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理想の家は「無印良品」で見つかりました。

理想の家は「無印良品」で見つかりました。

結婚したら、縁側がついている家に住みたい。そこで子供と本を読んだり、夜は夫婦でお酒を飲む。子育てが落ち着いたら老後は柴犬を撫でながらのんびり日向ぼっこ……というのは私の夢(全部妄想)。きっとみんな自分の住みたい家についての理想はあるはずです。

『決めました。無印良品の家に』(ワニブックス)の著者である川原亜由子さんもそんな理想を抱いていた一人。小さい頃から自分が思い描く家に住むのが夢で、結婚を機にマイホーム計画をスタート。夫と話し合い、3回の引越しを経て彼女が選んだのは、有名住宅メーカーの家……ではなく、「無印良品」が展開する家でした。

なぜ「無印良品の家」に行き着いたのか、その理由を素敵な写真と共にご紹介します。

「譲れないもの」って何だろう?

私たち夫婦は結婚当初から「いつかはマイホームを建てる」と決めていましたので、「無印良品の家」に住むまで、計3回引っ越しています。

当時の私が家に求めていたのは……

①12帖以上のリビング
②お客さんが来たくなる家
③広いキッチン
④駅から徒歩10分以内

というもの。ただ、これらをクリアした家でも住んでみるといろいろ希望が出てくるものです。3回の引越しを経験して、私たちは譲れないマイホームの条件を以下のようにまとめました。

①人からの視線が気にならない
②お客さんを10人ぐらい呼べるリビング
③窓から緑が見える環境

このように、家に対して譲れない点や妥協できる点は、実際に生活してみることで見えてくるものだと思います。理想の家は「無印良品」で見つかりました。© 2017 川原亜由子 リビングの広さは以前住んでいた家とあまり変わりませんが、必要以上にものを置かないなどの工夫で広く使えるようにしています。理想の家は「無印良品」で見つかりました。© 2017 川原亜由子

少し高い場所にあるので人の視線が気にならず、窓からの自然が見える場所。理想の土地を探すには、かなり根気が必要でした。

「住んでもいい」じゃなく
「住みたい」家を

私たち夫婦の趣味は写真です。そのこともあって「写真映えしてシンプルな家」というのは絶対条件でした。とはいえ、イチから設計事務所にお願いするのは金額的に厳しいし、建築の知識やセンスがない私たちが満足な家を建てられるかも不安。そこで、設計事務所ではなくハウスメーカーでの注文住宅の検討を始めました。

しかし、いざ資料請求してみると、メールや電話の営業がたくさん……。それだけで一歩引いてしまい、一度行ってみたかった住宅展示場にもなかなか足を運ぶ気になりませんでした。そもそも、資料を見て「住んでもいいかな」と思えるものはあっても「この家がいい」と思える家はなかったのです。

その点、「無印良品の家」はシンプルで機能的。素直に「住んでみたい」と思えるものでした。何といっても決め手になったのが「家づくり相談会」です。ガンガン営業されるのかと構えて行ったら、土地探しの方法や家や土地購入以外にかかる費用など、家づくり一年生の私たちに役立つことをたくさん教えてくれるものでした。

もちろん担当者さんやハウスメーカーとの相性もあるとは思うのですが、私たちにとってはちょうどいい距離感で相談しやすく、安心感が高い。大きな買い物だからこそ、担当者さんやハウスメーカーとの信頼関係は大切だなと考えさせられました。

「『無印良品の家』に住みたい」という気持ちは、このときから夫婦ともに固まっていたように思います。理想の家は「無印良品」で見つかりました。© 2017 川原亜由子

将来個室が必要になった時には、間仕切りや壁やパーテーションになる家具を置くなどで空間をつくり替えることが可能とのこと。

理想の空間へ近づけるために

フルオーダー住宅の難しい点は、コンセントひとつとっても考えなきゃいけないことがたくさんあること。そんな細かいところまで夫婦の意見が合うかどうかも疑問です。自分たちでイチから考えなくても素敵な空間になるのが「無印良品の家」の良さでした。

パンフレットやネットを見ていると、家の形が決まっていて間取りだけを自分たちで決められるのかなと思っていたら、間取りはもちろん、家の形も自分たちの好きなように決めることができたのです。

こだわりのない部分は、基本プランから選んで、こだわりのある部分はとことんこだわることができる……。このシステムは、「フルオーダーよりも楽をして素敵な家をつくりたい」という私たちのような人にピッタリだと思います。理想の家は「無印良品」で見つかりました。© 2017 川原亜由子

外壁の色ももちろん選べるので、白と青をチョイス。室内のインテリアも、この2色を基調としています。

ちなみに、私たちが選んだ無印良品の「木の家」(他にも「窓の家」、「縦の家」などがあり、それぞれテーマが設けられている)は、窓が大きく、壁が少ないつくりが特徴。一般的な木造の家は、強度を確保するため、何枚もの壁で部屋を仕切る必要があります。しかし「木の家」は、骨格自体に強度を持たせた、耐震のSE構法を採用しているため、空間の使い方が自由自在なのです。

開放的な家にしたかったので、1階はリビングのみ。2階もほぼ壁のないオープンスタイルにしました。庭を広く取ったので、家の広さはそれまで住んでいたマンションとほとんど変わりません。だからこそ、室内を広く感じられる開放感を大事にしました。

実際に住むことをイメージすると「ここはこうしたい」と希望が出てくるもの。プランの時点であれこれ質問するのはもちろん、実際に作業をしていただく工務店とのコミュニケーションも大切だなと実感した家づくりでもありました。

※この内容は、書籍『決めました。無印良品の家に』(ワニブックス)から一部抜粋、編集したものです。理想の家は「無印良品」で見つかりました。 『決めました。無印良品の家に』著:川原亜由子(ワニブックス)

30代共働き夫婦が「無印良品の家」を購入するまでの奮闘記。ごく普通の年収で知識ゼロから作った部屋のこだわり、収納のコツ、暮らしの工夫が公開されています。家購入を考えている人はもちろん、リノベーションしたい人へのヒントが多数掲載。「住みたい家」のアイディアが詰まった1冊です。Top photo: © 2017 川原亜由子Licensed material used with permission by ワニブックス

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