監督・コーチから「授業より部活を優先しろ」との指示? 日大アメフト部の教育方針に「優勢順位がおかしい」「勉強をさせないと困るのは学生」と意見集まる

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日本大学アメリカンフットボール部による悪質タックル問題。2018年5月23日夜に内田正人前監督と井上奨コーチが記者会見を開き、前日の当事者選手の会見で相手選手を負傷させるような指示があったことを改めて否定しています。

そんな中、ある『Twitter』ユーザーがアメフト部の学生が5限の授業に来なかったという体験をツイート。さまざまな意見が飛び交っています。

日大アメフト部に関する、私の体験。
着任以来、5限の必修科目を担当してきたが、フェニックスの学生が授業にこない。
1年次科目を4年まで持ち越してそのまま退学してしまう学生もいる。
話を聞くと監督やコーチから「授業より部活を優先しろ」「45限は授業に出るな」という指導があるという。(続く)

(続き)あまりにひどいので、授業を優先するよう、学生にも指導し、部に対しても長い間、いろいろなルートから抗議してきた。
コーチの一人に直談判したこともあった。
結果。
「4限5限に必修科目を入れないこと」という通達が降りてきた。
因果関係はわかりません。

このツイートには「大学側の対応と根っこは一緒」「運動部は優勢順位がおかしくなる」という声があり、他大学でも運動部は優先されていており、後輩の指導のため留年する学生もいたという証言も数多く見かけました。ほかのユーザーは次のようにツイート。

そういや前に勤務していた大学のアメフト部は、5回生まで留年するのが当たり前だったな。新卒採用の就活はどうするのだろうとキャリア課に尋ねたら、「留年しても、アメフトで全国目指してたと言えば就職できる」と。大学の宣伝効果、体育会系思考、企業ニーズ、いろんな思惑が絡んでいる。

また、全米大学体育協会(NCAA)の日本版が必要という意見も挙がっていました。

こういうのも日本版NCAAできたらそこに通報するようにしたらいい。学生を守るために大学を公的に監視する取り組みを進めざるを得ない。

「最低限の勉強をさせないと困るのは学生」という意見もあった運動部の授業欠席。今回の問題は、学生の進路についても影を落としているといえるのではないでしょうか。

※画像は『YouTube』より
https://www.youtube.com/watch?v=RJqaiYgpmgk [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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