。

そして初代INFOBARの登場から15年。アニバーサリーイヤーを迎える今年、「INFOBAR」15周年の記念モデルが発表された。

その名は「INFOBAR xv(インフォバー エックスブイ)」。発売は2018年秋を予定している。

INFOBAR15周年

「INFOBAR xv」特設サイトはこちら

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これまで「TIME & SPACE」では、aDpが開発してきた量産モデルからプロトタイプモデルまで、数々の「デザインケータイ」の歴史を振り返る記事を紹介してきた。今回は、aDp発足のきっかけから初代「INFOBAR」誕生までの足跡を振り返ってみよう。

au Design projectの誕生!

「INFOBAR」

初代INFOBAR。写真左から「NISHIKIGOI」、「ICHIMATSU」、「BUILDING」

ディスプレイの解像度を上げ、カメラの画素数を増やす、どれくらい軽量化したか、といった数字がそのまま「ケータイの差別化」となっていた2001年当時。各社が当時、主流の折りたたみモデルのケータイを次々に発表し、しのぎを削っていた。

一方、イームズや北欧デザインなどに代表されるミッドセンチェリーデザインが再評価されるなど、1990年代後半から始まる世界的な「デザインブーム」のなか、日本でもデザイン感度の高い若者たちから「欲しいデザインのケータイがない」との声も。

当時、KDDIが掲げていた『Designing the Future』のスローガンにふさわしい活動として、なにをすべきか? ゼロから考えるところからそのプロジェクトは始まった。デザイン家電が世に出始め、Apple社のiMacのような“トガった”プロダクトが話題を集める背景から、デザイン性を求める人たちのための携帯電話をかたちにしようと、aDpは立ち上がったのだ。

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「ケータイのデザイン革命!「au Design project」誕生の知られざる構想」

INFOBARの原型はレゴ!? プロダクトデザイナー・深澤直人氏との出会い

深澤直人
プロダクトデザイナーの深澤直人氏

aDpが動き出した2001年、深澤氏は無印良品の「壁掛けCDプレイヤー」(2000年)でプロダクトデザイナー(使い勝手やビジュアルなど、数々のアプローチで製品デザインをつくり上げる仕事)として、その名が知られ始めた頃だ。

「人が『思わずしていること』を基点にデザインする手法に共感を覚えました。デザインのみならず、その文章や考え方もすごく魅力的で。最初の打ち合わせのときは感激でドキドキしました(笑)」(KDDI商品企画本部 砂原哲)

深澤氏のaDpの初仕事は、名機「INFOBAR」のコンセプトモデル製作だった。携帯電話にファッションアイテムとしての価値を持たせた作品は、バータイプモデル。メールを打ちやすいタイル状のキーを備え、折りたたみ型のケータイが主流だった当時の日本市場においては、大きなインパクトを与えたのだった。

レゴで作られたINFOBARのプロトタイプ
レゴで作られたINFOBARの最初のプロトタイプ

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「au Design project」はレゴから始まった!? プロダクトデザイナー深澤直人に迫る

初期aDpのコンセプトモデルたち

自動車メーカーが新車を発表する際、コンセプトカーをモーターショーなどに出展し、市場の反応を見ることはよく知られている。その手法を通信業界に初めて持ち込んだのが、今から16年前のaDpだった。2002年に最初の発表を行って以来、斬新なコンセプトモデルを次々と発表し、世間を驚かせる。

2012年までに製品化未製品化を合わせて、aDpには36を超えるコンセプトモデルが存在する。「TIME & SPACE」では開発プロジェクトを担当する砂原哲が、「INFOBAR」の発売前後、つまりaDpのごく初期に作られたコンセプトモデルを振り返りながら、コンセプトモデルの“生い立ち”について紹介している。

コンセプトモデル「ishicoro」
「ishicoro」(デザイン:深澤直人)

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