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きっとあなたが知らない「ニカラグア」

きっとあなたが知らない「ニカラグア」

みなさんは中米にあるニカラグアという国をご存知ですか?聞いたことはあっても訪れたことはないという方がほとんどではないでしょうか。中には初めて聞いたという方もいるかもしれません。

2018年の4月に起きた政府に対する抗議デモが各地で発生し、多数の死傷者が出たことでニュースになった国でもあります。

さて、今回はそんなニカラグアがどのような国なのか。自分のエピソードから紹介していきます。ちなみにニカラグアを訪れたのは2017年の10月。95回ピースボートクルーズの寄港地の1つとして訪れました。

きっとあなたが知らない「ニカラグア」

髙橋諒馬

1992年、大阪生まれ。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊の幹部として勤務するが、もっと様々なことに挑戦したいと思い退職。その後ヒッチハイクで日本縦断。バックパッカーとピースボートで世界を2周。現在はフォトライターとして活動中。

Twitter :https://twitter.com/R_TAKAHASHI0528/
Instagram :https://www.instagram.com/ryoma_takahashi0528/

 

ニカラグアの中で訪れた都市とルート、移動方法

ピースボートが寄港したのは小さな港町コリント。そこからバスでニカラグア第2の都市レオンへ行き、1泊。翌日バスで世界遺産レオン・ビエホを訪れて、タクシーでコリントへと戻るというルートでした。

ニカラグアのバス値段が非常に安く、1時間ほどの距離でも100円ほど。ただし時刻表があるものの、時間通りに出発しないことがあるので注意が必要です。

 

ニカラグアでのエピソード(人とのエピソード)

photo by Ryoma Takahashi

コリントに入港したピースボートを待ち受けていたのは、地元の人々の熱烈な歓迎でした。船が着岸すると音楽隊のパレードが始まり、みんなデッキに出ては手を振り今か今かと下船の合図を待っていました。

乗客の下船が始まると、今度は学生たちの音楽演奏とチアダンスが始まりました。一通りパフォーマンスが終わると、その後は大交流会。

お互いに記念撮影しあったり、船内で習ったスペイン語を駆使してコミュニケーションをとる人もいたりと、思い思いに交流を楽しんでいました。

 

ニカラグアでのエピソード(場所のエピソード)

photo by Ryoma Takahashi

ニカラグアを訪れた際にぜひ行ってほしい場所が世界遺産レオン・ビエホ。かつてのレオンは入植したスペイン人によってこの地に築かれました。

しかし、火山の噴火と地震によって街は破壊され、レオンは今の場所に移されることになったのです。現在では住居跡などが復元され、植民地時代の歴史を知るうえで重要な遺跡となっています。

そして、合わせて訪れたいのがマナグア湖。レオン・ビエホがあるモモトンボ村からすぐのところにあります。村の外れの小さな森を抜けると一気に視界が開け、目の前には雄大な湖が。

湖畔では馬が水を飲み、水鳥たちが飛び回ります。背後にはレオン・ビエホ誕生の原因となったモモトンボ火山がいまだに噴煙を上げ続けています。

 

知っておくべきキーワードは「サンディニスタ革命」

サンディニスタ革命とは、1937年から続くソモサ一家の独裁政権に対し、労働者や農民によって組織されたサンディニスタ民族解放戦線(FLSN)が1979年6月に蜂起し、臨時政府を樹立した事件です。

これを受けて中米諸国への革命の伝播を恐れたアメリカが軍事介入。反政府組織コントラに武器を供給する一方、キューバとソ連がサンディニスタ政権を支援。それにより内戦が長期化しました。

1980年代半ばから中米和平交渉の動きが始まり、国連監視のもと行われた1990年の総選挙でサンディニスタ政権は敗北し、この革命は終結しました。

 

ニカラグア旅行を楽しむためのアドバイス

photo by Ryoma Takahashi

ニカラグア旅行を楽しむのなら、ぜひ火山を訪れてみてください。ニカラグアは火山大国で、今なお活動を続ける活火山が多数存在します。

2015年にはモモトンボ火山が110年ぶりに噴火したことが報じられました。そんな火山ですが、ニカラグアでは主要な観光地となっていて、様々なアクティビティを体験することができます。マサヤ火山では沸き立つ溶岩を火口の縁から見下ろすことができ、セロ・ネグロ火山ではサンドボードが楽しめます。

現地の旅行会社がいくつかツアーを組んでいるので、そちらに参加するのがおすすめです。

ニカラグアの治安

photo by Ryoma Takahashi

2018年5月現在の外務省海外安全ホームページでは、国内全域で「レベル1:十分注意してください」となっています。中米諸国の中では比較的安全なニカラグアですが、単独行動や夜の外出は控えたほうがいいでしょう。

特に首都のマナグアでは旅行者を狙ったスリや強盗などが発生しているので注意が必要です。

また、政府に対する抗議デモが4月に発生し、今後も続発する可能性が考えられるので、常に現地の最新情報を調べるようにしましょう。

 

ニカラグアの物価

ニカラグアの物価は他の中米諸国と同様非常に安く、日本の半分以下と考えていいでしょう。500mlのジュースで70円くらい、屋台の食事だと1食200円くらいです。ドミトリーだと1泊10ドル前後からあるので、バックパッカーには優しい国です。

ニカラグアの通貨はコルドバですが、観光地では米ドルの少額紙幣が使用できます。ただし、おつりはコルドバで返ってくるので注意が必要です。

 

ニカラグアの美味しかった料理や食べ物

photo by Ryoma Takahashi

ニカラグアと言えばニカラグア牛。ビステク(ビーフステーキ)はぜひ食べてみてください。肉質は柔らかくてジューシーなのでいくらでも食べてしまえます。

ニカラグアの主食はとうもろこし。とうもろこしをすり潰して粉状にし、丸くして焼いたのがトルティージャです。フリホーレスという赤いインゲン豆を茹でたものと一緒に食べたり、ケソ(チーズ)を挟んで焼いて食べます。

屋台で手軽に食べられるので、ちょっとした軽食にも最適です。

 

ニカアラグアのエンターテイメントやアクティブティ

ニカラグアでは大自然を体感できるアクティビティがたくさんあります。先程紹介した火山でのアクティビティに加えて、熱帯のジャングルを探検するツアーや、最大の湖ニカラグア湖を遊覧するようなツアーもあります。

ビーチではサーフィンやパドルボートを楽しんだり、のんびりくつろいだりすることもできます。自分の興味に合わせてうまく現地ツアーを活用するとよいでしょう。

 

ニカラグアのナイトライフ

photo by Ryoma Takahashi

ニカラグアの主要な都市では夜遅くまで地元の人たちで賑わっているバーやクラブがあります。おすすめなのが名産品である葉巻を楽しむことができるシガーバー。ただし、夜の外出には十分注意が必要です。

ナイトライフを楽しむ際は、必ず複数人で行くようにしましょう。

 

ニカラグアのお土産

ニカラグアのお土産といえばやっぱり外せないのがコーヒーです。日本でもよく見かけるニカラグア産のコーヒー豆。現地で買うととても安いので、コーヒー好きな方はぜひ。

他にもラム酒や葉巻が有名です。「フロール・デ・カーニャ」というラム酒は世界で数々の賞を受賞し、世界中に輸出されています。ニカラグアの最高級葉巻「パドロン」は世界一の葉巻と言われるほどです。

そして、雑貨好きにおすすめしたいのがマサヤの民芸市場。カバンやアクセサリー、かわいい小物などなんでも揃います。カラフルな雑貨がたくさん並んでいるので、見ているだけでも楽しいスポットです。

 

ニカラグアのビザ

観光目的の日本人は、90日以内の滞在であればビザは不要です。ただし、この90日はグアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドルを含め4ヵ国での合計滞在日数になります。

また、入国時にパスポートの残存有効期間が6ヶ月以上必要です。

 

ニカラグアの基本情報(首都、通貨、言語、宗教、時間帯など)

首都:マナグア
通貨:コルドバ
言語:スペイン語
面積:130,370平方キロメートル
人口:615万人
宗教:カトリック、プロテスタン
時間帯:日本との時差は-15時間
気候:熱帯性気候

 

ニカラグアへの行き方(日本から行った場合)

日本からの直行便はないため、アメリカやメキシコで乗り継ぎ。

 

ニカラグアにある有名な世界遺産

世界遺産 レオン・ビエホ遺跡群とレオン大聖堂

photo by pixta

レオン・ビエホ遺跡群は、1502年にコロンブスがニカラグアを発見したのちにスペイン入植者たちによって作られた町ですが、1610年に起きた地震とモモトンボ火山の噴火によって町は壊滅してしまい、現在の場所に町を移動しました。レオン・ビエホとは旧レオンという意味です。

レオン大聖堂は1747年から19世紀初頭にかけて、グアテマラの建築家ディエゴ・ホセ・デ・ポレス・エスキベルの設計によって建設されました。

バロック様式から新古典様式の移行期に建てられ、その特徴を有した建物で、中央アメリカでは最大規模の教会です。

 

最後に一言

旅人たちの中でも訪れている人が少ないニカラグア。私自身もピースボートの寄港地になっていなかったら訪れなかった国かもしれません。しかし、訪れた人々を精一杯もてなそうとする温かい心や素朴な人柄に触れ、大好きな国の一つとなりました。

みなさんも機会があればぜひニカラグアを訪れてみてください。中米の印象が少し変わるかもしれませんよ。

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