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岡田准一も興味津々! 「工場に適切なお金を払う」ファッションブランドの挑戦

岡田准一も興味津々! 「工場に適切なお金を払う」ファッションブランドの挑戦
J-WAVEで放送中の番組『GROWING REED』(ナビゲーター:岡田准一)。6月3日(日)のオンエアでは、ファッションブランド・ファクトリエ代表の山田敏夫さんをゲストにお迎えし、世界の一流ブランド作りに挑むメイドインジャパンの可能性に迫りました。

■「もともと50%オフ」の価格設定、なぜ?

山田さんが運営するファクトリエはメイドインジャパンの工場直結ファッションブランドとして、職人さんの情熱と技術を着る人に届ける商品を生み出しています。

ファクトリエを山田さんが作ったのは6年前。月の半分は日本全国の服を作る工場を周っていて、その数は6年で600カ所にもなるそう。現在はその中で、55の工場と服を作っています。

アパレルは普通、販売されるまでに商社や卸売会社、ショップなどだいたい5、6つ経由しますが、ファクトリエではその中間流通をすべてなくし、工場と直接やりとりをして、インターネットを通じてお客さんに届けています。これにより中間で発生していたコストをなくせるので、商品の価格を下げることができるのです。中間流通をなくした最大の理由は、「取り分を全部、工場に渡したかったから」だそう。

ファクトリエでは、他ブランドと同等のクオリティの商品をインターネットを通じて半額で販売していますが、それを実現可能にしたポイントがふたつ。

山田:ひとつがセールをしないこと。セール用で30%オフとかってことは、もともと30%分が価格に乗っているわけじゃないですか。あとはリアルなお店を持たずにインターネットにすることで、最初から50%引きぐらいに設定していて。宣伝広告費をかけず、セールをせず、リアルなお店を持たないことで、商品の値段は半分くらいになります。

■「工場の人たちに適切なお金を払おう」

どうして自分たちの利益よりも、工場の生産者たちに利益が出るようにしようというシステムを考えたのでしょうか。

山田:今まではどちらかというと「お客様は神様」と言われていました。「お客様が神様」ゆえに何が起こってたかというと、人は見えないものには乱暴になれるというか、その煽りを食ってたのは全部、工場でモノ作りをしている人たちだったんです。

日本の時給が例えば1000円だとすると、中国では約10分の1、ベトナムだと約20分の1、ミャンマーは50分の1、バングラデッシュになると100分の1になるそう。そのため日本の工場にも「中国と同じ値段でよろしく」といったように、ありえない値段で依頼されている現状があるそう。

山田:それを一回、変えて。海外に行くとメイド・イン・フランス、イタリー、ジャパンという3つは三種の神器っていうくらい尊敬されているんですね。
岡田:品質とか?
山田:そうです。さっきも僕はイタリアのバイヤーズ協会の副会長と会ってたんですけど、「たぶん素材で日本に勝てる国はないだろう」って言うくらい、グッチもエルメスもあらゆるところが日本の素材を使っているんです。

しかし日本の工場では賃金が低いこともあり若い人が入ってこず、儲けが少なくて赤字になっているという現状なので、まずは「工場の人たちに適切なお金を払おう」というのが、ファクトリエのスタートでした。

ファッションの分野から日本の職人や工場を応援するファクトリエ。工場で働く人たちが適正な給料をもらえる世界を作っていきたい、というのが山田さんにとってのチャレンジだと話していました。世界に誇るメイドインジャパンを守っていくために、山田さんの考えや活動は大きく関わっていきそうです。今後の活躍に要注目です!

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【番組情報】
番組名:『GROWING REED』
放送日時:毎週日曜 24時−25時
オフィシャルサイト: http://www.j-wave.co.jp/original/growingreed/

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