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子育てを終えた中高年よ、ミニバンではなくベンツの「Cクラスステーションワゴン」でどうだ!

▲「中高年ならではの車選び」を考えるとき、先進安全装備付きの輸入ステーションワゴンは絶対に外せない選択肢のひとつでは?その理由、ちょと話してみましょう

中高年が車を選ぶ際、重視すべきはこの4箇条!

まだまだ元気ではあるものの、若い頃とまったく同じようにはいかなくなる50代、60代。筆者を含むそんな中高年世代は車選びに関しても、昔とはまたちょっと違う「中高年ならではの指針」を持つべきだと考えている。

不肖筆者が考える「中高年ならではの指針」とは、とりあえず以下の4点だ。

1. つまらん車は買わない

(人生の残り時間を無駄使いしたくない)

2. 無駄に大きな車は買わない

(視力も衰えてきてるし、乗せる人の数も少なくなってきてるし)

3. ある程度「上質」な車を選ぶ

(ボロい車だと貧相に見えてしまうお年頃だし)

4. 先進安全装備の有無にこだわる

(加齢とともに凡ミスは必ず増えるので)

以上を踏まえ、過日はBMW 4シリーズ グランクーペならびに旧々型ポルシェ 911というドイツ車を推奨させていただいた。

だがしかし、その後よく考えてみたら「……中高年にはステーションワゴン、それも輸入車のやつが最適なのかも?」とも思うに至った。

次章以降、中高年各位に輸入ステーションワゴンをオススメする理由と、いくつかの推奨モデルについて述べていきたい。

▲確かにシブい色のシブい輸入ステーションワゴンはミドル世代に似合うのかもしれないが? 写真は現行メルセデス・ベンツ Cクラスステーションワゴン

「アクティブな感じ」と「フォーマル感」の絶妙なバランス

「高齢者=セダン」みたいな図式もあるが、あれは現時点での高齢者(70歳以上?)がセダンを好んでいるだけの話で、いま50~60代の人、つまり1950年代以降に生まれ、ザ・ビートルズやアメリカン・ニューシネマなどの洗礼を受けてきた我々の嗜好とは少々異なるはずだ。

かといってコンパクトカーでは、冒頭で挙げた「ある程度『上質』な車を選ぶ(ボロい車だと貧相に見えてしまうお年頃だし)」という条件に反する恐れがある。もちろん悪くはないのだが、積極的には選び難い何かを感じてならない。

となると、残る主な選択肢は「ミニバン」「SUV/クロカン」「ステーションワゴン」「いわゆるスポーツカー」か。

「孫を乗せて楽しむ」という観点からするとミニバンも気になる。しかし実際は、自分の車に孫を乗せる機会など年に数回あるかどうか。そんなレアケースのためだけに、無駄に大きな空間を用意するのはややナンセンスだろう。

となると「いわゆるスポーツカー」か? 良いと思う。それがお好みなら、前回推奨させていただいた旧々型ポルシェ 911をぜひご購入あれ。 ⇒前回のポルシェ 911はこちら

そして「スポーツカーはちょっと……」という人にはSUV/クロカンまたはステーションワゴンが推奨となるわけだが、結論から言うと、この両者はどちらでも良いと思う。

どちらも、老け込むにはまだ早い中高年世代のアクティビティというか、「アクティブであることへの意志」みたいなものを力強く後押ししてくれるだろう。また、たまに孫などを乗せる際にも重宝すること間違いなしだ。

だが今回、なぜSUV/クロカン推しではなくステーションワゴン推しにしたかというと、ポイントとなったのは「フォーマル感」の差だ。

▲密閉型のトランクを持つセダンほどではないにしても、SUVと比べるなら、ステーションワゴンというのは確かに中高年に似合う「ちょっとしたフォーマル感」はあるのかもしれない

SUV/クロカンならではの「快活な感じ」も、それなり以上に中高年にハマるはず。しかし中高年ともなれば、その持ち物や衣服などにはある程度の「フォーマルっぽさ」が欲しい。過度なそれは不要だが、「ややトラッドな感じ」を取り入れた方が、中高年のライフスタイルやビジュアルというのは締まるものだ。

そして「フォーマルっぽさ」の含有量はSUV系よりステーションワゴンの方が多いと考えられ、特に「輸入ステーションワゴン」であれば(車種にもよるが)ほぼ言うことなし。それゆえの、輸入ステーションワゴン推しなのである。

推奨株は先進安全装備付きの現行Cクラスワゴン

さて。では具体的にどの輸入ステーションワゴンを選ぶべきかというと……根本的には「お好みとご予算に応じてお好きなモノを」となるわけだが、いちおう不肖筆者の記者経験に基づく推奨モデルを挙げておこう。

現行メルセデス・ベンツ Cクラス ステーションワゴンでどうだろうか?

▲こちらがその現行メルセデス・ベンツ Cクラスステーションワゴン。後の本文では便宜上「W205」という型式名を使っているが、正確に言うとステーションワゴンは「S205」。まぁマニア以外は気にしないポイントですが! ▲5人乗車時のラゲージスペース容量は、旧型を5L上回る490L。リアシートの背もたれも60:40の分割可倒式から、より細かなシートアレンジが可能な40:20:40に進化している

ご承知のとおりメルセデス・ベンツのCクラスとは、AクラスやBクラスなどのファミリー系メルセデスを除けば「いちばん小さなクラス」となるモデル。ただしここ2世代ぐらいのCクラスは、そのサイズも存在感もすっかり立派になり、もはや「ミドルクラス」と呼ぶ方が似合う。

現行モデルはまずセダンが2014年7月に登場し、ちょい遅れて同年10月にステーションワゴンが追加された。

前身となる旧型(W204)も素晴らしい車だったが、現行型(W205)は「さらに素晴らしい車」になっている。走らせてみての感触も、そして内外装のデザインや質感なども「……これってCクラスじゃなくて、1コ上のEクラスなんじゃないか?」と勘違いしてしまうほどだ。

▲旧型Cクラスも後期型であればインテリアの質感はまずまずだったが、現行Cクラスのそれは「ちょっとレベルが違う」といった感じにまで向上している。「ほとんどEクラスか、もしくはそれ以上」と感じるはずだ

動力源にはディーゼルターボとプラグインハイブリッドも用意されているが、中心となるのは1.6Lまたは2Lのガソリン直噴ターボ。どちらを選んでも動力性能に不満はほぼ出ないはずなので、好みとご縁、そしてコンディションと予算で選べばOKだ。中古車相場は、走行3万km台までの物件に絞ると総額260万円~というイメージ。

ただ、先進安全装備類のパッケージオプションである「レーダーセーフティパッケージ」の有無にだけは絶対にこだわるべき。大半の中古車には付いているはずだが、たまにこれが付いていない中古車もあり、その場合は現行Cクラスの魅力が半減してしまう……とさえ言えるだろう。

現行型の全幅と価格がちょい気になるなら「旧型」という選択肢も

前章で挙げた現行型メルセデス・ベンツ Cクラスステーションワゴンは、我々中高年にとってほぼ非の打ちどころのない選択肢に思える。

が、いくつかの難点(というほどのものでもないが)はあるのかもしれない。

ひとつは「けっこうデカい」ということだ。

サイズ的に立派になったのは悪くない話であり、時代の要請でもある。しかし「全幅1810mm」というのは、都市部の狭い立体駐車場などではやや持て余してしまう場合もある。中高年的にはもう少しだけナローな方がありがたい……と思うケースも生じてくるだろう。

もうひとつは「やや高い」ということか。

前章で「3万km台までの物件の相場は総額260万円~」と言ったが、ボリュームゾーンとなるのは総額350万円以上。イケるといえばイケるが、ちょっと高いといえば高い、なんとも微妙な予算感である。

この2点が気になる中高年各位には「旧型Cクラス ステーションワゴン」という選択肢もぜひ提案したいところだ。

決して大ぶりなサイズのステーションワゴンではないが、リアシートを倒さずとも4個のゴルフバッグを収容可能。よほど大きくて大量の何かを載せる機会が多い人でない限り、特に問題はないはずだ。

▲こちらが旧型メルセデス・ベンツ Cクラス ステーションワゴン。2008年から2014年まで販売され、途中2011年5月に2000カ所以上の手直しをするビッグマイナーチェンジを実施。写真はマイナーチェンジ以降の後期型 ▲決して大ぶりなサイズのステーションワゴンではないが、リアシートを倒さずとも4個のゴルフバッグを収容可能。よほど大きくて大量の何かを載せる機会が多い人でない限り、特に問題はないはず

車全体のレベルは当然ながら現行型より少々劣るが、それは現行型が素晴らしすぎるからであって、このW204型が悪いという意味ではない。またディストロニック・プラス(アクティブ・クルーズ・コントロール)の制御も1世代分古いが、それでも十分以上に的確に、中高年の長距離高速巡航をアシストしてくれるだろう。

さらに旧型であれば全幅1770mmとまあまあナローであるため、都会の立体駐車場に止める際もさほど気を使わずに済む。

走行3万km台までの物件の中古車相場は、総額約100万円~と非常にお安い。が、これは前期型も含んでの数字。前期型が悪いわけではないが、各部の質感や走り、内装デザインなどがもたらす満足感などを考慮すると、オススメは絶対に2011年5月以降の後期型だろう。その場合は「総額150万円~」というのが目安となる。

そして旧型Cクラス ステーションワゴンでも「レーダーセーフティパッケージ」の有無には絶対にこだわりたいところ。ただし2013年7月5日以降のモデルは最廉価グレード(C180ステーションワゴン)以外は同パッケージが標準装備となり、同時に「EASY-PACK自動開閉テールゲート」も全車に採用された。それゆえ、これ以降の個体に絞って探すというのもひとつの手と思われる。

以上、ご同輩各位のまだまだ続くステキなカーライフのための、少しでも参考になったならば幸いだ。

text/伊達軍曹

photo/ダイムラー

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